昨日、日本共産党山口県委員会(佐藤文明委員長)と日本共産党山口県議団(木佐木大助団長)は、村岡山口県知事に対し「2019年度山口県の施策並びに予算編成に対する『日本共産党の提言』」を提出しました。
左端が村岡知事。右から二人目が私
提言は、10分野82項目です。その中から次の5つの点を重点要望としました。
①子どもの医療費助成制度の対象年齢を中学校卒業まで広げるとともに、所得制限をなくし、市町の取り組みを支援する
②国民健康保険会計に一般会計から繰り入れし、保険料を軽減する
③防災予算を抜本的に増やし、土砂災害危険個所における土砂災害防止施設の整備を積極的にすすめる
④若者の県内定住を支援するため、奨学金の返済制度を持つ中小企業に助成金(一人最大20蔓延、企業、県が折半)を支援する制度を創設する(広島、岡山両県が実施済み)
⑤すべての公立小中学校で30人以下学級を実現する。
村岡知事は、子どもの医療費助成制度の拡充については「遜色ない水準」との見解を繰り返しました。
災害に対する予算の確保について村岡知事は「着実に予算確保を行う」考えを示しました。
私は、30人以下学級の拡充について次のように発言しました。
「山口県は、小学校1年生の一部で、30人以下学級を実現している。『小一プロブレム』と同様『中一ギャップ』への対応が重要。全国5県が中一の生徒に対し30人以下学級を実現している。山口県でも拡充が求められている。」
30人以下学級の拡充に関しては、「拡充すればいいことは理解できる」との考えを示しました。
提言の中で、宇部市関連では山口宇部パワー(石炭火力発電所)計画の撤回を要望しています。
「日本共産党の提言」はパンフレットにして皆さんに配布しています。
パンフレット希望者は、本ブログのトップページからお問い合わせください。
落語CDつきマガジン「落語 昭和の名人 極めつき72席」(全25巻)の刊行がスタートしました。
第1巻は、「五代目 古今亭志ん生」です。
題目は「火焔太鼓」と「猫の皿」です。
マガジンに「火焔太鼓」のあらすじがこう書かれてあります。
「小道具屋の甚兵衛は商売が下手で、清盛の̪溲瓶だとか、岩見重太郎の草鞋といった怪しいものを仕入れては損あかりしている。そのくせ、売り物ではない火鉢を売ってしまったため、冬は寒くてしかたがないと女房は不満たらたら。」
道具屋夫婦の掛け合いが絶妙です。
マガジンに「猫の皿」のあらすじがこう書かれてあります。
「掘り出し物を買い付け、江戸で売りさばく男が主人公。川越の外れの茶屋で一服している。ふと見ると。店先の地面に高価な高麗の皿が置いてある。」
骨董品の買い付けをする男と茶屋の主人との掛け合いがこれまた絶妙です。
何と、ボーナストラックとして「志ん生、芸を語る」という昭和40年に録音されたNHKのインタビューが収録されています。
この中で、志ん生は「『笑わせよう』は了見違い。ただまっすく演じるのみ」と語ります。
私の仕事にも通じるところを感じました。
マガジンに寄席文字書家 橘左近さんが、志ん生の魅力についてこう語っています。
「私にとって落語の魅力は、志ん生の魅力にほかなりません。志ん生には、とにもかくにも『この人をずっと見ていたい』という気持ちが、噺の上手とかどうのということよりもはるかに勝っていました。これが六代目三遊亭圓生だと『本当に巧い噺家』という印象が強く、一言半句も聴き漏らすまいと緊張しました。ところが志ん生は、肩の荷が下りたかのようにふんわりと聴け、笑えました。志ん生が醸し出すそんな空気に浸りながらも、『いま見ておかないと、こんな噺家には二度と出会えないぞ』と感じていました。」
志ん生は、昭和48年。私が9歳の時に亡くなっています。
私たちの世代は、志ん生を生で聴くことはかなわなかったけれど、録音で聴くことができます。
この間、10程の演目を演じる志ん生を聴いてきましたが、志ん生のファンの一人となりました。
私もしゃべる商売です。少しでも志ん生から勉強したいと思います。
間というのは大いに勉強になります。
