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7日(木)午後1時から一般質問で登壇する予定です。

 昨日、2月県議会の一般質問の通告が締め切られました。

 私は、7日(木)午後1時から一般質問で登壇する予定です。

 私が通告した項目は以下の通りです。

・・・

1 県政の重要課題について
(1)政治資金パーティーについて
(2)LGBT対策について
(3)行政のデジタル化について
(4)長生炭鉱水没事故犠牲者の遺骨返還について
2 能登半島地震を受けた対応について
3 原発関連施設について
4 県政の負の遺産に係る諸課題について
5 教育問題について
6 その他

・・・

 傍聴を受け付けています。藤本までご連絡ください。

 インタネット中継もご活用ください。

 引き続き、皆さんのご意見をお寄せください。

関西電力が原発敷地内に使用済み核燃料の乾式貯蔵施設を設置する計画を進めている

 2月27日、NHK福井放送局は、関西電力が原子力発電所内に使用済み核燃料を貯蔵する乾式貯蔵施設を設置する計画を持っていることについて次のように報じました。
 「原子力の安全性について協議する県の委員会が開かれ、関西電力が原子力発電所に使用済み核燃料を一時的に保管する『乾式貯蔵施設』を設置する計画について、安全性が確保されているかどうか関西電力に確認しました。関西電力は、県内にある美浜、高浜、大飯の原発すべてに使用済み核燃料を一時的に保管する乾式貯蔵施設を設置する計画を明らかにし、県や原発が立地する町が、設置に必要な国への申請を了解するかが焦点となっています。27日に県庁で原子力の安全性について協議する委員会が開かれ、オンラインも含めて原子力などの専門家13人が出席し、安全性が確保されているかどうか関西電力に確認しました。委員から、施設が狭い場所に設置されるとして、原発事故に対処する際の動線に影響があるかを問われ、関西電力は影響が出ないところに設置すると説明していました。計画では、核燃料を金属製の容器に入れてコンクリートで覆うことになっていますが、地震が起きた際の安全性について問われると、コンクリートが壊れるほどぶつかったとしても、容器に問題はないと答えていました。杉本知事は、27日の議論も踏まえて国への申請を了解する意向を示しています。委員長を務める福井大学の鞍谷文保名誉教授は『詳細が決まらないと結論は言えないが、地震や津波、竜巻などに対する堅ろう性がある程度担保されている印象を受けた』と話していました。」
 2月8日、関西電力は、美浜発電所、高浜発電所、大飯発電所の使用済み核燃料の乾式貯蔵施設の設置計画について、県に事前了解願いを提出しました。記事は、関西電力の事前了解願いを受けて開かれた委員会の内容を報じたものです。
 関西電力の資料によると、美浜発電所に約100トン、高浜発電所に約350トン、大飯発電所に約250トンの使用済み核燃料を貯蔵する乾式貯蔵施設を設置する計画です。
 2025年から高浜発電所での施設設置工事に入りたいとしています。収納する燃料の冷却期間は、15年以上とし、設計貯蔵期間は60年としています。
 末田げんぱつ新聞編集長によると、昨年9月末現在、美浜に約500トン、高浜に約1400トン、大飯に約1800トン、合計約3700トンの使用済み核燃料を関西電力は福井県内で保有している状況です。
 この度の乾式貯蔵施設の計画は、合計700トンです。
 関西電力は、この計画が成功したとしても、約3000トンの使用済み核燃料の処理の見通しが立っていないという状況です。
 しかし、この乾式貯蔵施設の建設は、関西電力が、上関町に中間貯蔵施設を本当に必要としているのかを問う重大問題です。
 そもそも、六ケ所村の再処理工場は依然として竣工の見通しが立っていません。
 核燃料サイクルシステムが破綻していることは明確です。使用済み核燃料の地方へのたらい回しは直ちに中止すべきです。
 国は、原発政策、核燃料サイクル政策を抜本的に見直す時です。
 関西電力が、原発敷地内に使用済み核燃料の乾式貯蔵施設を設置するための手続きに入りました。
 この問題に対する皆さんのご意見をお聞かせください。

