私は、6月29日、一般質問で登壇しました。
今日は、宇部西高の募集停止問題について報告します。
愛媛県教委は、デザイン科単科校の松山南高砥部分校と伊予高を統合させる方針を撤回し、松山南砥部分校を単独で残し、新たにゲームクリエーションコースを開設し、現在40人の定員を80人に増やすことを決めました。
愛媛県教委は、「存続を求める関係団体を招いて対案を聴取していた」と報じられています。
私は、「宇部西高校の存続を求める会に集まった署名は2万910筆となった。県教委は、宇部西高の存続を求める関係団体を招いて対案を聴取すべきだ」と質しました。
木村副教育長は「『県立高校再編整備計画 前期実施計画』については、地域説明会やパブリック・コメント等を実施し、学校関係者や地域の方々からご意見を伺うとともに、県議会でもご協議いただいた上で、昨年12月に策定したものであることから、対案を聴取することは考えていない」と答えました。
私は「宇部西高校の証明書等の発行について、ただちに移管する高校を決めるべきだ」と質しました。
木村副教育長は「証明書等の発行や学籍に関する文書の保管などの業務を移管する高校については、現在、検討しているところだ」と答えました。
私は、「移管先の高校は宇部市内にすべきだ」と質しました。
木村副教育長は「移管先の高校については、現在、検討しているところだ」との答弁を繰り返しました。
私は、6月29日、一般質問で登壇しました。
今日は、県立大学付属高校に関わる諸問題について報告します。
県立大学は、「高大連携の推進強化に関する検討協議会」の設置の趣旨として、令和4年3月に策定した「山口県立大学将来構想」に基づき、県立の大学として担うべき人材育成機能の強化を図るため、付属高校の設置を含めた今後の高大連携の方策について協議するとしています。
私は、『山口県立大学将来構想』に『付属高校の設置』の文言がないのはなぜかを質しました。
松岡総務部長は「付属高校の設置は、『山口県立大学将来構想』に掲げる高大連携を推進するための具体的な取組方策の一つとして、構想策定後に大学において検討し、決定されたもの」と答えました。
令和5年6月策定の「第3期まち・ひと・しごと創生総合戦略(素案)には「付属高校の設置」が明記されていますが、令和4年12月策定の「やまぐち未来維新プラン」には、「付属高校の設置」の文言がありません。
私は、その理由を質しました。
松岡部長は「『やまぐち未来維新プラン』においては、『山口県立大学将来構想に基づく魅力ある学校づくりの推進』や『高大連携による実践的・体験的な教育』の充実を掲げている。県立大学では、こうした県の方針等も踏まえ、具体的な取組について検討し、付属高校の設置方針を決定したものだ。なお、『第3期まち・ひと・しごと創生総合戦略(素案)』は、付属高校設置方針の決定後に取りまとめたものだ」と答えました。
令和4年12月策定の「県立高校再編整備計画前期実施計画」では、宇部西高校を募集停止し、田部高校と厚狭高校を再編統合するなどとしました。
協議会で岡理事長が付属高校設置の必要性について、『若者が県外に流出するという現状を』変えるためだと説明したと報じられています。
私は「既存の県立高校を再編統合・募集停止する一方で、県立大学付属高校ならば若者の県外流出を防げるとする根拠を県はどう理解しているのか」質しました。
松岡部長は「県立大学では、付属高校の設置により、高校から大学までの一貫した教育を通じて、専門性の高い人材育成を行うとともに、郷土への愛着を高め、県内定着につながる流れをつくることができるとしている。県としても、本県が必要とする人材の育成や若者の県内定着をより強力に進める上で、有効な取組と考えている」と答えました。
6月9日、宇部西高校を存続させる会が提出した公開質問状に「宇部西高校を県立大付属校に」との項目があります。
県教委は、この質問に「お答えする立場に」ないと答えました。県立高校を改編する可能性がある問題です。
私は、「県立高校が付属高校になった場合は、パブリックコメントや地元説明会を実施すべきだ」と質し、「宇部西高校を県立大付属に」との質問への回答について尋ねしまた。