志ん生ファンの皆さん、好きな演目をお聞かせください。
今年は、車の中で、昭和の名人の落語を繰り返し聴く年になりそうです。
次回、六代目三遊亭圓生が今から楽しみです。マガジン付きなので勉強になります。
昨日、第160回の直木賞の選考会が開かれ、直木賞に、真藤順丈さんの「宝島」が選ばれました。
本ブログで感想を書いたように、「宝島」を昨年末に読み、真藤さんの「宝島」が直木賞を受賞することを願っていました。
応援する方が直木賞を受賞した経験は、久しぶりです。
「宝島」は、太平洋戦後のアメリカ統治下の沖縄を舞台にした物語です。
今日の朝日新聞の「ひと」で、真藤さんは、アメリカ統治下の沖縄の物語を描いたことについて次のように語っています。
「『腫れ物』扱いをして逃げるのは、潜在的な差別感覚を持つのと同じ。沖縄の問題は現代の問題。全身全霊で届ける」「米統治下という特殊な状況で起きることとを普遍化したのは、外の人間だからできた切り口。沖縄のことを考える一助になれば」
真藤さんは、現在の沖縄について朝日新聞のインタビューに次のように語っています。
「今は辺野古湾への土砂投入の件が注目されているが、沖縄には常にアクチュアルな、我々日本人が考えなければいけない問題がある。総合小説をやりたくて沖縄という器を借りました」
真藤さんは、「総合小説」と書いています。真藤さんの「宝島」を読んでいて、山崎豊子さんの小説を彷彿させものを感じました。
社会を全体で捉えた総合小説として「宝島」は第一級の作品だと言えます。
社会を全体で捉えようとしたときに、「沖縄という器」をいかんなく使っている小説だと感じました。
真藤順丈さん、直木賞受賞おめでとうございます。
次回の作品も大いに期待しています。
同時に、関係者の皆さん、「宝島」の映像化を期待しています。
真藤さんの過去の作品を読破したいと思っています。
真藤ファンの皆さん、「宝島」のお勧めシーンをお教えください。
真藤さんのお勧めの作品をお教え下さい。
地域住民の方から、市道西宇部妻崎線と県道宇部船木線に関する要望をお聞きし、宇部市道路整備課と県宇部土木建築事務所に浅田市議予定候補と一緒に伝えました。
要望箇所は、JA厚南前交差点付近です。
市道西宇部妻崎線のパチンコ店側の側溝が埋まっているという要望を宇部市道路整備課に伝えました。
側溝が土砂で埋まっている市道西宇部妻崎線
担当者は、「側溝内の土砂の除去が出るかどうか検討する」と答えました。
県道宇部船木線に関しては、一つは、JA厚南側に、老朽化した自転車が捨てられれており、撤去を求めました。
担当者は、「ただちに撤去する」と答えました。
二つ目は、パチンコ店側の側溝の草やゴミの除去です。
担当者は、「今後とも適切な維持管理を行っていく」と答えました。
側溝の草やゴミの除去を要望した県道宇部船木線
引き続き、市道や県道に関する要望がありましたら、私にお教え下さい。
昨日、浅田とおる市議予定候補の事務所びらきが行われ、44人の方々が集いました。
浅田とおる候補事務所びらきで挨拶する私
私が行った挨拶の要旨は以下の通りです。
・・・
浅田とおる市議候補の事務所開きにご参加の皆さん、県議選をたたかう候補者の藤本です。今日はありがとうございます。
西ケ丘で事務所開きができることに感慨ひとしおです。
私は、54歳になりました。私が、市議会議員候補に決まり、厚南の皆さんに顔見世して、どこに住むかの相談となり、当時、郵便局員だった
Tさんが、「西ケ丘に開いている借家がある」とおしゃり今、アパートになっている借家に住み始めたのが、1989年頃ですので、西ケ丘で生活を始めて今年で30年目になります。その後、結婚し、子ども4人に恵まれ、何と言っても、市議会議員・県議会議員として西ケ丘を始め、西宇部校区及び厚南地域の皆さんに大変お世話になってまいりました。
1991年から28年間、藤本そして真鍋さんと厚南地域で守り抜いた日本共産党の市議会議員のバトンを今度は、浅田とおるさんに渡すのが、今度の選挙です。今日が、1月14日です。市議会議員の投票日が4月21日ですので、残り3か月と少しと迫ってきた市議会議員選挙で、どうか浅田とおるさんに大きなご支援をお願いいたします。
