月別アーカイブ:2023年6月

私が、県希少野生動植物種保護支援員に登録されました。

 山口県は、2005年「山口県希少動植物種保護条例」を制定しました。
 この条例で、指定希少野生動植物種の指定を行うことが明記され、現在までに4種類の動植物を指定希少野生動植物種に指定しました。
 また、条例を基に、希少野生動植物種保護基本方針が策定され、この方針に、希少野生動植物種保護支援員制度の創設が明記されました。
 この支援員制度は、野生動植物種の保護に熱意を有する県民等を支援員として登録するものです。
 活動内容は①希少野生動植物種の保護活動②地域での希少野生動植物保護の普及啓発活動などです。
 昨年3月末現在、1194名の方が支援員として登録しています。
 私は、先日、希少野生動植物種保護支援員の申請を行い、5月31日付、第35009号として、私が支援員として登録されとの通知が届きました。
 私の元に、研修テキスト(入門編)と(応用編)などの資料が届きました。
 テキストと同時に送られてきた資料に「支援員だより」(2023年3月発行)があり、昨年取り組まれた支援員研修会の内容が報告されていました。
 今後、研修テキストを学びつつ、今後行われる支援員研修会に可能な限り出席していきたいと思います。
 私は、旧楠町の吉部荒滝という中山間地域で生まれ、今も、家族と細々農業を続けています。
 中山間地域ではありますが、私の子どもの頃から比較すると自然環境が悪化し、動植物の生息が少なくなっていることを感じます。
 先日、私が住む地域で野鳥の観察会があり、参加したことをきっかけに、野生動植物種に関心を抱くようになり、この程、県の希少野生動植物種保護支援員に応募しました。
 里山の一角の土地を保有する地権者の一人として、少しでも県内で野生動植物種が生息できる環境を支える役割が発揮できたらと感じています。
 人生の後半にさしかかった今、残りの人生、少しでも生物多様性を維持するための勉強をして、少しづつでも実践するための歩みを始めたいと思います。
 一人でも多くの皆さんが山口県の希少野生動植物種保護支援員になっていただけることを私からも切にお願いいたします。

昨年、米軍人等の刑法犯での検挙件数が山口県で13件、広島県で2件発していました

 5月31日、しんぶん赤旗日刊紙は、2022年度に県警が検挙した米軍人、軍属、その家族による刑法犯件数について次のように報じました。
 「政府は30日に閣議決定した答弁書で、2022年に県警が検挙した米軍人、軍属、その家族による刑法犯の件数が1都9県で計106件にのぼることを明らかにしました。在日米軍基地面積の約7割が集中する沖縄は最多の54件で全体の50%以上。海軍横須賀基地(横須賀市)や海軍厚木基地(綾瀬市、大和市)などを抱える神奈川県が17件、空軍横田基地がある東京都が14件、海兵隊岩国基地(岩国市)がある山口県が13件と続きます。参議院会派『沖縄の風』の高良鉄美議員の質問主意書に答えました。同答弁書によると、警察庁が把握している米軍構成員等による同年の道路交通法違反事件の検挙件数は全体で73件で、都道府県警察では沖縄県警が最多の53件(うち酒酔い運転3件、酒気帯び運転48件)と約73%を占めました。また、警察庁が把握している米軍構成員等による同年の交通事故(人の死傷を伴うものに限る)の発生件数も沖縄が9都道府県中で最多。全体の22件中10件(うち酒酔い運転を伴うもの1件、酒気帯び運転を伴うもの2件)でした。」
 高良鉄美参院議員の質問主意書への答弁書を見ました。山口県・広島県の発生件数を明記します。
 刑法犯に係る検挙件数 
  山口県13件 広島県2件
 特別法犯に係る検挙件数
  山口県4件 広島県1件
 道路交通法違反事件の検挙件数 
  山口県6件(うち酒気帯び運転6件) 広島県2件(うち酒気帯び運転2件)
 交通事故(人の死傷を伴うものに限る)の発生件数
  山口県0件 広島県1件

