今、山本繁太郎前知事逝去の報を受けました。
ご遺族の方へ心からお悔やみを申し上げます。
藤部副知事が就任される直前に、知事室で山本前知事と直接お話ししたことが、一番に思い起こされます。
その時に山本前知事は、江戸時代の江戸の街が、いかに環境に配慮した都市構造であったのかを熱く話をされました。
山本前知事から山口県を地産地消を中心として発展させたいとの想いをじっくりお聞きしました。
都市づくりのプロとしての山本元知事の話に魅了されたことを想い起こします。
山本前知事は、議会で様々なやり取りをした後であっても、必ず、議会の私たちの控室に笑顔であいさつに来られていました。
山本前知事の、人間の大きさにも敬服していました。
山本前知事、大変お世話になりました。
安らかにお休みください。山本前知事、ありがとうございました。
今朝午前2時6分ころ、中四国地方西部と九州東部を中心とした西日本の広い範囲で地震が発生し、私が住む宇部市では震度4の揺れを観測しました。
気象庁によると、震源は伊予灘で震源の深さは、約78キロ。地震の規模は6.2でした。
県内では、柳井市、平生町、防府市、下松市で震度5弱を記録しました。
負傷者は、防府市で2名。出光興産徳山工場で火災が発生しましたが、鎮火しました。
山口県は、この地震を受け、災害対策本部を設置しましたが、その後解散しています。
私は、寝ていたのですが、地震を受け、目を覚ましました。子どもたちもそれぞれ目を覚ましたようです。
さて、今朝発生した地震の震源地は、上関原発予定地周辺です。
また、付近に伊方原発があることも心配されます。
上関原発予定地の直下には、マグネチュード6.3から7.1の大地震を起こす活断層が5本あることが明かです。F3とF4断層が連動しているとの指摘もあります。活断層が長ければ、地震の規模も大きくなります。
気象庁は、引き続きこの地域で余震が続く可能性があると警告しています。
福島原発を経験した日本で、活断層の上に原発を作ってはいけないことが当然だと思います。
今回の地震と上関原発建設との関連を引き続き調査していきたいと思います。
また、伊方原発の再稼働の議論をしていく上でも今回の地震の影響を加味すべきだと思います。
今回の地震に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
一般質問が終わりました。
今議会は、村岡新知事への最初の質問となりましたが、多くの提案が出来たことに満足しています。
まず、財政の中期見通しを示すことです。
二井知事時代は、「新・県政集中改革プラン」の中で、「財政改革」の方向が示され、県債残高の抑制方針や大規模プロジェクトの適切な進行管理の指針などが示されていました。
更に、二井知事時代、「平成20年度当初予算(案)の概要」に向う4年間を展望した「中期財政見通し」と「試算期間中における県営建設事業等一覧表」が示されていました。
村岡県政の元で財政見通しを示すべきとの質問に、池内総務部長は「中期ビジョンを作成する作業の中で、財政見通しを示すべきかどうかも検討したい」と答えました。
次に平瀬ダムの入札に関して、私は、今回、共同企業体の代表者とそれに準じたもの以外の総合評価値を900点以上にしたことと、4者が参加したJVにした理由を質す質問として、直近の県内で建設された3つのダムの共同企業体の構成数と共同企業体の代表者以外の総合評価値は何点以上にしたのか尋ねしまた。
藤部副知事は、「過去県内で建設されたダムの共同企業体の構成数は2であり、代表者以外の総合評価値は1000点以下だった」と答えました。
その上で、平瀬ダムの入札参加JVを4社とし総合評価値を900点以上にした理由について「ふるさと産業振興条例に基づいて、地元企業に参加する機会を増やしたいとの考えからだ」と答えました。
児童相談所の問題では、山口中央児相相談所に併設されている一時保護所を拡充する方針であることが渡辺健康福祉部長から語られました。
30人学級化に関して、私は、今年度小学校1年生を30人学級に全てした場合、何人の教員の増員が必要だったか質しました。
田辺教育長は、54人だと答えました。
私は、一人の人件費を年間800万円とした場合、4億3200万円の予算でできることを示し、田辺教育長に小学校1年生の30人学級を本格実施すべきだと訴えました。
伝統的工芸品の振興の問題についても取り上げました。
特に後継者が一桁となっている「大内塗」と「赤間硯」の後継者対策を強化するよう求めました。
