議員日誌

陸上イージス配備撤回など訴える

 中国5県の日本共産党は、24日、広島市の中国四国防衛局に対し、陸上イージス配備計画の撤回や米軍岩国基地の爆音軽減など21項目を要請しました。

 要請には、私と木佐木県議や宮内萩市議、岩国市議団ら地方議員ら32人と大平よしのぶ衆院中国ブロック比例候補、中林よし子参院鳥取・島根選挙区候補、高見あつみ参院広島選挙区候補らが参加しました。

中国四国防衛局交渉

中国四国防衛局担当者に要請書を渡す大平氏ら

 山口県関係では、まず、「山口県萩市むつみへのイージス・アショアの配備計画を撤回すること」を要請しました。

 宮内萩市議は、以前の萩市議会全員協議会で、「住民の理解は適地判断に含まれるのか」と質し、防衛省企画戦略課五味課長は「住民の理解は、適地判断の重要な要素だ」と述べました。

 5月22日、毎日新聞は、28日に原田憲治防衛副大臣が山口県に来るとの報道の中で、防衛省は「演習場が『適地』と地元に説明する予定」と報じました。

 24日の申し入れの中で、宮内萩市議は、「28日に原田防衛副大臣は、山口県に、演習場が『適地』だと説明に来るのか」と質しました。

 田中企画部地方調整課基地対策室長補佐は、「副大臣がどんなことを山口県に説明するか詳細を把握していないが、私たちは、住民の方々に、適地調査の結果を丁寧に説明して、理解を得ることが大前提だと考えている。」「現時点で、防衛省が、むつみ演習場を適地だと判断しているとは考えていない。」と答えました。

 24日、花田憲彦阿武町長は、陸上イージスについて「町をあげて反対している現段階は、到底地元の理解を得たものとは言えません」と断念を求める申し入れ書を原田防衛副大臣に手渡しました。

 萩市むつみへの陸上イージスの強行は認められません。

 岩国基地問題では、5月上旬に行われた岩国基地でのFCLPの事前訓練に関して「光学着陸装置を使用した実質的なFCLPが実施された可能性が指摘されている。今回、光学着陸装置が使用されたのか、使用されたのなら、なぜ、何のために使用されたのかを明らかにすること。」を要請しました。

 防衛省の担当者は、「この訓練は、FCLPの実施に当たり、通常訓練の一環で必要な訓練が行われたものと考えている。光学着陸装置に関することは、現在米軍に照会中である。」と答えました。

 広島県や島根県の参加者からは、米軍岩国基地所属機の低空飛行訓練の実態が語られました。

 広島県や岡山県の参加者からは、オスプレイが、平和公園上空や市街地上空を飛行している実態が語られました。

 また、航空自衛隊美保基地への空中給油機配備に対する要請も行われました。

 米軍と自衛隊が一体になって、中国地方で傍若無人な訓練を繰り返している実態が明らかにされました。

 陸上イージスや米軍岩国基地に関する皆さんの要望やご意見をお聞かせ下さい。

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