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「県が管理する橋梁の点検結果等の公表基準」明らかに

 私は、2月県議会の一般質問で、上関大橋の損傷問題を取り上げました。
 その中で、橋梁の点検結果の公表基準の策定時期について質しました。
 阿部土木建築部長は「今後、橋の重要性や損傷の程度などによる公表基準を定めて、点検結果を公表する考えだ。早期に点検結果の公表基準を作成したい。」と答えました。
 土木建築部道路整備課は、この程「県が管理する橋梁の点検結果等の公表基準」を明らかにしました。
 公表の対象となる橋(2020年6月時点の橋梁数)は、①離島架橋(9橋)②長大橋、特殊橋(24橋)③重要物流道路上の橋・緊急輸送道路上の橋(1900橋)④跨線橋、跨道橋(81橋)、①~④までが特に重要な橋(2305橋)⑤その他(2305橋)です。
 橋の健全度は、①健全(1053橋)②予防保全段階(2755橋)③早期措置段階(511橋)④緊急措置段階(O橋)です。
 公表基準は以下の通りです。
 ①橋梁諸元や最新の点検結果(橋の健全度)、次回点検時期等の基本的な情報を全ての橋について、定期的に公表(毎年)
 ②基本的な情報に加え、部材毎の健全度、主な部材の損傷状況、主な補修の履歴及び予定等の詳細な情報を橋の「重要性」や「健全度(損傷の程度)」を考慮して、定期的に公表(原則、5年に1回の法定点検後)
 ③ただし、橋の通行に支障となる損傷が生じた場合には、情報を速やかに公表
 点検結果の公表予定や方法は以下の通りです。
 ①今年5月末に、基本的な情報(全ての橋梁)及び詳細な情報(離島架橋)を公表
 ②今後、順次、特に重要な橋などの詳細な情報を公開
 ③公表基準や点検結果、長寿命化計画等の情報を集約して、占用WEBサイトで公表する。(山口県道路整備課のホームページ内にある「やまぐちの橋メンテナンスまるごと情報」のバナーをクリック)
 上関大橋では、15年前の損傷が公表されていなかったことが大きな問題となり、私を含めて複数の議員が2月県議会の一般質問で取り上げました。
 その結果、県が管理する橋梁の点検結果等の公表基準が設けられることは、この問題を指摘した議員の一人として、率直に評価したいと思います。
 今後とも、県内の橋梁が適切に管理され、万が一、損傷が発見された時には、直ちに情報が県民に届けられる体制が維持されることを望みます。
 県が管理する橋梁の点検結果等の公表基準が明らかになりました。
 この問題に対する皆さんご意見をお聞かせ下さい。

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