 

自民党山口県連主催の政治資金パーティー 参加者の4倍にパー券販売(19年~22年)

 2月4日付山口民報は、自民党山口県連主催の政治資金パーティーについて次のように報じました。
 「自民党山口県支部連合会が県選管に提出した政治資金収支報告書によると、同県連が2018年から22年の5年間、毎年1回、開催した『山口県連政経セミナー』の収入は計2億4369万円、支出は計1404万円、差し引き2億2965万円の『利益』が上がっています。政治資金規正法はパーティーは『対価を徴収して行われる催事』と位置づけています。会場に入れない人数分の収入は政治献金にあたり、同法に違反する疑いがあります。自民党県連主催の政経セミナーは、20年は山口市民会館大ホールで開催され、収入は5188万円、対価の支払者数(パー券の購入者数)は3648人ですが、参加者数は800人です(同県連ニュース)。21年は同じ会場で開かれ、収入は4546万円、購入者数は2945人ですが、参加者数は700人(同)。22年はかめ福ロイヤルホールで開かれ、収入は4434万円、購入者数は3204人ですが、参加者数は800人です(同)。同県連は、少なくとも20から22年の3年間、参加者数の4倍から4.6倍ものパーティー券を売っていたと推測されます。清和会政策研究会(安倍派)が収容人数の5倍ものパーティー券を販売していた問題では、神戸学院大学の上脇博之教授(政治資金オンブズマン代表)が、『大半が参加しないことが分かった上でパー券を売っていたとしか考えられない。収容人数を超えた分は政治資金収支報告書に寄附として記載すべきで、政治資金規正法違反の虚偽記載にあたる疑いがある』(しんぶん赤旗・23年12月18日付)と指摘しています。自民党県連の政経セミナーも同様の疑いはぬぐえません。」
 日本共産党山口県委員会と県議団は、昨年12月25日に、自民党山口県連に対し、「政治資金パーティー収入を巡る疑惑の徹底解明を求める要請書」を提出しました。要請書では、「県支部連合会及び在京顧問である8人の国会議員が開催した政治資金パーティー収入を巡って、違法行為がなかったかを精査し、その結果を県民に広く公開すること」を求めました。
 1月17日には、「市民連合@やまぐち」が自民党山口県連に「自民党の政治資金パーティー『裏金』疑惑 山口県での実情を明らかにすること等を求める申入書」を提出しました。
 市民連合の申入書では、自民党県連または、8名の在京顧問の国会議員が開催した過去3年間の政治資金パーティーに関して①それぞれのパーティー収入②パーティー券収入のノルマ超過分のキックバック(還流)の有無及び額③キックバック分についての法所定の収支報告の有無ーについて回答を求めています。
 この間、自民党県連からの回答は行われていません。
 本ブログで紹介したように、私の照会に対して、村岡つぐまさ後援会事務所が、22年の自民党県連の「政経セミナー」について、「パーティー券を私費で購入し、本人が出席」したことを認めました。
 私費であっても、知事自らが、利益率が90%以上と高く、収容人数の4倍の人にパー券が販売されているなど、行われた政治資金パーティーが政治資金規正法が定める「対価を徴収して行われる催事」なのかが疑われる行事に、参加したことは検証されるべきと思います。
 知事は、今後、同様の政治資金パーティーに参加してもいいのかという点についても検証が必要だと思います。
 今日は、岸田首相が参加しての衆院政治倫理審査会が行われます。政治資金パーティー問題が徹底解明されることを願います。県内での問題解明に引き続き、努力していく決意です。
 これら問題に対する皆さんのご意見をお聞かせください。

