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県に「小鯖太陽光発電所事業者による回答と説明会の開催」を要請

 12日、小鯖の自然を守る会の会議が開かれ、私は、9月議会の報告を行いました。

 私が行った報告の要旨は以下の通りです。

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 私は、9月15日、一般質問で、下小鯖のメガソーラーについて質問を行いました。
 8月13日の豪雨で、開発地内の法面が崩壊し、開発地周辺から濁水が流出しました。私は、地元住民は砂防堰堤の新設を求めていると質しました。
 松岡農林部長は、「要望のあった砂防堰堤については、当該地区における近年の災害の発生状況や下流の人家戸数等を踏まえると、現時点では、整備することは困難と考える」と答えました。
 私は、設置された監視装置や緊急告知装置は周辺住民が広く活用できるようにすべきと質しました。
 松岡農林部長は、「監視装置等の活用については、事業者と地元自治会が締結した協定等に基づき、双方協議の上で、検討されるべきもの」と答えました。
 下小鯖メガソーラーの開発に当たり業者は林地開発許可を県から受けています。県が業者に許可した要件に「30㎝ごとの盛り土の締め固め」があります。これが行われたのに、表土が崩壊したのですから、今後は、土砂が崩壊しないように私は、「新たな許可が必要だ。そのために事業者から林地開発許可の変更申請を求めるべきだ」と質しました。
 松岡農林部長は、「この程の盛土法面の表土流出については、記録的な豪雨により、緑化等が未完了の箇所において発生したものと考えている。現在、県では事業者に対して、セメントを利用した被災法面の強化など、施工方法の見直しを指示しているところである。この見直しに伴う許可条件の変更は必要ないことから、事業者に林地開発許可の変更申請を求めることはない」と答えました。
 下小鯖のメガソーラー開発地周辺に土砂災害警戒区域や土石流危険渓流があります。土砂災害警戒区域や土石流危険渓流周辺にメガソーラーの建設を規制するガイドラインや条例を制定すべきと質しました。
 三浦商工労働部理事は、「太陽光発電等の発電施設は、国が電気事業法に基づき規制しているものである。建設を規制するルールの制定についても、まずは国において検討されるべき」と答えました。

・・・

 小鯖の自然を守る会、7区橋本川水利組合、小鯖7区寺内4班は、山口県に、9月8日に「下小鯖太陽光発電所建設の防災工事拡充に伴う第4次要請事項のとりまとめ」を提出しました。

 県は、10月8日に回答しました。

 県は、次の要請項目は、「事業者と地元自治会が締結した協定等に基づき、双方協議の上で、検討されるべきもの」と答えました。

 ①防水壁と共同墓地の護岸工事の改善について

 ②緊急通報装置の改善について

 ③監視装置の改善について

 ④緊急告知放送の指揮命令系統の統一化について

 ⑤生活用水の安全性について

 ⑥農業用水路の共同清掃作業の荷重負担について

 10月27日に現地説明会が行われました。

 この際に、事業者は、上記の6点について、11月末日までに自治会等に回答すること、併せて、回答書の説明を開催することを承諾しました。

 12日の会議の中で、事業者による11月中の回答と説明会の開催が履行されるよう県に働きかけてほしいとの要望が参加者から出されました。

 私は、会議終了後、県森林整備課に対し、「自治会等への回答と説明会の開催の履行を事業者に伝えてほしい」と要望し、県は「事業者に伝える」と答えました。

 引き続き、住民の皆さんの声を関係機関に届けて行きたいと思います。

 メガソーラーに関わる問題について皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

 

 

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