議員日誌

「TPPについての党の見解」で県医師会役員と対話

 本日、藤井直子参議院山口選挙区予定候補と私は、山口県医師会を訪ね、日本共産党の志位委員長が5月9日に発表したTPPについての党の見解「TPP交渉への参加は日本をアメリカに丸ごと売り渡すことになる―安倍内閣に交渉参加の撤回を強く求めます」を手渡し、対話しました。

左側手前が藤本。奥が藤井参院山口選挙区予定候補

 見解は、この間のTPP(環太平洋連携協定)交渉参加への道で明らかになったのは、「関税をすべて撤廃し、国民の暮らしに関わるルールを『非関税障壁』として撤廃・削除するTPP交渉の危険性とともに、アメリカのいうままに譲歩を重ね、日本を丸ごと売り渡しかねない安倍内閣の『亡国』的な姿勢です。」としています。

 その上で、見解は、「日本共産党は、安倍内閣に、TPPへの暴走を中止するとともに交渉参加の即時撤回を強く求めるものです。」としています。

 見解は、医療分野について、「わが国の財界がTPP参加を声高に叫ぶのは、医療分野での混合診療の解禁などTPPがもたらす各分野の規制緩和・構造改革が、アメリカだけでなく、日本の大企業にとってもビジネスチャンスの拡大につながるからです。こんな身勝手な財界の主張にひきずられてしまっていいのでしょうか。」と述べています。

 対応した木村事務局長らは、「国民皆保険が堅持できなければ、TPP交渉から撤退すべきだと日本医師会は主張しているが、私たちもその立場だ。」「行き過ぎた規制緩和ではなく、地域医療を守る改革こそが必要だ。」などと述べました。

 藤井予定候補は、「先日、政府交渉を行う中で、農林水産省の職員と直接話す機会があった。TPPによって、農業が衰退することが分かっていながら、TPP交渉を容認する姿勢が垣間見えた。」と語り、「粘り強く国民医療を守るため、共同をつづけていきましょう。」と訴えました。

 日本共産党山口県委員会は、今後とも、TPPを始め様々な政策課題での意見交換や共同を各団体と行っていくことにしています。

 意見交換をしてみたいという団体や個人の方は、私にご連絡下さい。

とびきり屋見立て帖シリーズ

 山本兼一さんの「とびきり屋見立て帖シリーズ」第一巻「千両花嫁」を読みました。

 山本兼一さんは、映画「火天の城」を観たときに原作者として知り、原作を読みました。

 今冬には、山本さんの直木賞受賞作「利休にたずねよ」が映画化され封切りされるとのことで、原作を読みました。

 山本さんの次なる作品として、今、とびきり屋見立て帖シリーズを読んでいます。

 先程、第一巻「千両花嫁」を読み終わりました。

 久々の時代小説のシリーズものです。

 本ブログで、詳しく述べてきたように、私、高田郁さんの「みをつくし料理帖シリーズ」の大ファンです。

 昨年3月シリーズ7巻目が出版されて以来、1年数ヶ月が経過しました。

 今、首を長くして8巻目を待っています。

 さて、山本さんの「とびきり屋見立て帖」は、幕末の京都の道具屋が舞台。

 新婚の真之介とゆずが「とびきり屋」を切り盛りします。

 お客の中には、新撰組の面々や、坂本龍馬や高杉晋作ななどが登場します。

 主人公は市井の庶民です。庶民の目線から、幕末の京都が描かれています。

 市井の庶民が主人公という点で、「みをつくし料理帖シリーズ」と共通する魅力を私は感じています。

 また、真之介とゆずの成長が見物です。

 駆け落ち同様で、「とびきり屋」をはじめた二人。

 激動の時代、様々な荒波を二人で協力してくぐり抜けていきます。

 第一巻の最後では・・・。これ以上は書けません。

 若い二人に拍手を送る私です。

 1巻を読んでしまった私は、当然、今から2巻「ええもんひとつ」を読みはじめます。

 現在、第三巻「赤絵そうめん」まで刊行されています。

 第4巻・5巻と、長期シリーズを期待しています。

 とても面白いシリーズなので、是非とも映像化を期待しています。

 NHKを始め、関係者の皆さん、よろしくご検討をお願いいたします。

 それでは、「ええもんひとつ」に突入します。

 どんな真之介とゆずに会えることでしょう。

 また、どんな歴史上の人物が登場することでしょう。

 とても楽しみです。

 

 

