先週からNHK土曜ドラマで「少年寅次郎」が始まりました。
先週と今週分を録画で一気に観ました。
これだけ、涙を流したドラマはないというほど泣けてきました。
このドラマは、表題の通り、山田洋次監督の映画「男はつらいよ」のフーテンの寅こと車寅次郎の少年時代を描いたものです。
寅次郎のことは、よく知っていますので、なぜ、さくらと寅次郎はどのような生い立ちで兄弟となったのか。
なぜ、寅次郎の父と母は映画には登場せず、おいちゃん夫婦が登場するのか。
寅次郎には、秀才の兄がいたことなど知ることが出来ます。
そして、それぞれの物語は、戦争に突入する前後という時代背景の中で展開していきます。
そこが泣けてくるところです。
何よりも、寅次郎の出生とそれを支える母親の場面は、涙なしには見れません。
井上真央さんが母親役を藤原颯音さんが寅次郎の少年時代をそれぞれ好演しています。
特に、藤原さんの風貌は、寅次郎そのものです。
次回は、終戦前後の車家がどうなってしまうのかが描かれます。今から期待大です。
原作は、山田洋次著「悪童(ワルガキ) 小説 寅次郎の告白」です。
原作を探して書店へ。二軒目で見つけました。それも、倍賞千恵子朗読CD付きの特装版です。
車の中で、早速、倍賞千恵子の朗読を聴いています。
先日、「SDGs」の学習会に参加しました。
SDGsの理念は、「誰一人取り残さない」だと学びました。
社会から、捨てられそうになった寅次郎を支えようとする人々のドラマを見て、聞いて、この世界観こそ、まさにSDGsの理念そのものだと思いました。
映画「男はつらいよ」もまさに、このドラマと同じような世界観に貫かれているようにも感じました。
大人になった寅次郎は、社会からはみ出しそうになるが、それをしっかり支える人々が「男はつらいよ」で描かれています。
小説の前半で寅次郎がこんな回想をします。
「旅暮らしをしていた頃、あわや悪事に手を出すとこだってあったんですが、そんなとき目の前にふと浮かぶのはおふくろ、つまり育ての母親の優しい姿でした。ああ、あの人を悲しませちゃあいけねえ、それだけは人間として許されねえ—そんな殊勝な気持ちが私を何度も危ないところから救ってくれたような気がいたします。」
誰にでもこんな存在がありますね。
一人ひとりにこんな存在の人がある社会を作っていかなければならないのでしょうか。
そんなことをドラマと小説から考えさせられました。
さあ、今日は決算特別委員会二日目です。
倍賞千恵子さんの朗読を聴きながら、県議会に向かいたいと思います。
皆さんにとっても寅さんの想い出をお聞かせください。
ドラマ「少年寅次郎」の感想もお聞かせください。
もちろん県政全般の要望についてもお聞かせください。
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