 山口県基地関係県市町連絡協議会は、昨年12月12日、岩国市基地所属の海兵隊員による窃盗等事件の発生を受けて、再発防止を求める要請を米軍岩国基地及び中国四国防衛局岩国防衛事務所に対して再発防止等を要請しています。

 同協議会は、2月3日、米軍岩国基地所属の軍属が、酒気帯び運転で、自損事故を起こした事案を受けて、米軍岩国基地及び中国四国防衛局岩国防衛事務所に、再発防止策を要請しています。

 同協議会は、4月3日、岩国基地所属海兵隊員が、駐車されていた市内の飲食店経営の50代女性の乗用車を盗んだ事案を受けて、米軍岩国基地及び中国四国防衛局に対して、再発防止策を要請しています。

 岩国基地所属米兵による交通事故・窃盗事件が昨年末から今年に入って頻発しています。

 綱紀粛正では解決できない状況となっています。

 同時に、昨年12月の事案では、地位協定が壁となり、県警による迅速な犯人の身柄拘束ができない実態がありました。

 また、被害者が被った被害に対する補償が迅速に行われないなどの問題があります。

 岩国基地所属米兵による犯罪を抑止していく対策と同時に、発生した事件に対し、犯人が日本人であった場合と同様に身柄拘束ができる体制の確立と、被害者が被った被害に対する迅速な補償ができる体制の確立が急がれます。

 私は、山口県警に、今年に発生した米兵による犯罪の実態について調査を依頼する予定です。

 結果が分かれば報告します。

 米兵犯罪に対する皆さんのご意見をお聞かせください。

 

 

日本共産党山口県委員会県活動者会議で発言しました

 昨日、山口市内で、日本共産党山口県委員会活動者会議が行われました。

 5名の青年党員の発言など多彩な発言に私も元気をいただきました。

 私が発言した要旨は以下の通りです。

   日本共産党山口県委員会県活動者会議で発言する私です

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 6回目の県議会に送っていただいた藤本かずのりです。山口県議団が3名に躍進したことを力に、大平よしのぶさんを国会に送ることに結実させたいと思います。まず、県議選の教訓について報告します。
 第一は、要求実現運動と結びついた選挙となった点です。宇部西高校残せとの署名に、2万人を超える県民がサインしました。西高教員OBの方から、50名近い教え子や教員を紹介いただきました。選挙中も、造園関係の車や若い方からの声援が多くありました。西高残すために藤本をとの後押しを感じました。今、県立大学付属高校設置の動きがあります。宇部西高校を県立大学付属高校にとの論戦を行ってまいります。
 二つ目は、藤本サポーターズの本格稼働です。サポーターズニュースは7号まで出され、サポーターに届けられました。共同代表の一人に、障害者当事者団体代表の松井恵子さんに就任いただきました。体調不良の中でも選挙前の集会に温かいメッセージを頂きました。選挙後の役員会にはご参加いいただき、7月23日に、県が制定した「障害がある人もない人も共に暮らしやすい山口県づくり条例」を学ぶ学習会を開催することが決まりました。サポーターズの活動を継続させたいと思います。
 次に、県議団の公約実現の取り組みについて報告します。
 第一は、県民の暮らしを支える公約実現の取り組みです。
 県議団は、5月9日、国から県に交付予定の54億円の重点交付金を給食費の無償化や中小企業や農業者の支援に回すよう求めました。
 第二は、自民党忖度政治の転換を求める公約実現の取り組みです。
 県議団は、5月15日、県議会へセンチュリーの貸出を止めるよう知事に求めました。この中で、県の黒塗り公用車2台は、昨年度30日程度しか稼働していないことが分かりました。自民党に忖度した貴賓車の保有及びセンチュリーの保有は必要ないとの論戦を続けていきます。
 第三は、戦争国家づくりの県内での具体化を許さない取組です。
 県内の自衛隊基地7カ所が、核兵器の飛来にも耐えうる核シェルター化の工事を行う対象であることが明らかになりました。県議団は、大平よしのぶ比例候補と一緒に、6月15日、中国四国防衛局に出向き、直接、事業概要を聞き、工事の中止を求める予定です。

