昨日、日本共産党山口県委員会と日本共産党県議団・山口市議団・萩市議団は、山本知事に対して「7・28豪雨災害の復旧・復興に向けた要望書」を提出しました。
要望書は、10分野39項目にわたるもので、池内総務部長に手渡しました。
要望書を提出し、意見交換を行う(右が池内部長)
吉田党県7・28豪雨災害対策本部長は、「党は、災害発生直後から県委員会と現地に災害対策本部を設置して活動してきた。被災者の生活と生業に対する支援に全力で取り組んでほしい。」と話しました。
池内総務部長は、「12日に災害問題で、臨時議会を開くことになった。今、補正予算の編成に全力で取り組んでいる。」と話しました。
私は、国が、激甚災害に指定するよう強く働きかけると同時に、県独自に被災者生活再建支援法や災害見舞金の拡充など検討すべきだ。また、40万円以下の農業災害に対しても公的助成が出せるよう制度を創設すべき。」と訴えました。
今日の午後、宮内党県災害対策現地本部長(萩市議)と五十嵐現地本部事務局長と私は、三原萩副市長に対して豪雨災害に対する要望を行いました。
萩市の被災者の声を萩市に届ける(右が三原副市長)
宮内市議は被災者から寄せられた要望を詳細に説明し、三原副市長は、丁寧に耳を傾け「対応できる問題は直ちに対応したい」と答えました。
JR山陰線の不通区間の代替交通の運行については、須佐~宇田間の運行がこれからです。
三原副市長は、「萩市として早急に、代替交通が確保されるよう要望している」と話しました。
次に避難所の問題が出されました。
洪水ハザードマップで避難所となっている須佐地区の須佐総合事務所・須佐公民館。小川地区の小川コミュニティセンターは、床上浸水した事実が明らかになりました。
三原副市長は、「今回の災害を受けて、避難所の見直しは検討課題だ」と話しました。
次に仮設住宅に関する問題です。
三原副市長は、「須佐・小川地域には仮設住宅の必要性を感じている。現在、候補地の選定や意向調査を行っている」ことを明らかにしました。
道路関係について、三原副市長は、「国道315号と国道191号の完全復旧が急がれる」と話しました。
河川関係では、須佐川や田万川の復旧が急がれます。
須佐川について三原副市長は、「中津地域など須佐川の浚渫を県に要望してきた。早期復旧を望む」と話しました。
次に医療問題では、須佐地域の松原医院が床上浸水して、壊滅的な被害を受けたことが話されました。
このままでは、須佐地域が無医地域になる可能性もあることから、三原副市長は「須佐地域の医療機関をどう確保していくかが今後の課題だ」と話しました。
農業問題では、宮内市議が、「小川の受託を含めて30haの水稲を耕作している農家の農業機械などの被害額の総計は3980万円と聞いた。共済金の前倒しなど救済策はないのか」と訴えました。
風評被害の問題で、三原副市長は、「旧萩市の宿泊施設で災害後約200人のキャンセルが起きている。市としても対応に苦慮している」との話が出されました。
私は、12日の臨時議会で質疑を行う予定です。また、所属する総務企画委員会でも質疑を行う予定です。
昨日、県に申し入れた内容や本日、萩市に申し入れた内容を一つでも多く、本会議や委員会での質疑に反映したいと思っています。
被災者の声を引き続き私に届けて下さい。
2日(金)に、山口県小松総務部理事からオスプレイの岩国基地から普天間基地への移動予定日に関する報告が届きました。
3日(土)に4機が移動し、5日に残り8機が移動する予定とする内容でした。
しかし、昨日の新聞報道によると、3日に、移動したのは、2機で、残り10機です。
昨日の朝日新聞は、「岩国には10機残っているが、5日に移動する見通し」としています。
オスプレイの飛行をめぐって、沖縄県が昨年末「できる限り人口密集地の上空を飛ばない」など、日米政府が合意したルールに反する事例が2ヶ月間で318件あったと指摘しました。
防衛省は違反は確認できないとしましたが、これに仲井真知事は、「人口密集地も含め、住民は危険と隣り合わせで暮らしている。どう考えているのか」と政府を批判しました。
沖縄県の全41市町村長などは、今年1月、配備撤回を求める「建白書」を安倍首相に提出しています。
沖縄県では、オスプレイの12機配備でこれだけの怒りとなっているのに、12機の追加配備は沖縄県民を愚弄する暴挙です。
今年3月からは岩国基地を拠点にした訓練が繰り返され、四国オレンジルート周辺住民などの不安が高まっています。
