「(仮称)阿武風力発電事業計画ちゃあなんか考える 白滝山ウインドファームを見てみよう会」(以下 見てみよう会)が8月28日に行われました。
下関市豊北町で風力発電事業を行っている白滝山ウインドファーム(株)は、2008年から風力発電事業を開始しました。
現在、2500kWの風車20基で発電しています。
白滝山ウインドファーム(株)は、3000~4500kWの風車を12基から17基リノベーションするために環境影響評価法に基づく計画段階環境配慮書を昨年4月22日に提出しています。
昨年5月31日、下関市長と長門市長が、意見を村岡知事に提出し、昨年6月21日に、村岡知事が意見書を提出しました。
見てみよう会で説明を行った江原下関市議は、白滝山ウインドファーム(株)が風車のリノベーションを行う理由について次のように述べました。
「国の固定価格買い取り制度は、2025年までに新規の施設であることを前提にしている。その後、20年間固定価格で売電できる制度である。この制度を利用しようとするために、会社は、全面的な風車建て替えに着手しようとしいる。」
江原市議は、風力発電が周辺環境に影響を与えているとして次のように述べました。
「粟野川でアユと青のりが激減している。風力発電事業との関連があるかどうか調査だ。」
白滝山ウインドファーム(株)の西本社長らの案内で、現場視察も行いました。
羽を入れた最大到達点は129メートル。近くで見学すると迫力を感じました。
中央の柱が、白滝山ウインドファームの風車の柱
阿武風力発電の場合は、148メートルですので、更に20メートル高い風車となります。
また、一基当たりの発電量が、白滝山が2500kWであるのに対し、阿武は、4200kWですので、白滝山よりも阿武の方が1基が相当大きな風車であることが分かります。
風車の近くでは、「ゴー」とした音が常時しています。
その理由について、西本社長は「タワー内の湿気を除去するために常にファンを回している」と説明しました。
風車が風を受けるために、向きを変える時の「ゴトン」という音をよく聞きました。
ハンドマイクで説明を行う西本社長(左端が私)
騒音に対して苦情はないのかと聞くと西本社長は「一番近くの民家で約1キロある。音に対するクレームはあまり聞かない。」と答えました。
阿武の計画では、2キロ四方に55戸があると言われています。
私は、風車と民家が近い程、騒音に対するクレームは生まれやすいと感じました。
見てみよう会では、阿武風力発電事業を引き続き考えていくことにしています。
私も会の方と一緒に、阿武風力発電事業について引き続き考えていきたいと思います。
風力発電事業に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
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