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 今日、我が家は田植えです。

 生物多様性が維持される里山を守るためにも、ささやかながら我が家の農業を続けていきたいと思います。

 最近、鳥への関心が高まり、鳥に注目すると、トラクターを運転する私の横をツバメが猛スピードで行き交います。

 スズメやオオサギや大小のシラサギもやってきます。カエルやヘビなども動き出しています。

 里山は多様な生物の宝庫であることを実感する今日この頃です。

 山口県議として山口県の里山を守る農家の一人として、二刀流でこれからも活動を続けていきたいと思っています。

 引き続き、皆さんの県政全般に対するご意見をお聞かせください。

コロナ5類移行に伴い県内で約1億1440万円の食材がフードバンクに

 5月8日で山口県は、新型コロナウイルス感染者のうち、自宅療養者への食料等の送付を中止しました。
 私は、5月16日、県健康福祉部へ、次の2点の質問を行い、この程、回答が届きましたので報告します。
 質問 
  食料等を中止した時点での食料確保量及び相当金額又は主な食材の個数
 回答 
  〇中止した時点での食料確保量 約8800人分
  〇相当金額 約1億1440万円(8800人×13000円)
  〇主な食材の個数
   ・パックごはん 約8万8000食
   ・飲料水(500ml)約2万6400本
   ・カップ麺 約1万7600食
 質問
  確保した食料等をどのように処分したのか
 回答
  〇NPO法人フードバンク山口に提供
 率直に、1億円を超える食材がコロナ5類移行後、フードバンクに提供されたことは重大だと感じました。
 この食材は、コロナの患者に提供されるべきだったと思います。
 先日のブログに書きましたが、全国では、5類移行後も、宿泊療養施設を維持している都道府県が存在します。山口県が当面、患者さんへの食料送付を継続する選択肢はあったわけです。
 今後、コロナの9波も予想されます。また、新たな感染症が拡大する可能性もあります。
 今後、患者さんへの食材の提供のどのように確保すべきか検討する上で、今回の状況を調査し、記録に残し、今後の教訓とすべきです。
 私は、そのために、今回の実態を調査し、公表しました。
 子ども食堂や女性支援などへの食料提供はそのための対策を行っていくべきです。
 コロナ5類移行に伴い、患者に提供されるべき約1億1千440万円分の食材が、本来の調達目的とは異なるフードバンクに提供されました。
 この問題に対する皆さんのご意見をお聞かせください。

県立大学付属高校設置に向けて「県立大学高大連携の推進強化に関する検討協議会」開催される

 NHK山口放送局は5月30日、山口県立大学付属高校について次のように報じました。
 「附属高校の設置に向けて準備を進める山口県立大学は、30日、外部の有識者や県の関係者などを交えた協議会を開いて、今後の進め方などについて意見を交わしました。山口県立大学は、地域に根ざした高度な人材を育てようと、高校から大学までの7年間、一貫教育を行う新たな附属高校を設置する方針を示しています。これについて、30日、山口市にある県立大学の北キャンパスで、外部の有識者や大学、県の関係者などおよそ20人が出席して、附属高校の設置の進め方について意見を交わしました。協議は非公開で行われましたが、関係者によりますと、高校の設置について、生徒の県外流出を防ぐのに十分期待ができるとか、少子化の中で新たな高校をつくるのではなく、既存の高校を附属高校とするのが現実的だという意見、それに、私立高校の意見も聞くべきだといった意見が出たということです。山口県立大学の岡正朗理事長は、「高校と大学が連携することで、7年間をかけて山口県に必要な人材の育成や、郷土への愛着を育むことができる」と話しています。この協議会は、次は来月(6月)開かれ、県内の高校の特色や教育課程などについて、協議を行うということです。」