オスプレイの追加配備で、岩国基地を拠点とした訓練が更に頻繁に行われることは必至です。
オスプレイは、沖縄と岩国を中心に全国に不安をまき散らしています。追加配備でその不安が増大します。
山本知事は、オスプレイ岩国基地陸揚げ時に「陸揚げ後の岩国基地での滞在期間の短縮などを国に要請しているので、これを十分踏まえて、今後対処していただきたい」とのコメントを発表しました。
私は、この知事のコメントは、県民や国民の命よりも日米両政府の意向尊重を優先するものだと思います。
沖縄県知事は、オスプレイの追加配備について「遺憾であり、引き続き計画見直しを求める」とコメントしています。
山本知事は、沖縄県知事と会談を行い、オスプレイ問題で、沖縄と一体になり、政府へ対応すべきとだ思います。
今日、オスプレイの普天間移転が完了したとしても新たな不安が、沖縄・岩国・全国に広がることは確かです。
日米両政府は、今からでも、オスプレイの追加配備の強行を撤回すべきです。
オスプレイ問題に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
昨日、山口県日本共産党7.28豪雨対策本部会議が開かれ、私は、事務局長として参加しました。
対策本部として、県に、月曜日にこれまに掴んだ被災地での状況把握に基づく要請書を提出することにしました。
日本共産党国会議員団は、7日に、山口・島根地域の豪雨被害に対する対応を国に求める申し入れを行う予定です。
昨日の会議では、まず、被災者の個人補償を拡充していこうと話し合われました。
被災者に対する山口県の見舞金は、人的被害の死亡が10万円、重症が5万円です。
09年のデータでは、鹿児島県では死亡が100万円支給されます。長野県・愛知県では、重症で10万円支給されます。
家屋被害として、山口県は、全壊・半壊に10万円です。
長野県、広島県では全壊に30万円支給されます。秋田県では半壊に20万円支給されます。
また、山口県では、床上浸水には見舞金は支給されませんが、秋田県の20万円を含め、全国11府県で見舞金が支給されています。
山口県では、人的被害、住宅被害の見舞金の額を引き上げると同時に、床上浸水にも見舞金を支給すべきです。
次に、被災者生活再建支援法への上乗せ補償についてです。
山口県は、県内で支援法が適応された災害で、支援法適用外の市町村にも同様の対応が出来るよう対策を取っています。
対象となる被害は、全壊・大規模半壊ですが、09年のデータでは、鳥取県では、半壊にも住宅再建支援金を支給しています。
また、岐阜県・大分県・宮崎県・鹿児島県が、半壊・床上浸水にも住宅再建支援金を支給しています。
山口県は、過去の災害の教訓から制度を拡充していますが、更に、半壊・床上浸水に対しても住宅再建支援金を支給するよう制度を拡充すべきです。
次に、災害復旧事業についてです。
災害発生時、早急な復旧を実現していくため、応急仮工事→応急本工事が認められています。
しかし、災害時に認められる事業費は、40万円以上などの制限があります。
和歌山県では、台風12号災害に対する支援事業として、農業生産基盤復旧支援として、事業費40万円未満の復旧にも補助率45%を上限とする補助制度を創設しています。
茨城県・高知県・新潟県でも同様の小規模農地等の災害に対する復旧支援策を創設しています。
私も被災地を訪ね、水稲・リンゴなどの農地の被害状況を観てきました。
水稲もりんごも収穫時期を目前としており、早急な復旧が求められます。
小規模であっても早急な復旧ができるよう山口県は、他県の例に学び補助制度を今度の臨時議会までに創設し、提案すべきです。
明日提出予定の県に対する要望書には、以上の内容の提案は行う予定です。
今回の豪雨災害で、その他の問題についても、どのような対策が必要なのか、お教え下さい。
ルネサスエレクトロニクスは、昨日、「当社グループが目指す方向性」とする新たなリストラ策を発表しました。
前工程については、茨城県那珂工場、熊本県川尻工場、愛媛県西条工場を主力拠点として生産継続する一方、宇部市の山口工場は、「生産能力を縮小し、適正体格で運営を継続 但し、継続して譲渡も検討」する方針です。
当初出されたリストラ策では、「1年以内に売却」とされましたが、未だ売却の目途は立っておらず、「生産能力を縮小」とされ、現在の生産規模が縮小されようとしています。今回のリストラ策に基づく山口工場での新たな早期退職募集などの影響が心配されます。