同胞

 山田洋次名作映画DVDマガジンVol.10「同胞」を観ました。

 1975年の作品です。

 統一劇場の演劇を岩手県松尾村青年会が、公演するまでの物語。

 青年団長は、寺尾聰。当時、27才。酪農家の純朴な高志を好演しています。

 高志が気持ちを寄せる佳代子を演じる24才の市毛良枝が愛くるしくていいですね。

 青年会が公演を主催するかどうか、実によく議論します。

 総会は、夜2時にまで及びます。

 山田洋次監督がマガジンで「いま思い返してみると、民主主義の物語だったと思う。」と述べていますが、その通りの議論が描き出されています。

 その議論が、実に明るいのです。

 一人一人を大切にする雰囲気があるのです。

 この映画を観て、「一人一人を大切にする」ことが、今、社会全体で希薄になっていることに気付かされました。

 未来は青年のものといいますが、今の青年に変わらない輝きがあることを信じたいと思います。

 映画の終盤、公演を成功させて、青年会長の高志が、倍賞千恵子演じる統一劇場のオーガナイザーの秀子に寄せた手紙が朗読されます。

 その中に「なんであんなに夢中になれたのか。不思議な気がします。」というくだりがあります。

 私の20代にこの言葉を当てはめると、大学のサークル活動だったのかなと思います。

 その後は、4年毎の自らの選挙活動でしょうか。

 夢中になれるものがあるということは素晴らしいことだということに気づかされる映画です。

 今回も山田監督にただただ感謝するばかりです。

 次回は、「ダウンタウンヒーローズ」です。

 この映画は、リアルタイムで映画館で観ていないので、今から楽しみです。

 

実家で田起こしをしました。

 実家の田植えを6月2日にすることにしました。

 5月20日に田に水を入れ始めます。

 今日は、水を入れる前の最後の田起こしをしました。

 父が遺してくれたトラクター。今日も快調でした。

 とてもいい風が吹いて、気持ちよく作業が出来ました。

 朝9時ころから作業に入り、12時過ぎに終了しました。

 耕した後の一番大きな田です。いよいよ水が入ります。

 水を入れて、あと2回鋤いて、いよいよ田植えです。

 今年も家族全員集合での田植えにしたいと思っています。

 今日も、父なる山「荒滝山」に見守られての作業となりました。

 荒滝山は、今日も穏やかに私を見守ってくれました。

 農家の皆さん。皆さん方の準備状況はいかがですか。

 お教え下さい。

自衛隊空域の米軍使用実態が明らかに

 5月11日、日本共産党山口県委員会は、政府の省庁と交渉しました。
 防衛省では、「自衛隊訓練空域の米軍使用の『調整』結果については、事前に関係自治体に情報提供すること」を要請しました。
 防衛省運用企画局運用支援課(管制・空域管理担当)松本防衛部員は、「米軍の運用にかかる情報のため、事前の提供は差し控えてきた。今後も事前に提供することは、差し控えたい。ただ『調整』の実績については、これまでも党の国会議員の要請に応えて、事後、情報を整理したうえで提供させて頂いている。今後についても、例えば関係自治体から情報提供の要請があれば、対応したい」と答えました。
 防衛省が井上哲士参議院議員に提出した記録は、全国28ヶ所ある空域の使用統制機関とされた各自衛隊基地が、米軍からの使用通報を受けて「調整」を行ったものです。2011年1月から今年2月までの飛行日数と飛行時間が記されています。
 中国地方にまたがる「エリア567」は、自衛隊専用空域「エリア7」と「エリアQ」と重なり、地表面から高度7000メートルまでの空域を占めています。
 同エリアでの空域使用は、この資料では、453日、2582時間に及んでいます。
 私は、今後、山口県に対し、防衛省の資料を請求するよう求めていきたいと思います。
 いずれにしても傍若無人な米軍機の低空飛行訓練は、中止すべきです。
 この問題に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

県議会常任委員会の構成が決まる

 県議会は、昨日閉幕しました。

 昨日は、常任委員会と議会運営委員会の委員を選任し、正副委員長を互選しました。

 正副委員長と日本共産党県議団の所属委員会を紹介します。

 総務企画委員会 藤生委員長(自民) 島田副委員長(自民) 藤本委員(共産)

 環境福祉委員会 友広委員長(自民) 星出副委員長(自民) 木佐木委員(共産)

 商工労働委員会 上岡委員長(公明) 吉田副委員長(自民)

 農林水産委員会 有福委員長(自民) 笠本副委員長(自民)

 土木建築委員会 林委員長(自民) 岡村副委員長(自民新生会)

 文教警察委員会 二木委員長(自民) 曽田副委員長(公明)

 議会運営委員会 守田委員長(自民) 西嶋副委員長(民主) 木佐木委員(共産)

 私は、総務企画委員会に所属することになりました。

 所管は、総務部、総合企画部、産業戦略部、会計管理局、監査委員事務局、人事委員会事務局、選挙管理委員会事務局です。

 久しぶりの総務関係の委員会です。

 6月県議会は、参議院選挙のために、通常より早まり、6月12日から28日の会期で行われる見込みです。

 県政全般及び、総務企画委員会所管の様々なご意見やご要望を藤本までお寄せ下さい。