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帰省

 先日、ラジオから中島みゆきさんの「帰省」という歌が流れていました。

 私は、中島みゆきさんのファンを自称していましたが、ここ5年位でしたので、この歌は初めて聴きました。

 心に染み入る名曲です。やっぱり中島みゆきはすばらしいと実感しました。

 特に次の詞がいいですね。

 「機械たちを相手に言葉は要らない
 決まりきった身振りで街は流れてゆく
 人は多くなるほど 物に見えてくる
 ころんだ人をよけて 交差点を渡る

 けれど年に2回 8月と1月
 人は振り向いて足をとめる 故郷からの帰り
 束の間 人を信じたら
 もう半年がんばれる」

 昨日のブログで紹介した、小池参議院議員と作家の重松清さんとの対談で、重松さんがこう語っています。

 「人は誰かとつながっていなきゃだめなんだと思います」

 重松清さんは、「働く人の貧困と孤立のゆくえ」というNHKの番組を通じて派遣村に通い派遣労働者だった青年と語った経験を語りました。

 私は、大学時代に学んだ「労働の疎外」という言葉を思い出しました。

 日本福祉大学の大木教授の「現代の労働と生活」を本棚から引っ張り出しました。

 大木先生は、労働の疎外とは「人間に特有のもっとも人間的な行為であるはずの労働が、人間とはほんらい縁もゆかりもない、動物的な行動に変えられてしまうこと」

 と定義しています。

 今、働くルールが破壊され、労働の疎外が進行しているのではないでしょうか。

 釣りバカ日誌の浜ちゃんに憧れるのも、職場で労働の疎外が広がっているからではないでしょうか。

 人間らしく働けるルールを確立していくことは急務です。

 そんなことを中島みゆみさんの「帰省」を聴いて、そして、重松さんの対談を読んで感じました。

くちぶえ番長

 1月10日付けのしんぶん赤旗日曜版で参議院議員の小池あきらさんと作家の重松清さんの対談が掲載されていました。

 重松清さんは私の大好きな作家の一人です。彼の作品の中では「定年ゴジラ」に泣かされました。

 急に彼の作品を読みたくなり、「くちぶえ番長」を読み始めました。

 ツヨシが小学校の頃を思い出す作品です。ツヨシが4年生の時、クラスにマコトが転入して再び転校していくまでの物語です。

 私は、小規模校だったので、転校生は少なかったのですが、思い出はあります。

 私の転校生の思い出はT君のことです。

 T君は小学校2年生の時に私たちの学校から転出していきました。T君のお父さんが農作業中の事故で亡くなられたことが転出の理由だったと記憶しています。

 T君とは、幼稚園1年と小学校1年の2年間だけの繋がりですが、様々な思いでがあります。

 T君は背が高く、声が高い子どもでした。どちらかと言うといじめられっこに属していたのかも知れません。

 冬に雪が降って雪合戦になった時、T君はいつも標的になっていたように思います。

 幼稚園の時に、冬は、弁当を保温機に入れていました。ある日、その機械が壊れて、みんなの弁当が食べられなくなりました。

 T君が戸を開けた時に、機械がボンと音を立てて壊れました。機械が壊れたのはT君のせいだとT君は責められました。

 今でもT君の小学校1年生の頃の顔を思い浮かべます。そして、T君が責められている姿を思い浮かべます。

 私は、T君が可哀そうだと思いながら、責める側には付かなかったけれど、守る側にも付かなかったように思います。

 そして、45歳になったT君はどこで何をしているのだろうと思います。

 そうそう、大学生の時に、私がT君の思い出を詞にして、先輩が曲をつけて一つの作品が出来たことを思いだしました。

 「ひょうろりとした体に 不似合いの高い声」こんな書き出しでした。

 これも懐かしい思い出です。

 重松清さんの「くちぶえ番長」は、誰もが通過した小学生の時代に、皆さんを連れ戻してくれる名著です。

 心がキュンとして暖かくなる作品です。今年は少し、重松清さんの作品も少しづつ読んでいきたいと思いました。

龍馬

