万城目学著「プリンセス・トヨトミ」を読んでいます。
先日のブログで書いた通り、この物語が来年夏公開予定の映画になるからです。
「鬼の松平」を堤真一さんが演じるようです。原作では日仏ハーフの旭は女性、鳥居は男性ですが、映画では男女逆転になるようです。
旭を岡田将生さんが、鳥居を綾瀬はるかさんが演じるようです。これはこれで楽しみです。
万城目ワールドを満喫すべく、映画「鴨川ホルモー」を息子たちと一緒に観ました。我が家ではホルモーのポーズが俄かに流行りだしました。
万城目ワールドについて、私の尊敬すべき読書案内人の児玉清さんが文庫「鹿男あをによし」の解説でこう書いておられます。
「よく考えれば荒唐無稽な非現実的物語なのに、これほど物語の面白さにひかれるのはいったいなんなのか。実はそこには、真にまっとうに生きる愛すべき主人公たちや登場人物たちの魅力にひかれ、すっかり感情移入してしまった僕は、物語の世界に没入し、溶け込み、一気に超常現象の世界を共に熱く走り抜け、凄まじいばかりのシンパシーに心を震わせたのだった。」「理屈や屁理屈で読み手を退屈させずに、読む者の心を、想像力の飛翔する万城目ワールドへと誘い、面白さで夢中にさせる、これぞまさしく万城目マジックだ。」
「鴨川ホルモー」しかり、今読んでいる「プリンセス・トヨトミ」も万城目マジックに圧倒されてしまう。
その上で、それぞれの都市の歴史を学べるもの関西3部作と言われるこれら作品の魅力でしょう。
「鴨川ホルモー」は京都。「鹿男あをによし」は奈良。「プリンセス・トヨトミ」は大阪。
「プリンセス・トヨトミ」は、まさに大阪の歴史が物語の中に大きく流れています。あるインターネットの記事には「ダ・ヴィンチ・コード」を彷彿させる物語との紹介もあったほどです。
映画「ダ・ヴィンチ・コード」は観ているので、なるほどと思いました。
いよいよ、今読んでいる「プリンセス・トヨトミ」はクライマックスへ。大阪国とは。王女とは。期待が高まります。映画も待ちきれません。
万城目学ファンの皆さん、どの作品が好きですか。感想をお聞かせください。
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