松岡部長は「パブリック・コメントについては、一般的に長期構想や計画等を策定する場合などに行うものであり、今回の付属高校の設置に当たり、実施することは考えていない。また、地元関係者等への説明については、今後、県立大学において、検討協議会の意見等も踏まえながら、必要に応じて適切に対応されるものと考えている。付属高校の設置については、県立大学において、検討協議会の意見等も踏まえながら、検討が進められているところであり、個別の高校について、県として見解を申し上げることは、差し控えたい」と答えました。
県立大学付属高校は、昨年12月に策定された「やまぐち未来維新プラン」に名言されていません。そして、今年の2月県議会の答弁で付属高校設置が名言されました。
私は、「昨年12月から今年3月までに、どのような付属高校設置の方針の議論をしてきたのか、県民に説明すべきだ」と質しました。
松岡部長は「今年3月に、県立大学が、付属高校を設置する方針について記者会見を行っている。その際に、検討経緯について、昨年3月に策定した『山口県立大学将来構想』に掲げる高大連携を推進するための具体的な取組を検討する中で、専門性の高い人材育成を行うとともに、県内定着につながる流れをつくるためには、高校から大学までの一貫した教育ができる付属高校の設置が有効な手段の一つと考え、県や県教委とともに議論を進めた結果、県立大学の付属高校を設置する方針とした』旨を説明しているところだ」と答えました。
「やまぐち未来維新プラン」を策定した昨年12月から今年3月までの間に、県立大学は、県や県教委とも議論を進めた結果、県立大学の付属高校を設置する方針を決めたことが明らかになりました。
昨年3月に策定された「県立大学将来構想」にも明記されていない、付属高校の設置をわずか数カ月で決めてしまうことはあまりにも性急過ぎる対応と言えます。
県教委は、昨年末に、宇部西高校などを廃校にする方針を決める時期とも重なり、付属高校の設置を決めるタイミングとしてはあまりにも配慮を欠くものだとも言えます。
そして、現在、2回行われている付属高校の設置を検討する協議会は非公開で、何が議論されているのか、県民には知らされていません。
あまりにも異例づくめの付属高校設置の経緯だと言えます。
私は、7月10日、県知事に対し、公文書開示請求書を提出しました。
公文書の内容は①公立大学法人山口県立大学が開催した第一回、第二回の山口県立大学高大連携の推進強化に関する検討協議会に関する資料及び記録の全て②県と公立大学法人山口県立大学が、付属高校設置に関して協議を行った際の資料・記録の全てです。
7月11日付で、村岡知事から、請求のあった「公文書の内容」のうち、①については、公立大学法人山口県立大学に事案を移送したとの通知が届きました。今後、①については、県立大学が開示決定等を行うことになります。
これら文書が開示されましたら、その内容について、本ブログで報告していきたいと思います。
県立大学付属高校の設置について、皆さんからの情報やご意見をお聞かせください。
昨日、浅田宇部市議とともに、篠崎宇部市長に対し、「人家戸数1戸からのがk崩れ災害対策事業の創設を求める要請書」を提出しました。
人家戸数1戸からの崖崩れ災害対策事業の創設を求める要請書を提出する私と浅田市議
対応した土木建設部の岡本次長らは、「要望の内容は受け取った。指摘された二つのケースは承知している。宇部市は、土砂災害警戒区域に指定されているがけ崩れの場合は、市単独で土砂の撤去を行っている。二つのケースは、どちらも指定されていなかった。まず、土砂災害警戒区域への指定を県にお願いしてほしい。人家戸数一戸からのがけ崩れの制度について、県が統一して創設して欲しい」などと話しました。
二つのケースを土砂災害警戒区域に指定を要望する点については、明日、県担当部局に私から要請したいと思います。
要請した内容を今後の市議会や県議会に反映していきたいと思います。
2023年7月18日
宇部市長 篠崎圭二様
人家戸数が一戸からのがけ崩れ災害対策事業の創設を求める要請書
県議会議員 藤本一規
市議会議員 浅田 徹
日夜、市民の福祉向上のためにご尽力いただいていることに敬意を表します。
さて、6月30日からの大雨で、宇部市内各所で甚大な被害が発生しました。
私たちは、7月5日に、「6月30日からの災害での宇部市吉部・万倉地区に対する要望書」を提出しました。
この要望書に対し、事業に着手していただいていることに対し感謝を申し上げます。