浅田さんと昨年末の西ケ丘壮年会の忘年会に参加しました。初めての顔合わせです。そして、年明けの西ケ丘の新年会。驚く場面に遭遇しました。自治会の前の会計だったMさんが、浅田さんを各テーブルの皆さんに紹介して回っていただいたのです。浅田さんの人柄が西ケ丘に一気に広がった瞬間を私は目の当たりにしました。西ケ丘に広がった浅田さんの輪を厚南と厚東地域に広げきって必ずこの選挙勝利しましょう。
さて、私も今春の選挙の候補者です。4年前は本当に残念な結果でした。結果が出たばかりの頃は、地域の皆さんにお会いするのを避けたいような気持ちの時もありましたが、この4年間でも、西宇部校区人権教育推進委員協議会会長、厚南中学校PTA会長などの要職を私に与えていただきました。この4年間で、今まで以上に多くの皆さんと対話を重ねてきました。
その一つ一つを糧に、皆さんからいただいた声を必ず県議会に届ける決意です。まず、私を県議に送っていただいて、そして、浅田さんの勝利に繋げていきたいと思います。
県議も市議もいる西ケ丘を皆さんと一緒に実現したいと思います。
・・・
引き続き、県政・市政に対する皆さんの要望をお聞かせ下さい。
元旦に娘と映画「こんな夜更けにバナナかよ」を観ました。
上映前の予告で、2月1日上映開始の「七つの会議」があり、是非観たいと思いました。
映画の原作である池井戸潤の「七つの会議」を読みました。
久しぶりに池井戸潤さんの作品を読みましたが、一人ひとりの描写の鋭さと、テーマの重厚さに感服しました。
映画のチラシからこの物語の輪郭を引用します。
「都内のある中堅メーカー・東京建電。営業一課の万年係長・八角民夫はどこの会社にもいる、所謂『ぐうたら社員』。トップセールスマンである課長の坂戸宣彦からはその怠惰ぶりを叱責されるが、ノルマも最低限しか果たさず、定例の営業会議では傍観しているのみ。絶対的な存在の営業部長・北川誠が進める結果主義の方針の元で部員が寝る間を惜しんで働く中、一人飄々と日々を送っていた。ある日突然、社内で怒った坂戸のパワハラ騒動。そして下された移動処分。訴えた当事者は年上の部下、八角だった。北川の信頼も厚いエース・坂戸に対するパワハラ委員会の不可解な裁定に揺れる社員たち。そんな中、万年二番手に甘んじていた原島万二が新課長として着任する。会社の『顔』である一課で、成績を上げられず場違いにすら感じる原島。誰しもが経験するサラリーマンとしての戦いと葛藤。だが、そこには想像を絶する秘密と闇が隠されていた・・・。」
この文章の最後の「想像を絶する秘密と闇」を八角らが解き明かす辺りが、エンターテイメントとミステリーを融合した素晴らしい作品になっています。
映画のチラシは、「働く事」の正義とは?そして守るべき信念とは何か?を問うと書いています。
これ以上書くとネタバレになるので、書きませんが、映画としてこの物語を堪能したいと思います。
2月が楽しみです。
堤未果さんは「日本が売られる」の中で、ウォール街の価値観を「今だめカネだけ自分だけ」と書いています。
その上で、「かつて経済学者あ眉をひそめて問題視した『資本主義の社会的費用』は、今では取るに足らないことになった。」と書いています。
このような中、私が最近注目したのは、りそなHDが昨年11月に発表した「社会的責任融資に向けた取り組み」です。
りそなHDは、「社会的責任」を果たすため、核兵器製造企業などには融資しないことを明らかにしたのです。
働く事の正義とは、この辺りにあるのではないかと私は考えます。
池井戸潤さんの小説から、そして近日公開の映画「七つの会議」から、企業の社会的責任とは何かを考えてみたいと思います。
池井戸潤さんの小説を引き続き読みたくて、下町ロケットシリーズを初刊「下町ロケット」を読み始めています。
池井戸ファンの皆さん。池井戸さんの魅力やお勧めの本をお教え下さい。