議員日誌

豪雨災害の復旧・復興に係る省庁交渉行う

 昨日、日本共産党島根・山口県委員会は、昨年夏の豪雨災害の復旧・復興に係る要望書を各所管大臣に提出し、担当者と交渉を行いました。

 それに先立ち、日本共産党山口県議団として、県内の諸課題について、各省庁の担当者からレクチャーを受けました。

 第一は、米軍岩国基地に関する諸問題です。

 その第一は、普天間基地のKC-130の岩国移駐についてです。

 普天間基地のKC-130の岩国移駐の時期が、今年6月からになったことについて、担当者は、「施設整備の状況と米軍の運用上の観点から日米で協議してこのような時期となった」と説明しました。

 次に、厚木基地の空母艦載機部隊の岩国移駐についてです。

 担当者は、2015年にも交代予定の原子力空母ロナルド・レーガンについて「艦載機部隊等の編成に変更はないと米側から説明を受けている」と説明しました。

 次に、オスプレイについてです。

 本土への配備の可能性について担当者は「仲井真沖縄県知事からオスプレイの本土への分散配置をとの要望が出されている。国は、出来ることは全て行うとの姿勢で対応していく」と答えました。

 オスプレイの本土への配備の可能性があることが明らかになりました。

 県内の二つ目の課題は、原発問題です。

 第一は、「エネルギー基本計画」における原発の新増設の位置づけについてです。

 担当者は、個人的な意見としながら「閣議決定に、『新増設』云々との表現は含まれないのではないか」と述べました。

 第二は、重要電源開発地点指定についてです。

 担当者は、「重要電源開発地点は、発電を開始する必須要件ではない」と述べました。

 中電が仮に上関原発を推進しようとした場合、規制庁の新基準をクリアできるかどうかが最大の課題であり、電源開発地点であるかどうかが、重要な問題ではないことが分かりました。

 県内の課題の3つ目は、下関北九州道路についてです。

 国交省の担当者は、「海峡横断プロジェクトとしての下関北九州道路の調査は行っていない」との見解を繰り返しました。

 県内の課題の4つ目は、公有水面埋立免許に関する問題です。

 国交省の担当者は、「延長申請への対応は、公有水面埋立法13条の2に基づき知事が判断するもの。知事に与えられた法定受託事務である。」との見解を繰り返しました。

 午後からは、豪雨災害の復興に係る要望書を提出し、各省庁と交渉を行いました。

 交渉には、島根県・山口県の地方議員と仁比参議院議員、石村中国ブロック国民運動委員長が参加しました。

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 中央が仁比議員。その右が私、左が石村さん

 山口県関係で明らかなになったいくつかの点について報告します。

 まず、早急に農地の作付が出来るようにするために、山口県と関係市が(仮称)連絡協議会を設置して取組を強化していることが明らかになりました。

 須佐保育園の移転改築に対する国の財政支援については、通常の災害復旧として、国の2分の1補助が実施される方向で、財務省と厚労省で調整がつく見通しであることが明らかになりました。

 本日は、午前中、日本共産党県議団として神奈川県を行政視察しました。

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 外国人学校生徒等への学費補助の説明受ける

 視察内容の第一は、外国人学校への支援制度についてです。

 神奈川県は、朝鮮学校について、平成25年度の経常費補助の予算計上を見送りました。

 しかし、26年度予算に、「外国人学校生等支援事業」を創設しました。

 神奈川県は、「国際情勢・政治情勢の不安定さが、母国・民族との関連を想起させ、子ども達の教育機会に影響を与えかねない。外国人学校に通う子ども達であっても、こうした不安定さの影響を受けることなく、安定的に教育を受ける機会を確保する必要がある」として外国人学校の生徒等の学費を補助する制度を創設させたのです。

 朝鮮学校を含めた外国人学校に通う低所得層の子どもたちの学費を補助するもので、新年度1億7千万円の予算を計上しました。

 次に、基地対策について調査しました。

 まず、空母艦載機部隊についてです。

 所属部隊について、神奈川県の調査で、FA18が4部隊、E2-Cが1部隊、EA-8Gが1部隊、ヘリコプターが2部隊、C2Aが1部隊、合計9部隊で、第5空母航空団が構成されているとの説明がありました。

 次に、空母艦載機部隊が岩国に移駐した後の厚木基地は、現在の米軍と自衛隊の合計5900人が5000人になるとの説明が国から過去行われたと説明しました。

 次に、原子力空母がドナルド・レーガンに交代することについて、これまで国や米側から詳細の説明がないとし、「現時点では、評価していない」と説明しました。

 午後からは、神奈川県平和委員会の方の案内で、横須賀海軍施設を高台から見学しました。

 あいにくの雨の中でしたが、原子力空母・ジョージ・ワシントンが寄港している様子を見ることができました。

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 海上自衛隊の艦船の奥に原子力空母の先端が

 二日間、濃密な交渉や調査を行うことが出来ました。

 二日間学んだことを今後の県政に生かしていきたいと思います。

 引き続き県政全般に関する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

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