6月19日、NHK宮崎放送局は、米軍の戦闘機F35Bが2機が自衛隊新田原基地に緊急着陸したと次のように報じました。
「アメリカ軍のステルス戦闘機F35B2機が17夜、宮崎県新富町の航空自衛隊新田原基地に緊急着陸したことが分かりました。県には九州防衛局から『安全確保のため予防的に着陸した』との説明があったということです。県と新富町によりますとアメリカ軍のF35B2機は17日の夜10時ごろ、新田原基地に緊急着陸しました。さらに18日の午後6時ごろには着陸した機体の整備のためアメリカ軍の輸送機1機が着陸しました。県には九州防衛局から『安全確保のため予防的に着陸した』と説明があったということです。2機のうち1機は19日午前8時すぎに機体の整備を終えて離陸し、午前11時すぎには2機目も離陸するのが確認できました。新富町によりますとアメリカ軍のF35Bが新田原基地に緊急着陸したのは今回が初めてとみられます。九州防衛局によりますと、着陸したのはアメリカ・アリゾナ州にあるユマ基地の第214海兵隊攻撃中隊に所属する機体だということです。」
第214海兵隊攻撃中隊の所属機であるF35Bは、岩国基地にローテーションで配備されている戦闘機だとみられます。
岩国基地所属のF35Bに関する最近のトラブルは、高知空港に今年3月25日に着陸し長期間修理のために滞在した事例があります。
昨年の岩国基地における機種変更に対し、県は、7月22日、F35Bの事故の発生状況について国に照会しています。国は8月20日に次のように回答しています。
「2018年9月に米国サウスカロライナ州において、2020年9月米国カリフォルニア州において、2023年9月に米国サウスカリフォルニア州において、それぞれ米軍が運用するF35Bが墜落したものと承知しています。また、墜落以外の事故として、2016年10月に米国サウスカロライナ州で飛行中に出火、安全に着陸し、死傷者はなかったものと承知しています。」
岩国基地に配備されたオスプレイも事故が多い戦闘機だと指摘されていますが、F35Bについても、墜落事故が相次ぎ、国内でも緊急着陸が続いています。
私は、4月に沖縄県を視察しました。その中で、1959年に、アメリカの戦闘機F100Dが墜落し、小学生など17人が亡くなった宮森小学校の追悼碑を尋ねました。
米軍岩国基地には、事故が頻発しているオスプレイとともに、F35Bが、現在、4部隊配備されています。とても危険な状況であることを、来週から行われる県議会総務企画委員会がしっかり取り上げていきたいと思います。
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