最後に、私は、県警本部長に、長門署管内で発生した「誤認逮捕」の再発防止に向けた取り組みをただしました。
冒頭県警本部長は「誤認逮捕」の事案は「決してあってはならないこと」だとの認識を示しました。
そのために、再発防止を徹底する文書を本部から各所轄に発出すると同時に、必要な会議などを開き徹底する意向を明らかにしました。
その他、私学助成の拡充や乳幼児医療費助成制度の拡充、中央児相宇部駐在を児童相談所へ格上げする問題などの質問を行いました。
今回質問した問題が6月議会の肉付け予算に反映されることを強く望んでいます。
来週から総務・企画委員会の審議に参加します。しっかり準備したいと思います。
引き続き、皆さんの要望をお聞かせ下さい。
今朝の山口新聞の朝刊に、岩手県宮古市田老地区の防潮堤で、地震発生時刻に合わせて手をつなぎ黙とうする人たちが大きく映し出されていました。
日本共産党県議団は、発災2ケ月後の6月。岩手県宮古市に災害ボランティアに行きました。
宮古市に到着した夕方に田老地区を訪ねた時の驚きを今も忘れることが出来ません。
海岸から山裾まで、全ての建物がなぎ倒されていました。
その中央に大きな日本の防潮堤がそびえていました。
防潮堤の上からも災害の様子を見ました。
防潮堤の内も外も建物は粉々でした。
田老地区は、全国最大規模の防潮堤がありましたが、それを大きく越える津波が地域を襲いました。
この地区の津波の高さは30メートルを越え、東日本大震災被災地でも屈指の高さでした。
残った建物も解体を待つ赤いスプレーの文字が目立っていました。
田老地区を始め、私たちが訪れた宮古市はどのように復興しているのでしょうか。
機会があれば、もう一度訪ねてみたいと思います。
志位委員長は、「東日本大震災・福島原発事故から3年を迎えるにあたって」との文書を昨日発表しました。
「東日本大震災からの復興、被災者の生活と生業の再建は、国政上の最優先課題であるとともに、日本の政治のゆがみをただす事業です。日本共産党は、被災者のみなさんの切実な要求の実現をはじめ、復興に向けた力強い歩みを、被災者、国民のみなさんとともにすすめていきます。」と志位委員長は文書を締めくくりました。
山口県内にも被災地からの避難者の方々が148名おられます。福島からの避難者の方々は、昨年より増えています。
山口県として県内の避難者の方々に必要な支援が出来ているのかなど、私も可能な被災者支援を続けていこうと思います。
被災者・避難者の皆さんのご要望をお聞かせ下さい。
本日、民主党の戸倉議員の中電による原発予定地埋立免許延長申請への見解を問う質問に藤部副知事は、「延長申請は適法であり、山口県は法律に基づいて審査する義務がある」と述べました。
村岡県政は、原発問題でも山本前県政を継承する県政であることが明確になりました。
3月8日、山口市に集まった7000人の県民は、上関原発を建てさせないために集まりました。
その願いが知事には届かず残念です。
また、戸倉議員は、知事に答弁を求めましたが、原発問題で知事の声が聴かれなかったことは残念です。
知事は、態度を保留し続けても、山本前知事が中電に課した資料提出の期限は来月11日にやってきます。
住民訴訟が行われている中、さすがに村岡知事が、更なる態度保留ということはないでしょうから、あと1ケ月後には、許可か不許可を判断しなければなりません。
藤部副知事は、現時点では不許可とした二井知事の考え方も継承しているとの見解も示しました。
現時点では「土地利用計画についても、実質的に不透明。このような状況が続く限り、たとえ延長の許可申請があったとしても、それを認めることができない」と二井知事が整理した状況から変わっていません。
村岡知事は、二井知事の整理に学び、中国電力の延長申請をきっぱり不許可にすべきです。
今日は、おりしも原発事故から3年目を迎える日です。
私は、「上関原発は建てさせない」との県民の声に立って、今後ともしっかり役割を発揮していきたいと決意を新たにしています。
原発問題をはじめ、皆さんのご意見を引き続きお聞かせ下さい。
いよいよ今日から質問戦がはじまりました。
子育て支援など、村岡県政のもとで前進できる可能性が開ける答弁などがありました。
しかし、産業戦略や基地問題などでは、山本前県政の継承が顕著となる答弁でした。
私は、木曜日に質問を行う予定です。
第一質問はほぼ確定したので、これからは、再質問などの準備に取り掛かりたいと思います。
先週からの風邪症状が少し尾を引いているので、体調を整えながら、木曜日に備えたいと思います。
引き続き、皆さんの県政に対するご意見をお聞かせ下さい。