山口県は、犯罪被害者遺族に対する転居費用の助成対象に同性パートナーを含めるべきです。

 今朝のしんぶん赤旗日刊紙は、愛知県が、犯罪被害者遺族見舞金を同性パートナーにも支給する改正を準備していると次のように報じました。
 「犯罪被害者の遺族らが受給する国の給付金を、同性パートナーが受け取れるかどうかが争われた訴訟の被上告人となっている愛知県で、国の給付金とは別の自治体独自の犯罪被害者支援制度について、県が、遺族見舞金の対象に同性パートナーを含む改正を準備していることがわかりました。県は、性的マイノリティーのパートナー関係などを公証する『ファミリーシップ宣誓制度』の4月施行を目指していますが、それに歩調を合わせた措置です。現行の県犯罪被害者等見舞金給付要綱は、遺族見舞金の給付対象として、『犯罪被害者の配偶者(婚姻の届出をしていないが、事実上婚姻関係と同様の事情にあった者を含む)』としています。同県の県民安全課は、『現在でも対象に同性パートナーを否定しているわけではない』と前置きした上で、『ファミリーシップ宣誓制度のスタートに対応する形で原稿の要綱に追記する改正を準備している』と説明します。本紙は、自治体独自の遺族見舞金制度のある14都県(愛知県を含む)に、見舞金の対象に同性パートナーを含むかどうか問い合わせました。8都県が『含む』、3県が『含まない』、3県が『検討中』などの回答を寄せました。同性パートナーを『含む』と回答した8都県のうち7都県は、現行の愛知県の想定とほぼ同様です。『(婚姻の届出をしていないが、事実上婚姻関係と同様の事情にあった者)』の中に、同性パートナーを含むと答えました。残る1県は三重県で、2021年4月、『性の多様性を認め合い、誰もが安心して暮らせる三重県づくり条例』を制定したのを契機に、見舞金給付要綱を改訂。『(婚姻の意思及びこれに基づく共同生活の実態がある者をいい、異性間、同性間であることを問わない)を含む』と追記しています。同県も、同年9月、条例に基づき、パートナーシップ制度を導入。同制度利用に限らず、共同生活の実態に基づき判断するとしています。犯罪被害者の遺族らが受給する国の給付金を同性パートナーが受け取れるかどうかをめぐっては、最高裁第3小法廷が、当事者双方の意見を聞く弁論を来月5日に開きます。そこで争点となっているのが、『犯罪被害者の配偶者(婚姻の届出をしていないが、事実上の婚姻関係と同様の事情にあった者を含む)』の中に同性パートナーが含まれるかどうかです。最高裁の弁論は、二審の判断を変えるのに必要な手続きで、『同姓パートナーは給付対象にならない』とした二審の名古屋高裁の判断が見直される可能性があります。愛知県に住む上告人が、給付金の不支給を裁定した愛知県公安委員会を訴え、愛知県は被上告人となっています。本紙既報(2月6日付)のように、自治体独自の遺族見舞金のある14政令市については、13市が『含む』と回答。その時点で『検討中』としていた1市も26日、本紙に『含む』と回答しました。」
 2月6日のしんぶん赤旗日刊紙を紹介した際の本ブログで、県犯罪被害者等支援条例に見舞金がないことは書きましたが、転居費用助成を実施されています。
 この制度は、犯罪被害者又は遺族に、転居費用を最大20万円まで助成するものです。
 今日までに、「山口県犯罪被害者支援に係る転居費用助成金交付要綱」(以下、交付要綱)を入手しました。
 交付要綱で「遺族」の定義の中に「被害者が被害を受けた際に被害者と同居していた者(婚姻の届出はないが、事実上婚姻関係と同等の事情にあった者を含む)」とあります。
 私は、先ほど、この制度を所管する「環境生活部」に「婚姻の届出はないが、事実上婚姻関係と同等の事情にあった者」の中に同性パートナーを含むのか照会を行いました。結果については、本ブログで報告したいと思います。
 その上で、県は、犯罪被害者遺族への見舞金を創設し、同性パートナーをその対象にすべきです。
 山口県公安委員会は、犯罪被害者遺族への国の給付金について、同性パートナーを対象にすべきです。
 この辺りは、来週から始まる県議会の一般質問でも取り上げたいと考えています。
 犯罪被害者遺族支援制度を同性パートナーに支給する問題について、皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

