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自民候補者に官房機密費が支出されていたとの報道について

 11日付しんぶん赤旗日刊紙は、中国新聞が、自民党政権が、内閣官房機密費を使い候補者に陣中見舞いの現金を渡したと報じたいと次のように報じました。
 「自民党政権が選挙の際、候補者に内閣官房機密費(報償費)を使い陣中見舞いの現金を渡したとする関係者の証言を『中国新聞』(10日付)が報じました。これによると2000年以降の自民党政権で官房長官を務めた人物が、『国政選挙の候補者に陣中見舞いの現金を渡す際に官房機密費を使った』と証言したといいます。額は100万円だったとしています。9日付では、13年の衆院選で安倍信三首相(当時)が東日本の選挙区に応援に行った際、候補者に現金100万円を渡したと報じています。候補者の『個室で面会する場面があり、安倍氏から茶封筒を受け取った。茶封筒の中には白い封筒が入っており、その中に100万円が入っていた」という証言を紹介しています。この100万円について同紙は、複数の元政権幹部が使途が公表されない官房機密費が使われた可能性があるとの見方を示した、としています。また同紙参院広島選挙区を巡る河井克行法相=自民党離党=の大規模買収事件に関連して、安倍氏が2800万円、菅義偉官房長官(当時)が500万円を元法相側に提供した疑惑を示すメモを検察が押収したと報じています。年間12億円3021万円もの機密費を、自民党政権が国政選挙で裏金として流用していないか、その究明が求められます。」
 小池晃書記局長が13日の記者会見で、自民候補者に機密費支出の報道で、次のようなコメントを行ったと14日、しんぶん赤旗日刊紙が報じました。
 「日本共産党の小池晃書記局長は13日、国会内で記者会見し、自民党政権が選挙のさいに内閣官房機密費(報償費)を使って候補者に現金を渡していたとの報道について『官房機密費は国民の血税であり、選挙活動に使っていたとすれば選挙の公平性が損なわれる重大問題だ。民主主義の根幹にかかわる問題として徹底追及する』と表明しました。小池氏は、官房機密費は毎月約1億円支出されているものの、使途などの報告はおろか記録する義務もなく『裏金中の裏金だ』と強調しました。2018年に最高裁が官房機密費の支出関連文書の一部開示を国に命じたものの、いついくらが官房長官の金庫に入ったのか記録の開示にとどまっていると指摘。判決後、原告らが政府に要請した▽官房機密費を国会議員やジャーナリスト、公務員に渡すことの禁止▽一定の期間が過ぎた支出の公開ーすら実現していないと述べ、『官房機密費が政策買収や世論誘導などに使われない最低限のルールではないか』と語りました。NHKの『日曜討論』で機密費を『選挙目的で使うことはない』と断言した自民党の鈴木馨祐衆議院議員の発言について『機密費を何に使ったか官房長官しか知らないはずであり、選挙活動に使われていないと断言できるはずがない』と批判しました。」
 政治とカネの問題がついに機密費にまで及んでいたことが報じられました。
 小池氏が指摘するように、官房機密費は血税です。血税が自民党に流れ、自民候補者の選挙活動に使われていた事実は重大です。政治資金規正法改正の議論とともに、この問題の解明は、国会の重要事項です。

 中国新聞の報道はジャーナリスト精神に満ちたすばらしいものだと思います。

 また、官房機密費を自民候補の選挙で使ったということが事実ならば、自民党の国政私物化極まれりの状況だと思います。
 この問題に関する皆さんのご意見をお聞かせください。

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