 NHKの大河ドラマで龍馬伝が始まりました。

 祖母が大河ドラマのファンで子どもの頃からよく観ていました。山口県が舞台の「花神」とか「黄金の日々」の頃、70年代後半によく観ていたようです。

 私が小学校の高学年から中学生の頃ですね。

 それから、最近まで観なくなり、98年の徳川慶喜、04年の新撰組!、08年の篤姫は良く観ました。

 そして、今回の龍馬伝を含めて共通しているのは、維新物が好きだということです。

 今回の龍馬伝も大いに期待しています。ドラマと同時に、今、津本陽の「龍馬」を読んでいます。

 まだ一巻ですが、龍馬が高知でジョン万次郎と話し、江戸に出て千葉周作の道場で稽古し、佐久間象山の塾に通う様子が描かれています。

 鎖国から開国へ、江戸から明治へ歴史が音を立てて動く時代に、龍馬が世界を掴んでいく様子が手に取るように分かり、読んでいて心躍ります。

 龍馬伝に主演している福山雅治が、しんぶん赤旗のインタビューに、「龍馬は柔の人だったのではないか」と書いていますが、そうかも知れません。

 それでも情報も交通も不自由だった時代に、日本の最先端の情報を自分のものにしていく能力はすばらしいものを持っていたと思います。

 偏屈者の象山にも好かれるようなコミュニティー力を持っていたのだと思います。剛だけでは、薩長同盟をまとめることは出来なかったでしょう。

 「柔よく剛を制す」このことを龍馬から学びたいと思います。

 龍馬の生き方と維新の歴史をこの1年間、ドラマを見ながらしっかり学んでいこうと思います。 

今年最初の釣りは大漁

 子どもたちは明日から3学期が始まります。冬休み中に釣りに行こうという約束をようやく今日果たしました。

 我が家の男の子3人と二男の友だちのS君で、ホームグランドである長門市通に行きました。

 ホームグランドの魚たちは私たちを優しく迎えてくれました。

 10時前から釣りはじめ、約1時間と少しで、100匹を超える魚が釣れました。

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    次男がサビキ釣りで2匹をゲットしました

 長男と三男が投げ釣り。カサゴが少々釣れました。私と二男とS君は、サビキ釣り。まさに入れ食い状況でした。

 5つの針に2匹以上は当たり前。1匹だったらがっかりという感じでした。

 車に戻り、冷え切った体を温め、カップヌードルで腹ごしらえをして、再び挑戦。

 その後も順調で、午後も70匹以上の魚が釣れました。合計の詳細はよく分からない位ですが、180匹程度にはなりました。

 餌も無くなり、寒さにも耐えきれなくなり、2時過ぎに、通を後にしました。

 途中で、仙崎の食堂に入り、皆で食べたうどんは最高でした。

 S君と魚を分けて、先程、我が家に辿りつきました。

 今日は、アジとカサゴのフルコースです。数日食べるだけの量を確保しました。

 釣りを始めて数年になりますが、最高の釣果となり、みんな笑顔、笑顔でした。

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     クーラー満杯のアジが釣れました

知事選挙における地位利用の疑義に係る申し入れを行う

 本日、みんなの県政をつくる会(福江俊喜代表世話人)は、二井関成知事に対して「知事選挙における地位利用の疑義に係る申し入れ」を行いました。

 私を始め、日本共産党県議団の3名の議員が参加しました。

 昨年末、一部情報公開された岩国市の協議報告書(平成20年4月7日、愛宕山地域開発等に係る市長協議)には、県・国から意向確認がされていたとして、7項目が協議されています。

 この中に、「知事選までは愛宕山問題は封印することの再確認」という項目があり、県と市の協議結果は「了解」とされています。

 公職選挙法136条の2は、公務員等の地位利用による選挙運動の禁止を掲げています。「逐条解説・公職選挙法」(㈱ぎょうせい発行)によれば、「選挙の公正を害するような地位利用による運動であれば、事前たると選挙運動期間中とを問わず、許すことができないのは当然である」としています。