かえる通信(2024年3月1日)No107

県が、「パートナーシップ制度」9月施行を表明

 パートナーシップ制度について、今朝の山口新聞は次のように報じました。
 「県は26日、LGBTなど性的少数者のカップルを公的に認める『パートナーシップ制度』について、9月の施行を目指す方針を明らかにした。制度案では、当事者双方が署名した宣誓書を県へ提出すると、知事が受領証と受領カード、宣誓書の写しを交付。申請や届け出といった行政手続きの際、委任状が不要な家族と同等の扱いを受けられる見通し。県は3月に県議会へ報告し、4月にも実施要綱を公布する。同日、県庁であった調整会議で県が制度案を示した。制度は一方もしくは双方が性的少数者の場合が対象。18歳以上で、一方または双方が県内に居住もしくは転入予定といった要件を設ける。宣誓書への署名と届出は、知事が指定する場所で非公開で行い、その際に住民票の写しや公的身分証明書を提示。宣誓書では日常的に使っている通称も使用できる。県は今後、県内で既に導入している宇部市と、4月にも導入予定の山口市のほか、近隣県と連携して利用できるサービスの相互乗り入れを実施する計画。病院や介護施設でパートナーの病状説明や賃貸住宅で共に入居できたりするよう、民間事業者の取り組みも募集する。調整が異議には、弁護士や市町の担当者のほか、自身がゲイであることを公表している田中愛生さんも出席。委員からは『宣誓が市町の施設でもできるようになったら』『市町で代行できる仕組みができないか』といった意見が出ていた。県によると、1日時点で21都府県がパートナーシップ制度を導入。中国地方では鳥取、島根両県が、政令市として岡山、広島市が導入し、全国の人口化カバー率は7割を超えている。(記者メモ)パートナーシップ制度の導入が遅々として進まなかった山口県。県政記者として歯がゆさもあって、元日付紙面では『県政の本質が問われている』と指摘したが、約3週間後に村岡嗣政知事が導入方針を明らかにして以降の県の迅速な動きは率直に評価したい。市町での対応の格差をなくす点でも、広域自治体である県が導入する意義は大きい。26日に明らかになった制度案には、県の心遣いも垣間見えた。パートナーが亡くなった場合、使用停止処理をした上で受領カードを再交付するという。戸籍上は双方の関係が記憶に残らないためで、他県と比較しても先行的な事例だ。制度の実現は大きな一歩だが、浸透させるためには県民の理解が欠かせない。多様な性を認め合う地域社会が『当たり前』になるためのスタートとしたい。」
 私は、過去の議会での一般質問や環境福祉委員会での質疑の中で、繰り返し、パートナーシップ制度の導入について発言してきました。
 県が、昨日の調整会議で「パートナーシップ制度」を今年9月の施行を目指すことを表明したことを評価したいと思います。
 その上で、まず、山口県が県職員の福利厚生や県営住宅への入居などで、積極的に受領証を持ったカップルに対応していくことを求めたいと思います。
 更に、記事にある、県内市町や近隣県との連携したサービスが利用できるにすることや、病院や介護施設での対応、賃貸住宅に入居を可能にするような民間事業者の取り組みの募集などが重要だと思います。
 私は、これまで繰り返しこの問題を議会で指摘した者として、調整会議での議論を受け、2月県議会で、全国に先行した制度になるように、また、多くのサービスが受領証を持ったカップルに提供できるよう、しっかり発言したいと準備を進めています。
 山口県が、パートナーシップ制度の9月施行を表明しました。
 この問題に対する皆さんのご意見をお聞かせください。