議会だより

厚東川通信No228(2008年5月1日号)

日本共産党山口県議団が二井知事に緊急申し入れ

 

必要な生活道の発注を

 

中小企業の仕事確保を要望

 

 十七日、日本共産党山口県議団(水野純次団長)は、二井知事に「道路事業にかかわる県内業者の仕事確保を求める申し入れ」を行いました。
 要望項目は、①県民生活を維持・向上させるため必要な新規事業は「凍結」を解除し、地元業者の仕事を確保すること。②予測される財源不足については、「特例交付金」等確実に補てんされるよう国に要望すること。③今後の道路事業については、「生活道路の整備促進」を願う県民世論に応えたものに転換し、「地域高規格道路」など不要不急の事業は「凍結・中止」すること。の三点です。
 対応した因幡県土木建築部次長らは、①について「財源確保の見通しが立っていないのでいたしかたない」「そのためにも一日も早く暫定税率の解除を求めていきたい」と回答しました。②について、「適切な補てん措置が講じられるよう全国知事会を通じても国に求めているところである」と答えました。 ③について、「地域高規格道路は、生活道路という側面もあるので必要なもの」「庁内に対策会議等を設けた。今後も関係機関と連携し、必要な対応は行っていく」と答えました。

 

美祢市議選挙で南口氏・三好氏当選


 合併にともなう美祢市議選挙が二十七日投票で行われました。日本共産党の南口あきお氏(五六)が、六百七十七票で十二位、三好むつ子氏(六四)が、五百四十九票で二十二位で当選しました。古川ひろし氏(六九)は、四〇四票獲得したものの二十九位で当選には至りませんでした。
 日本共産党の得票は、千六百三十票で、得票率は七・八七%でした。〇七年にたたかわれた参院比例票に比べ、七百七十七票の増となりました。

 

2月県議会報告シリーズ④

 

掃海訓練の事故防止対策を

 

 藤本県議は、二月県議会で、海上自衛隊のイージス艦による漁船衝突事件について、原因究明と実効ある再発防止策を国に求めるべきだと主張しました。県内漁業者が操業する周防灘や響灘でも日米合同及び海上自衛隊による掃海訓練が頻繁に行われていることをあげ、万全の安全対策と訓練内容の周知徹底、訓練回数の削減を国に求めるよう迫りました。
 二井知事は、イージス艦衝突事故について「誠に遺憾」とのべ、徹底した再発防止策がとられるよう国の対応状況をみながら、国に必要な要望を行う考えを示しました。三好総務部長は、漁業者や海運業者などへの訓練内容の周知や漁業補償の内容、訓練頻度の見直しについて関係者の声を聞いて、必要に応じて対応すると答えました。

 

一気

 

二十七日投票で行われた選挙の結果を一言で言うならば、高齢者の怒りが示されたものでしょう。衆議院山口二区補欠選挙での自民党の敗北も、「後期高齢者医療制度」への高齢者の怒りが示された結果だと思います▼美祢市長選挙で、当選した村田新市長。最終盤に村田陣営が出したビラの中に、「後期高齢者医療制度の見直しを国に求めます」という趣旨の文書がありました▼美祢市議選挙では、日本共産党は、三議席を目指しましたが、二議席に留まりました。残念ながら落選した古川候補も、直前の選挙の得票を一.八倍に伸ばしました。私が対話したある元秋芳町議さんは、「自分はゴリゴリの自民党員として頑張ってきたが、今度の後期高齢者医療制度のような制度が導入されたことに恥ずかしい想いがする」と、話をされていたのが印象的

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