 申し入れ書は、「同年8月に行われた知事選挙を有利にたたかうために、国・県・市が愛宕山開発事業を遅らせていたとするなら、絶対に許されないことであり、重大である」「公職選挙法に触れる恐れがあることも指摘しなければならない」としています。

 その上で、次の3点を申し入れました。

 1、08年4月4日、岩国市と山口県の間で協議は行われていたのか。その内容はどのようなものであったのか。

 2、「知事選までは愛宕山問題は封印する」ということを県が市に確認したことはあるのか。また知事選まで事業を意図的に遅らせたことはあったのか。

 3、県・市が、知事選を有利にたたかうために事業を遅らせたのであれば、公職選挙法に抵触すると考えるが、いかがか。

 1について、藤部総務部理事は、「年度替わりで、県から市に出向き、あいさつ回り行ったが、協議は行っていない」と答えました。

 2について、藤部理事は、「そのような確認を市に行った事実はない。よって意図的に愛宕山事業を遅らせたこともない」と答えました。

 3について、藤部理事は、「2についての事実がないので、法に抵触しているとは考えていない」と答えました。

 「知事選挙まで愛宕山問題は封印するとのやりとりが仮に市と行われたとするなら、重大な問題だ」とする質問に対して、藤部理事は、一般論としては、「行政としては、あってはならないこと」と述べました。

 私は、情報公開された「協議報告書」の中に、市の課長が「県・国の状況を言うと」「米軍住宅適地調査の予算は国のほうでつけているので、知事選挙後(知事選8/21)に測量に入って、詳細を詰めていきたいという状況にある」との記述があることを紹介し「県からの働きかけがないのに、市が知事選挙のことを慮ることは考えられない」と指摘しました。

 これに小松次長は「知事選挙まで愛宕山問題は封印するとのやりとりを市と行った事実はない」との答弁を繰り返すのみでした。

 また、私は、一般論としながらも「知事選挙まで愛宕山問題は封印する」と言うことを県が市に言ったとしたならば藤部理事が「公務員としてはあってはならないこと」と述べたことを取り上げ、「県がこのようなことを発言したことがないと思うのなら、訂正を求めるなり、市に抗議すべきだ」と質しました。これに、小松次長は、「ここで出された内容は、あくまでも市の想定問答を前提にした会議での議論の一部のようなので、抗議する意思はない」と答えました。

 県はこれまで、一部情報が流出した内容は、「真偽不明」と退けていましたが、今度の文書は、情報公開請求を元に公開された公文書です。

 ここに書かれてある事実が無根とする今日の県の言い分に私は納得することはできませんでした。

 引き続き、様々な情報を照合しながら、解明していきたいと思います。

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 地位利用問題の申し入れ(前列右から二人目が私)

虎年考

 今年は、トラ年ですね。山口県の美祢市では、トラの化石が発掘されているそうです。

 約40万年から1万年前には日本列島にトラがいたそうです。
 しかし、そのトラたちは今、絶滅に瀕しています。ロシアと中国の国境に生息する野生のアムールトラは、500頭しかいないそうです。
 今年は、トラ年ですから、トラたちにもやさしい暮らしをしたいものだと思います。森を守り地球を守る暮らしを心がける年にしたいと思います。
 
 トラにまつわることわざも多数あります。「虎穴に入らずんば虎児を得ず」ということわざがあります。思い切った決断を促す意味です。
 経済や暮らしが大変な時期ですが、今年は、皆さんの暮らしを守るために、政治家として決断の時だと思っています。今年も、皆さんのお役に立てるように少しでも力を尽くしていきたいと思います。

 今年私は、マラソンに挑戦したいと思っていますが、皆さんもトラ年だけにいろいろなことにトライしていただいて、幸多き1年になりますように祈念しています。