米林宏昌監督の映画「思い出のマーニー」を子どもたちと観て来ました。
本作は、高畑・宮崎両監督が関わらない初のジブリ作品。
本作は、「借りぐらしのアリエッティ」で2010年の日本映画で最高の観客動員数を記録した米林監督が「『高畑・宮崎のいないジブリはこんなものしか作れないのか』とは言わせない」との決意で作成されたものだと映画のパンフレットにありました。
米林監督の企画意図には「『風たちぬ』『かぐや姫の物語』の両巨匠の後に、もう一度、子どものためのスタジオジブリ作品を作りたい。」と書かれています。
米林監督の決意が全面に出ることなく、根底に流れているようで、映画全体は、湿地を流れる涼風のような作品でした。
映画のパンフレットで作家の三浦しをんさんが「映画『思い出のマーニー』は、娯楽作品としても、より魅力的な装いとなった。謎めいた屋敷と、そこに住むマーニーの描写はホラー映画のようである。杏奈とマーニーの楽しい日々は冒険活劇の要素がたっぷりだし、マーニーの正体を探る局面では、ミステリーの緻密な緊迫感を味わえる。」と書いています。
私は、映画後半でミステリーの部分に心奪われました。
この醍醐味は、是非映画館でお楽しみ下さい。
杏奈の一夏の物語。理屈抜きに杏奈の成長に目を奪われる作品です。
子どもたちと、この作品でこの夏のいい思い出が出来ました。
読書好きの小学校4年生の娘がジョーン・G・ロビンソンの原作「思い出のマーニー」(角川つばさ文庫)を読んでいます。
娘が読み終わったら、私も読んでみようと思います。
この夏一押しの映画です。是非、皆さんもご覧ください。
ご覧になった皆さんの感想もお聞かせ下さい。
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