一方、この要望書で取り上げた吉部・黒五郎のIさん宅の裏山の崩落については、対応できる制度がないとの回答でした。更に、私たちの所に、万倉・芦河内のYさん宅の裏山崩壊に対する改修の要望も届いています。
現在、県内で行われているがけ崩れに対する事業は3つあります。
まず、事業主体が県の災害関連緊急急傾斜地崩壊対策事業です。これは、人家戸数が5戸以上です。
次に、事業主体が市の災害関連防災がけ崩れ対策事業とがけ崩れ災害緊急対策事業です。これらは、人家戸数が2戸以上です。
宮崎県高千穂町は、「高千穂町災害関連地域防災がけ崩れ対策事業」を実施しており、人家戸数が一戸から事業の対象としています。
宇部市におかれましても、人家戸数が一戸からの崖崩れ災害対策事業を創設していただき、6月30日からの災害で被災した、Iさん、Yさんなどへの補助を実施していただきたいと思います。
記
要請内容
宇部市として人家戸数一戸からのがけ崩れ災害対策事業を創設すること
以上
私は、6月29日に、一般質問で登壇しました。
今日は、公共事業の入札問題について報告します。
ダイヤモンド・オンラインは3月28日、岩国市玖西地区では「県発注の土木工事の一般競争入札を巡り、地場2社しか実質的に落札できない仕組み」があると報じました。
日本共産党県議団が、2019年以降の岩国市玖珂町・周東町の条件付き一般競争入札の入札結果を調査した結果、32件の入札の内、A社とB社が30件落札しています。
私は、この結果をどう受け止めているのか質しました。
片山土木建築部長は「県では、工事の発注にあたり、その規模や内容、難易度等を勘案し、条件付一般競争入札や指名競争入札などの入札方法を適切に選定している。このうち、一定規模以上の工場を対象とする条件付一般競争入札は、『公共工事の品質確保の促進に関する法律』等の趣旨を踏まえ、平成20年度に定めた県の要領に基づき総合評価方式を適用している。この方式は、価格と企業の技術力を総合的に評価し、最も評価の高い者を落札者とする制度であり、玖西地区の入札結果については、この方式により、適正に入札事務を執行した結果と考えている」と答えました。
2021年9月6日以降の落札率が90%前半に下がっています。これについてダイヤモンド誌は「N社が初めて入札に参加することをB社は知ることができないはずだが、B社はなぜか知っていたとみられる」と報じました。
私は「県は落札率が下がった理由をどうお考えか。県は、N社が入札に参加する事実をB社に伝えた事実ないのか」と質しました。
片山部長は「県が入札参加者に関する情報を外部の者に伝えた事実はありません。また、落札率が下がった理由については承知していませんが、入札参加者が工事ごとに判断して入札した結果と考えている」と答えました。
私は「一般競争入札を行うべき工事を分離分割し、指名競争入札での発注を増やすことで、玖西地区の寡占状況を回避すべきだ」と質しました。
片山部長は「県では、玖西地区に限らず、これまでも工事の規模や内容、難易度等を勘案し、県の要領に基づき、一般競争入札や指名競争入札などの入札方式を選定しており、引き続き、適切に運用していく」と答えました。
ダイヤモンド誌は「県建設業協会玖珂支部の支部長はA社のX社長で、協会支部には玖西地区の土木工事業者全25社のうち、10社しか加盟していない。非協会員の数社はこれまで加盟を希望しても排除されてきた経緯がある」と報じています。
山口県建設業協会定款の目的に「建設業の健全な発展を図る」こととあります。協会への加盟の排除は、建設業の健全な発展に反するものです。
私は「県は、排除の事実をどう認識しているのか。県内の建設業の健全な発展を図る観点から、県は、この問題で県建設業協会と協議すべきではないか」と質しました。
片山部長は「そうした報道があったことは承知しているが、民間団体の運営に関する事柄であり、県として、協会と協議することは考えていない」と答えました。
山口県建設工事等発注事務に関するコンプライアンス要綱に「入札参加者についての公表前における情報漏えい要求行為があった場合は、その内容を部局の長又は課、室若しくは出先機関の長に報告するものとする」とあります。また、その内容を記録し、土木建築部技術管理課長が年度ごとに報告するとあります。
