藤本かずのりサポーターズ はじめました

新着情報

和光同塵

 昨日の読売新聞に、特別編集委員の橋本五郎さんのコラムが掲載されていました。テーマは老子と政治。福田首相の座右の銘は、「光而不燿」だとあります。『老子』58章にあるそうです。己に知恵の光があっても、ことさら人にむかって輝かすことはしないという意味だそうです。

 24章には、「跂(つまだ)つ者は立たず、跨(また)ぐ者は行かず」とあるそうです。つま立ちすると、一時的に背は高くなる。しかし、そのような不安定な状態は持続できない。大股で歩くと一時は早く進む。しかしすぐ疲れて長続きしない。橋本さんは、この言葉は、「安倍内閣が想起される」と述べています。

 私が、これだと思ったのは、「和光同塵」でしょうか。56章にあるそうです。「其の光を和らげて、其の塵に同ず」

 己の知恵や才能を世にあらわそうとせず、その光を内に包んで和らげ、世俗の塵に同調する。

 「指導者然と構えて人を見下すような態度をとってはならない。聡明・英知を内に隠しながら衆人の中にとけこみ、囚人と苦楽を共にする。そうすれば知らず知らずのあいだに人々の敬愛を一身に集めるようになるだろう。」と橋本さんは解説しています。

 私は、当然、「和光同塵」とはいきませんが、こうありたいと思える言葉です。

 今日は、朝から、自治会の「ふれあいまつり」です。この言葉を胸に今日も一日を過ごしたいと思います。

保育園の運動会が終わりました。

 昨日夕方は、知事とのふれあいトークが宇部市で開かれ、参加しました。「地球温暖化」がテーマでした。私も委員会で取り上げましたが、県独自の個人住宅などに対する太陽光発電施設の助成金を創設してほしいとの要望が出されました。県は、是非、決断すべきです。

 また、公共交通機関の維持・拡充についても多くの方から指摘されました。特に山口県は、中山間地域が多く、切実な課題です。地球温暖化という大きな視点で考えても必要な施策です。この問題は、国での政策の再構築が必要な課題ですが、同時に、山口県としても今進めている政策を更に前進させていく必要があります。

 今日は、保育園の運動会でした。三男にとって最後の運動会です。恒例の竹馬も失敗せずに出来ました。特に、成長を感じたのは踊りでした。みんなの中心になって実に生き生き踊っている姿を見て頼もしく感じました。

 午後から妻が映画に行きたいというので、子守り方々、久々に、家でゆっくり過ごしました。大半を先日観た映画の原作「クローズド・ノート」を半分読みながら過ごしました。映画同様、綺麗なストーリーに心洗われています。

 あとがきに「本作中に、筆者の手によるものではない文章を入れていることについて記しておきます。」という一文がありました。筆者の雫井脩介さんのお姉さんは、数年前に不慮の事故で亡くなられたそうです。ご結婚される前に小学校の先生をされていて、ご実家に残されたお姉さんの遺品がモチーフになって、本作品が出来たそうです。

 「3月23日、お別れ会第三部が終わってしまいました。正直言って、私はこの日が来てほしくないという気持ちでした。みんなで作ったくす玉に34本のひもをつけて、みんなで引っぱろうというアイデア、くす玉がわれたら、みんなで「ありがとう・さよなら」を歌おうというアイデアが出たとき、思わず『さんせい!』とピースサインを出していました。自分が先生だということをすっかり忘れていました。でもきょう、くす玉がわれたとき、何だか胸がいっぱいでした。歌も歌えないくらいに・・・どうしてこんな気持ちになったのかなあ。たぶん、あなたたち太陽の子が、とってもすばらしい子どもたちだったからでしょうね。そして4年2組という学級が大好きだったから・・・」

 この一文は、雫井さんのお姉さんが遺された言葉そのものだそうです。

 お姉さんの遺志が、この作品に息吹を与えています。

 そう、作品中の先生の名前は、真野伊吹。実は、私の娘も伊吹です。

 偶然ですが、この点からも、この作品には運命的出会いを感じます。

 この作品に出会えて本当によかったです。他の雫井脩介作品も読んでみます。

教育とは何か

 映画「クローズド・ノート」を観ました。今年観た映画の中では最高。わが人生で観た映画の中でも5本の指に入る映画ではないかと思います。私の映画の評価の基準。第一は、涙が出る。この映画は大いに泣ける映画です。第二は、途中でトイレに行きたくなる。わくわくする緊張感のあまり、私は、感動する映画ほど、途中で一度、トイレに行きたくなるのです。この映画もそうでした。

 ストーリーも綺麗です。配役もそれぞれ引き立っていてすばらしかったです。特に、沢尻エリカ、竹内木結子が、この役にはこの人しかいないという感じでした。

 恋愛ドラマと言ってしまえばそうなるのですが、しっかりと人間どう生きるかがテーマに据えられている映画です。最後に、明るさも示し、観た後、爽やかな気持ちにさせてくれる映画です。宇部市ではシネマスクエア7で上映していますので、是非行ってみてください。

