今日、日本共産党山口県委員会地方議員会議が行われました。
その中で、吉田党県自治体部長から昨年度と今年度の国民健康保険料の状況が報告されました。
事業所得200万円、固定資産税額3万円、4人世帯(夫55歳、妻52歳、子ども2人)、収入は世帯主のみのモデルケースでの平成26年度の国民健康保険料と平成27年度の保険料の比較です。市部だけ比較します。
下関市は、40万6910円(年額)から40万6910円。宇部市は、40万10円から41万7175円。山口市は、37万7910円から37万7910円。
萩市は、39万7880円から38万2350円。防府市は、36万5820円から36万5820円。下松市は、34万8200円から38万3870円。
岩国市は、36万7236円から36万6916円。光市は、36万4160円から36万4160円。長門市は、37万350円から37万350円。
柳井市は、35万2750円から39万3260円。美祢市は、39万1100円から39万1100円。周南市は、38万1765円から40万1910円。
山陽小野田市が、43万3450円から43万2260円。
モデルケースで国保料が上がっているのが、宇部市、下松市、柳井市、周南市となっています。
2018年度以降、都道府県が国保の保険者になります。
県が示す「標準保険料率」のため、繰り入れで保険料負担を抑制している市町は、「不公平」という非難を受け、引き上げを迫られる可能性も生まれてきます。
国保の都道府県化によって、「保険料引き上げ」に拍車がかかることは必至です。
先ほどのモデルケースの場合、収入に占める国保料の割合は、宇部市の場合、ほぼ20%となっています。
これ以上、国保料が上がると、払えなくなり、資格証明書、短期保険証となり、医療を受ける権利が抑制されることが懸念されます。
そうなると、国保の都道府県化は、国民のための改革とはいいがいものとなります。
国保への国庫負担を抜本的に増やし、国民のための国保改革こそ必要な状況です。
国保問題でも安倍政権に私たちの命を任せるわけにはいかない状況が明らかです。
国保問題に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
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