私は「このケースは、不当な働きかけとして、記録されているのか」質しました。
片山部長は「ご指摘の件については、当時、職員から、不当な働きかけがあったとの報告は受けていない。また、今回、改めて調査したが、そのような事実はなかった」と答えました。
県内の入札が公正に行われるよう、今後ともしっかりチェックしていきたいと思います。
入札に関するご意見や情報がありましたら、藤本までご一報ください。
昨日、宇部市万倉芦河内のYさん宅を視察しました。
Yさん宅は、6月30日からの雨で、裏山が崩れました。
自宅裏と農業倉庫裏の二カ所の裏山のがけが崩れました。
Yさん宅の農業倉庫の裏山が崩壊しました。Yさんを救う補助制度を創設する必要があります。
現在、県内で行われているがけ崩れに対する事業は3つあります。
一つは、災害関連緊急急傾斜地崩壊対策事業です。
人家戸数は5戸以上です。
二つは、災害関連地域防災がけ崩れ対策事業です。
人家戸数は2戸以上です。
三つは、がけ崩れ災害緊急対策事業です。
人家戸数は2戸以上です。
つまり、現状では、一戸だけの被害であったYさん宅のがけ崩れに対する補助事業はありません。
私は、今朝から、一戸だけの被害であっても補助を行う事業が全国にないのか調査しています。
「高千穂町災害関連地域防災がけ崩れ対策事業補助金交付要綱」を見ていますが、これには、戸数の要件はないように思います。
明日にでも、町役場に確認をしてみたいと思います。
今回の災害で、一戸だけの被害で、苦しんでおられるのは、Yさんだけではありません。
宇部市吉部黒五郎のIさん宅も一戸だけの被害です。
私は、明日、日本共産党宇部市議団とともに、一戸だけに被害を及ぼしたがけ崩れに関しても、宇部市が補助を行う制度創設を提案する予定です。
その上で、山口県には、市町が一戸だけに被害を及ぼしたがけ崩れに対する補助を行った場合、2分の1県が補助する制度を創設するように求めていきたいと思います。
YさんやIさんの苦しみを救える行政になるよう、必要な要望を関係機関に求めていきたいと思います。
一戸だけに被害を及ぼしたがけ崩れに対する補助を行っている自治体の状況を承知の方は、私にその内容をお聞かせください。
私は、6月29日一般質問で登壇しました。今日は、デジタル行政に関連し、CIO補佐官について報告します。
私は、「今後、CIO補佐官の報酬や人数を見直すべきだ」と質しました。
永富部長は「本県では、シビックテックやAI、教育ICTなど各デジタル分野のトップランナーの方にCIO補佐官を委嘱し、その高い知見に基づき、知事に対して、県のデジタル改革の推進に当たっての非常に有益な助言・提言を行っていただいているところだ。各県が進めているDXの取組は様々であり、それによってCIO補佐官に求められる役割も大きく異なることから、その報酬や人数は単純に比較できるものではなく、各県において判断すべきものであることから、見直しは考えていない」と答えました。
私は、「3人のCIO補佐官がこの2年間で何日勤務しているのか」質しました。
永富部長は「3人で合計51日間の勤務」と答えました。
私は、「CIO補佐官について他の自治体の状況を見て不断の見直しを行うべきだ」と質しました。
永富部長は「まず、常勤化等というお話しがあったが、CIO補佐官に、我々日々業務のアドバイスを得たいわけではない。大きな取組の方向性などについて伺いたいと思っている。今のように、テーマを決めて準備してミーティングするような形が適していると考えている。非常に進んだ自治体は、今のデジタル分野は非常に幅広いので、それぞれの専門家を任命するような自治体も非常に多くて、CIO補佐官という名称ではありませんが、そいいう非常にたくさん任命されているようなところもあるので、山口県は、現在においては3人だが、必要性があれば増やすことも含めて、考えていくことになると思う」と答えました。
私は、今後、「それぞれの専門家を任命する自治体が非常に多い」と部長が答えた実態について、総合企画部部に再度問い合わせたいと思います。
その結果については、本ブログで報告していきたいと思います。
地方行財政の効率化が叫ばれるなか「デジタル」だけが別格化されることに対して、私は、引き続き、チェックの目を強めていきたいと思います。
デジタル行政について皆さんのご意見をお聞かせください。