私が責任役員を務めている宇部市吉部の常光寺で春の法座が行われました。
最初に、総代を代表して挨拶を行いました。
東日本大震災から5年に関わって挨拶した部分の要旨を掲載します。
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今年の3月11日で東日本大震災から丸5年が経過しようとしています。5年前のあの日あの時、私は、県議3期目が終わり最後の謝恩会に参加していました。何か大きな地震があったらしいと控え室に戻ってテレビで津波の最初の映像が映し出されていました。
震災が起きて3ケ月後の2011年6月、私は、岩手県宮古市にボランティアで行きました。日本で一番強い高さ10メートルの堤防がある田老地区にも行きました。この地域は堤防を遥かに超える37メートルの津波が襲いました。大震災は、全体で1万5千人の命を奪いました。
一昨年の秋(2014年9月)には福島原発の近くまで行きました。帰宅困難区域との境、福島県富岡町に行きました。帰宅困難区域は、昼夜帰れない地域です。地震の被害は軽微なのに、放射能の影響で家に帰ることが出来ない方々が今日でも12万人もおられます。
大谷光真前門主の著作に「世の中安穏なれ」があります。この最後に、「原子力発電所の事故について」という文章があります。
この中で大谷前門主は「自分は佛でないと自覚して、この世を生きることです。佛ではない私を凡夫と言います。凡夫の身と自覚したならば、必ず無知と欲望に引きずられるものとして、絶対安全とか永遠などと言うことはできないはずです。」と述べておられます。
震災から丸5年、6年目に入る今日、この前門の言葉を噛みしめたいと思います。
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福島原発事故から5年経過をしましたが、原発の再稼働が始まり、再び安全神話が跋扈しはじめました。
絶対安全はないとの認識に立ち、原発による発電からの転換が強く求められていると思います。
東日本大震災から5年。原発問題に関する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
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