 夜は、金八先生を観ました。私は、近藤真彦と同級生。金八第一期生の世代です。あれから約30年。私たちは、我が子が中学生になる世代になりました。昨日も、学校の選択制の中で教育はどうあるべきかがテーマでした。

 ドラマの中で、「イラクでは1年間に2万7千人に人が戦争で死んでいる。日本では、1年間で、3万2千人の人が自殺している。この国は、戦場よりも厳しい世界なのだ」と金八先生が語るシーンがありました。

 また、「なぜ生きるのかわからないと人間は生きていけない」と金八先生が語っていました。

 なぜ生きるのか模索している社会の中で、競争を激化させる教育を進めることが、得策でしょうか。現状を悪化させるだけではないでしょうか。

 冒頭紹介した映画も竹内演じる伊吹は小学校の教師です。不登校の子どもに何度も働きかけます。右手で左胸をたたき「生きる力を信じよう」と自分に言い聞かせるシーンが印象的でした。

 どの子にもある「生きる力を信じ、生きる力を伸ばす」のが教育ではないでしょうか。

 昨日は、教育とは何か、生きるとは何かを考えた一日でした。

訪問者が2万人を突破しました。

 現時点で、わがブログの訪問者が、20210名になりました。昨日か、一昨日に2万人を突破したのだと思います。ブログの開設が、昨年の12月28日、今年の1月24日からカウントを始め、6月23日に1万人を突破。最初の1万人は、半年かかりましたが、1万から2万へは、3月半で達成できたことになります。内容はともかく議会中は、アクセスが増えます。「その時だけは」という県庁の方もおられるのだと思います。それもありがたいことです。

 今後も、愚直に、可能な限り毎日の更新に努め、等身大の自分を残していきたと思います。今後ともご愛顧よろしくお願いいたします。

 今月は、月末に、議会の企業会計決算委員会があります。来週は、会派の視察もあります。議会モードが今月一杯まで続きます。今週ぐらいは少しゆっくりしようと思い、今から映画に行こうと思います。その映画は、「クローズド・ノート」です。行定監督、沢尻エリカ主演です。

 なぜこの映画かと言えば、原作者が「雫井脩介」だからです。彼の作品は、今「犯人に告ぐ」を読んでいる最中ですが、今注目されている作家の一人です。同時代の作家の作品も読んでみたくなり、議会が終わって本屋で購入しました。

 実は、今読んでいる「犯人は告ぐ」も瀧本監督、豊川悦司主演で映画化され、今月末に封切られます。「クローズド・ノート」の次には、「犯人に告ぐ」を観に行こうかなあと思っています。

議会が閉幕しました。

 昨日は、議会閉会日。私は、反対討論にたちました。私たちは、何でも反対ではありませんが、8議案に反対しました。日本共産党議員団以外の全ての議員は、全議案に賛成でした。議会は、行政のチェック機関です。議案が採択される以上、一つ一つを検証することは当然です。仮に、最初から議案への賛成が決まっているのであれば、議会は形骸化してしまいます。今後とも愚直に議員本来の役割をしっかり発揮していきたと思います。

 今日は、早速、9月議会の報告会が東岐波で行われ、30分程度報告させていただきました。やはり、議員たるもの、県民の方に、自分が発言した問題を聞いていただく機会を与えていただくことは嬉しいものです。

 農家の方は花の海の問が、年配の方は、療養病床削減の問題が、興味深かったようです。

 明日は、三男の就学時健康診断です。私が学校に連れていきます。ついに3男も小学校です。来年は、長男が5年。次男が、3年。三男が1年です。参観日はどうなるのでしょうか。一人、10分程度で移動しなければなりません。

 これも終わってみれば、楽しい思い出となるのでしょうか。

萩を満喫しました

 昨日は、「宇部市障がい者の福祉をすすめる会」の日帰り旅行。障がい者の方とボランティア総勢30名で萩に出発。我が家からは、小学生二人と私が参加しました。

 長男は、20代の男性の車イスの方の介助の手伝い。次男は、20代の女性の車イスの方の介助の手伝いをしました。気軽に声をかけることができず、緊張した顔のままでしたが、子どもらにはいい経験だったでしょう。

 いい経験といえば、偶然、釣をすることも出来ました。昼食を、萩のマリーナでとっていたのですが、目前が海。多くの釣り客で賑わっていました。ビンゴのカードがないということで、少し時間が出来ました。子どもと釣り客の方とお話しをしていると、遊んでいる竿で釣ってみなさいということになりました。リールは固定したままで、餌を入れる籠を付けてもらい、糸を垂らすだけで、魚が「ワー」と寄ってきます。グイグイときたら竿を引き上げます。そうしたら、アジが4匹、クロが2匹つれました。子どもたちは大喜びで、「また釣がしたい。」と言っていました。

 夕食は、萩しーまーとで買った刺身と釣った魚のから揚げでおいしくいただきました。

 私は、萩の博物館がよかったです。ゆっくり見る時間はありませんでしたが、維新の歴史をもう一度学んでみようと思いました。博物館で、一坂太郎著「松陰と晋作の志」という本を買いました。早速、読み始めています。私にもいい経験をした一日でした。