朝日新聞は、山口版で、「陸のイージス」を特集しています。
今朝は、花田憲彦阿武町長が登場しました。
実は、先日、花田町長と直接お話する機会があり、改めて、花田町長の誠実さに脱帽したところだったので、この記事を食い入るように読みました。
花田町長は、配備に反対する理由について次のように語っています。
「イージス・アショアが住民の生活圏とあまりに近いからだ。演習場から最も近い民家まで100メートル以内。数百メートルしか離れていない所には集落もある。ミサイル基地があれば、他国から攻撃される可能性が高まる。そういう所に住みたいと多くの人は思わなでしょう。移住・定住政策に影響を与え、まちづくりが深刻な打撃を受ける」
自らも自民党員としての立場について次のように語っています。
「国の政策だからすべて従わなければならない、というのはおかしい。それぞれの立場に基づいた自由な議論があって良いはずだ。迎撃ミサイルシステムの配備自体に反対しません。ただ、陸上に配備するなら最低でも住民の生活圏から離れた地域に立てるべきだ。(2019年2月に発足した)配備に反対する阿武町民の会は、有権者の半数超が会員になっている。町民からの判断は重く、自らの行動の力となっている」
今後の対応について次のように語っています。
「昨年12月、防衛省は『安全に配備・運用できる』として、むつみ演習場を『適地』とする再調査の結果を山口県側に伝えた。このとき、防衛省が示した資料や説明内容を精査している。疑問点が出てくれば、県や萩市と連名で防衛省に質問することも検討したい。配備反対の考えが今後もぶれることはない」
この記事を読んで、改めて、阿武町民の意思と花田町長の決意の重さを感じました。
花田町長の決意通り、イージス・アショアのむつみ演習場への配備が撤回されるよう引き続き、発言を続けていこうと、私自身決意を新たにしました。
今朝のしんぶん赤旗日刊紙に「シリーズ安保改定60年 第二部⑧」が掲載されていました。
この記事では、「イージス・アショア」配備問題を特集していました。
「イージス・アショア配備計画の撤回を求める住民の会」代表の森上雅昭さんは、次のように語っています。
「新型コロナウイルスの感染爆発で国民生活や医療現場、日本経済は危機に直面している。湯水のように米国兵器にお金を使っている場合じゃない。」
軍事評論家の前田哲男さんは、次のように語っています。
「米原子力空母でも新型コロナ感染が拡大しており、軍隊はコロナ危機に役立たないことを示した。緊急に対処しなければならないのはウイルスとのたたかいだ。軍事費の膨大な予算を投じるのは、見当違いだ」
私の所に、ある中小業者から「新型コロナウイルスの影響で売り上げが激減し、家賃が払えない。融資ではなく給付金を急いで支給してほしい」との要望や、あるダンススクールの経営者から「知事が示した休業要請に自分のスクールも入るのか。入るのなら協力金を早急に支給してほしい」などの声が寄せられています。
また、山口県内で、新型コロナウイルス感染症から県民の命を守るために、検査・医療体制を強化するために、必要な財政措置が急がれています。
しんぶん赤旗日刊紙には、「北朝鮮の弾道ミサイルを口実に、安倍政権が秋田・山口両県に配備を狙っている陸上配備型迎撃ミサイルシステム『イージス・アショア』。総額1兆円超の可能性がある、超高額兵器です。」と報じています。
イージス・アショアのための1兆円は、今、新型コロナウイルスの影響で苦しむ国民の医療や生活補償のために使うべきだと私は考えます。
それでも、イージス・アショアの配備を強行するのなら改めて、その理由を政府・防衛省は、地元住民に説明すべきです。
コロナ禍の中、総額1兆円超とも言われるイージス・アショアの配備を政府は強行しようとしています。
皆さんのこの問題でのご意見をお聞かせ下さい。
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