 協議会の様子は各社が報じています。

 朝日新聞は、5月31日「会合では、少子化が進む中、新設でなく既存の公立高校を付属校化するのが現実的だとの意見が委員から上がったという。また、岡理事長は取材に、検討対象となるのは県立大の近隣に限らず、複数校になる可能性もあるとの考えを示した。」と報じました。

 私は、県立大学付属校が、既存校であり、複数の高校もありうるという報道を読み、どうしても、県教委が進める高校再編計画との整合性をどう図っていくのか、県民に説明すべきだと強く思います。

 中国新聞は、5月31日「冒頭県立大の岡正朗理事長が『少子化と若者の県外流出が続いている。人材育成と県内定着の取組が可能となる付属高校の設置を選択肢として考えている』とあいさつ。」と報じました。

 ならば、宇部西高校を県立大学付属高校として存続させることについても検討すべきだと考えます。

 宇部西高校の卒業生は、県内定着する割合が高いことがデータでも明らかです。

 学校施設の有効活用という点からもいい方法ではないかと思います。

 皆さんのご意見をお聞かせください。

昨年度、集中管理自動車2台の合計利用日数は、56日と回答

 日本共産党県議団は、5月15日、村岡知事に「県議会へのセンチュリーの貸出し中止を求める要請書」を提出しました。
 要請書は、「集中管理自動車は、センチュリー2台の他、CX-8、クラウン2台、ティアナ、アテンザの5台あります。県議会への貸出しについては、センチュリー2台ではなく、他の5台で運用することは可能ではないでしょうか。」と指摘しています。
 5月31日、物品管理課が、要請書に対する文書回答とセンチュリー以外の集中管理自動車の利用状況を明らかにしました。
 文書回答の内容は、次の通りです。
 〇当該公用車は、貴賓車としてだけでなく、議会での運用も前提として県側において一元管理し、有効利用を図る観点から、貴賓車用務で使用しないときに議会へ貸し出しているものです。
 〇また、他の集中管理車については、各所属において様々な用務で利用しており、議会との共同利用は想定していません。
 2022年度のセンチュリー以外の集中管理自動車の利用実態は以下の通りです。
 マツダCX-8(知事車)256日
 トヨタクラウン(副知事車)84日
 トヨタクラウン(教育長車)58日
 日産ティアナ 来賓送迎等 7日、委員監査・災害査定等 23日 合計30日
 マツダアテンザ 来賓送迎等 10日、委員監査・災害査定等 16日 合計26日
 物品管理課の職員は、コロナ前の2018年度の日産ティアナとマツダアテンザの年間利用日数の合計は100日を超えていたと説明しました。
 また、2025年度に、2013年に購入したセンチュリー(貴賓車・副議長車)が更新時期を迎えることを明らかにしました。
 このセンチュリーの更新時期には何等かの検討が行われるものと思われます。
 更に、集中管理自動車以外の黒塗りの車が、議会に1台(クラウン・議会運営委員長車)と公営企業局に1台(車種不明・公営企業管理者車)あることも明らかになりました。
 私は、物品管理課からの回答を受けて次のように考えました。
 ①貴賓車の保有は中止する。
 ②議長車・副議長車は議会事務局所有に戻し、車種は、中型車にする。
 ③①②を前提に集中管理自動車の保有を当面4台にして1台を議会に戻す。
 ④2013年に購入したセンチュリー更新時は中型車として議会に戻す。
 そもそも、議会や県幹部に黒塗りの車がいるのかという議論は当然あります。
 また、2090万円のセンチュリーは裁判中です。私は、一審を支持しており、村岡知事は、2090万円を県に支払うべきです。
 これはあくまでも私の私案です。感想をお聞かせください。