議員日誌

山口県公立小中学校のつり天井対策実施率は全国最低

 文部科学省は26日、全国の公立学校施設の改修状況調査の結果(4月1日現在)を発表しました。

 公立小中学校の耐震化率の全国平均は、98.1%。山口県は、94.1%で全国40位でした。

 山口県内の公立小中学校で耐震性のない建物が98棟残されています。

 公立幼稚園の耐震進化率の全国平均は91.0%。山口県は、78.7%で全国40位でした。

 山口県内の公立幼稚園で耐震性のない建物が10棟残されています。

 公立高等学校施設の耐震化率の全国平均は、96.4%。山口県は、99.6%で全国14位でした。

 山口県内の公立高等学校で耐震性ない建物が2棟残されています。

 公立特別支援学校の耐震化率の全国平均は、99.1%。山口県は、99.0%で全国40位でした。 

 山口県内の公立特別支援学校で耐震性のない建物が1棟残されています。

 公立小中学校の屋内運動場等における吊り天井の落下防止対策の実施率の全国平均は、95.0%。山口県は、81.2%で全国47位でした。

 山口県内で、吊り天井の落下防止対策が未実施の建物が89棟あります。

 公立小中学校の非構造部材の耐震点検・耐震対策実施状況は、点検実施率の全国平均は94.4%。山口県は、100%でした。

 耐震対策実施率の全国平均は、71.1%。山口県は、78.0%でした。

 山口県の状況を見ると、公立小中学校の耐震化率が全国40位と低位です。

 また、公立小中学校の体育館等の吊り天井の落下防止対策率が全国ワースト1というのは対策が急がれます。

 毎日新聞の取材に対し、山口県の担当者は、吊り天井の対策が遅れていることについて「地震が少ないために危機感が薄く、吊り天井まで手が回らなかった」と答えたと今朝の朝刊に書かれてあります。

 地震保険などで地震の発生が低いとされていた熊本県などの地域で甚大が被害が発生したことに鑑み、山口県でも吊り天井の対策を急ぐ必要があります。

 山口県内の学校施設の耐震化の実施状況について、みなさんはどうお考えですか。

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