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昨日までに県内で第6波で33人死亡。大半が高齢者であることが判明。

 27日のしんぶん赤旗日刊紙は、感染死者が急増している状況について次のように報じています。
 「新型コロナウイルス感染症の『第6波』で、高齢者に感染が広がり、命を落とす人が急増しています。1日当たりの死者数が22日には322人と初めて300人を突破しました。2月だけで死者は4千人を超え、25日までの直近1カ月は第5波で死者が最も多かった1カ月の2・5倍。昨年7~11月の5カ月の合計死者数を上回るなど、過去最悪の水準になっています。死者の大半は高齢者です。厚生労働省のまとめによると、コロナに感染し1月5日~2月22日に亡くなった人のうち、70歳以上が9割超にのぼりました。高齢者施設でのクラスター(感染者集団)の増加と関係しています。全国の高齢者施設で発生したクラスターは、2月20日までの1週間で437件(厚労省公表、24日時点)。1月初旬の階段から25倍以上に激増しています。学校や医療機関など全体のクラスター発生件数の中で、高齢者施設内での発生が最も多く、感染経路をまとめた集計でも、『老人ホームなどの施設内が4割を占めた』(『毎日』18日付)といいます。施設内でのコロナ感染死を防ぐ上で、重症化予防などに有効なワクチンの追加接種がカギになります。しかし、3回目を接種した人は全体で17.3%にすぎず、65歳以上でも44.3%(25日時点)です。高齢者や介護従事者への3回目接種の遅れ、検査体制の整備の遅れが、施設内に感染が広がる最大の要因となっており、対策を怠ってきた政府の責任は重大です。」
 山口県での死者数は、1月が7名、2月が、27日までで26名です。2月は、コロナ感染症での死亡者数が過去最多の月になることは間違いありません。
 昨日、県のホームページには、2月21日に死亡が確認された方から、年齢等が掲載されています。12名の死亡された方の年齢は、60代1人、70代2人、80代2人、90代6人、100代1人であり、県内でも死亡者の内、圧倒的に高齢者の割合が高いことが分かります。
 2月18日に開かれた山口県新型コロナウイルス感染症対策本部第37回本部員会議に2月17日までのクラスター発生状況が示されています。
 第5波でのクラスターは、33件、第6波でのクラスターは、69件です。第5波は、飲食店の割合が13%で最も多く、高齢者施設は1%でした。第6波は、高齢者施設が34.8%と最も多くなっています。
 山口県においても、高齢者施設の多くでクラスターが発生し、多くの高齢者の死亡者を増やしている状況が顕著です。
 2月26日現在の65歳以上の3回目ワクチン接種率は51.97%です。全国的には上位ですが、県内で約半分の高齢者の方が3回目のワクチン接種を済まされていない状況です。
 2月18日に行われた山口県新型コロナウイルス感染症対策本部第37回本部員会議で、高齢者施設の職員の3回目ワクチン接種は「今週末に概ね完了」とされていますが、進捗状況を担当者に確認したいと思います。
 同本部員会議で、「重症化リスクの高い高齢者施設やワクチン未接種である子どもたちが通う保健所・学校等でのクラスター発生の未然防止に資するよう、従業者の迅速な検査のための抗原検査キット(約1万5千人分)を配布」とあります。この取組みの進捗状況についても担当者に確認したいと思います。
 新型コロナ第6波で、昨日までに33人が亡くなられ、その殆どの方が高齢者だと思われます。
 高齢者の命をコロナ感染から守る対策の徹底が県内でも急がれます。
 この問題に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

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