また、今日の中国新聞に前工程の山口工場などは「経営状況によって閉鎖を検討する可能性もある。」と報道されています。
後工程では、柳井工場が「2年以内に集約予定」とされ、山口工場が「1年以内に集約予定」とされました。
柳井工場は、当初3年以内に閉鎖とされていたのが、「2年以内」とされました。
山口工場の前工程さえも「閉鎖」ということになれば、ルネサスの県内工場は、全てなくなることになります。
ルネサスは、立地する時に、県から工業用水の敷設に5.9億円の補助を受け、当時の楠町からも2.98億円の補助を受けています。
ルネサスは、地域雇用を守る社会的責任があります。ルネサスは、今からでも工場閉鎖や売却の方針を撤回し、雇用を守るべきです。
また、昨年10月末の早期退職募集に応じた711人の労働者の内、6月末時点で、261人の再就職が決まっていません。
ルネサスは、責任を持って、早期退職者の再就職を確保すべきです。
ルネサス幹部は、昨日、新たなリストラ策を県職員に説明に来たようです。
ルネサスから県にどのような説明があったのか詳細を来週早々聞きたいと思います。
そして、新たなリストラ策に対する県の対応について質したいと思います。
ルネサスのリストラ問題に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
本日、ピーター・ウェーバー監督の映画「終戦のエンペラー」を観ました。
マッカーサー元帥は、日本にやってきて、ボナー・フェラーズ准将に「戦争における天皇の役割」を10日間で探れと指示をだします。
映画は、ボナーの日本での10日間を克明に描いた作品です。
この映画は、「天皇の戦争責任がなぜ問われなかったのか」「戦後の日米同盟関係がどのように構築されていったのか」など日米戦後史のスタート地点を知る上でリアルな映画だと感じました。
マッカーサーの私邸で、天皇が、マッカーサーに語るシーンがあります。
天皇は、「責任は全て私にある」と発言しました。
このセリフが事実であったかどうか検証していませんが、この言葉に、この映画は、「戦争に対する深い反省」の姿勢があることが分かりました。
時同じくして、7月29日麻生副総理が、ナチス政権の「手口に学んだらどうかね」と発言し、今日、この発言が、国際社会で大きな波紋を広げています。
志位委員長は、この発言について「ナチズムを肯定する許し難い発言であり、麻生氏の閣僚としての資格はもちろん、日本の政治家としての資格が厳しく問われる問題である」との見解を明らかにしました。
また、志位委員長は、「戦後の国際秩序は、日独伊のファシズムと侵略戦争への断罪を共通の土台としてつくられているものである。その土台を否定するものに、国際政治に参加する資格も、日本の国政に参加する資格もないことを強調しておきたい」とも述べています。
戦争を語る時、表現者は、深い反省から出発することは、国政社会の常識だと思います。
日本の政府中枢の政治家が戦争、それもナチスを肯定することは、決して許されるものではありません。
麻生氏には、終戦のエンペラーを観ていただき「天皇」の言葉に耳を傾けてほしいと思います。
映画「終戦のエンペラー」をご覧になった皆さん、感想をお聞かせ下さい。
麻生氏のナチス肯定発言をどのように感じておられますか、感想をお聞かせ下さい。
現在、豪雨災害の影響で、JR山口線は、宮野駅から益田駅まで、JR山陰線では、益田駅から長門市駅まで終日運転見合わせとなっています。
その内、代行輸送が行われているのは、JR山陰線の奈古駅~長門市駅区間です。
現在、代行輸送が必要な区間は、山口線関係で、宮野駅~益田駅。JR山陰線関係で、益田駅~奈古駅です。
山口県は、7月30日に、JR西日本に対し、JR山口線及び山陰線のバスによる代行輸送の早期実施について要望しました。
私も、県に対して口頭で、JR運転見合わせ区間のバスによる代行運転の早期実施を求めました。
被災地の様々な要望を引き続き、藤本にお寄せ下さい。
日本共産党山口県委員会では、引き続き、救援ボランティアを募集しています。
山口市関係は、中部地区委員会 083-922-3810
萩市・阿武町関係は、北南地区委員会 0836-33-5577にお問い合わせ下さい。
また、救援募金を募っています。
郵便振替 1360-1-11095
日本共産党山口県委員会
通信欄に「災害」とお書き下さい。
県政全般の様々な要望も引き続きお聞かせ下さい。