藤本かずのりサポーターズ はじめました

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さよなら上関原発・宇部集会パレードに120人

 昨日、上関原発を建てさせない美祢・山陽小野田・宇部地域実行委員会主催の「さよなら上関原発 3・19宇部パレード」が行われ120名が参加しました。

 市民や各政党から挨拶を行いました。

 私は、日本共産党を代表して次の要旨の挨拶を行いました。

 さよなら上関原発集会で挨拶をする右から社市民党・佐々木さん、共産・私、立憲・坂本さん

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 さよなら上関原発 宇部パレードにご参加の皆さん。

 2017年、伊方原発の運転差し止めを下した野々上裁判長は、「約9万年前に発生した阿蘇カルデラで火砕流が原発敷地内に到達した可能性が小さいとはいえない」としました。

 残念ながら、四国電力による決定の取り消しが認められ、伊方原発は稼働中ですが、山口大学の発表は重大です。

 9万年前に発生した阿蘇カルデラの火砕流の堆積物が、山口市と久慈で発見されたと16日、山口大学が発表しました。

 阿蘇山から徳地は170㌔です。阿蘇山か150㌔の上関原発予定地に火砕流が到達したことが証明されました。

 中国電力が県に申請している埋立免許は来年1月に期限切れを迎えます。埋立再延長を阻止し、来年の集会では、上関原発をストップさせた勝利集会にしてまいりましょう。

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 集会では、以下の集会宣言を採択しました。

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集 会 宣 言

 私たちは「さよなら上関原発 福島を忘れない」との強い思いのもと、今日、ここ厚南体育広場前に参集しました。
 原発は、稼働するだけで放射性物質を大気と海に放出し、地球を汚染し人々の身体を蝕み続けます。そして、ひとたび原発事故が起これば、福島のような惨状が繰り返されることになります。また、「核がある」という状況は、より平和を深刻に脅かすものであることは今般のウクライナの状況が如実に示したことでもあります。

 2000年12月の朝日新聞世論調査によれば、県民有権者1,600人の内、上関原発建設について、反対47%・賛成24%、周辺2市5町では反対58%・賛成21%と反対が圧倒していました。
 2001年3月、二井県知事は建設を前提に安全対策など6分野21項目の「意見書」を国に提出。国は5月12日、有識者による総合エネルギー調査会電源開発分科会を開催、わずか2時間の審議で、上関原発の電源開発基本計画への組み入れを了承しました。しかし、委員からは「瀬戸内に初めての原発、慎重に」「絶対安全はない」「島に住む人はどこに避難するのか」など拙速な了承を批判する発言が出されていました。

 その10年後には福島原発事故が起こり、県民の危惧は現実となりました。県知事はこの時点で建設計画を白紙に戻し、今一度県民の声を聞くべきでした。
 ところが「重要電源開発地点の指定は今も生きている」の一点張りだけで現実を捨象し公有水面埋立免許の延長を次々と繰り返し、昨年の中国電力の海上ボーリング調査でも漁業者の同意を得ていないことを知りながら法の主旨を無視してこれを許可しました。県民に選ばれながら県民の意見に耳を傾けない、村岡県知事の一企業と国政府におもねるだけの有り様は、県政はじまって以来の悪政であります。

 今を生きる私たちは、瀬戸内に住む幾千万人の命とくらしを守り、私たちに続く世代の幸せをつくるため、上関原発建設を絶対に認めることは出来ません。
 村岡県知事の悪政に抗議するとともに、ただちに上関原発建設計画を中止することを強く要求します。

2022年3月19日 
福島を忘れない さよなら上関原発3・19集会・パレード
参加者一同

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 120名の参加者は、厚南体育広場から黒石ふれあいセンターまでパレードを行いました。

 山口アフリ家族の皆さんが先頭に立って宇部市内をパレードしました。

 パレードは、山口アフリ家族」の民さんの太鼓が先頭にたち、参加者が後に続きました。

 

藤本かずのり県議会報告 かえる通信No84(2022年4月1日)

県議会脱炭素特別委員会が県に「カーボンニュートラル宣言」の推進を提言

 3月15日、私が委員を務める「県議会脱炭素社会における産業発展方策調査特別委員会」(以下、脱炭素特別委員会)が開催され、「脱炭素社会における産業発展方策調査報告書」(以下、報告書)が了承されました。

県にカーボンニュートラル宣言の推進を提言した県議会脱炭素特別委員会での私

 脱炭素特別委員会で了承された報告書には、「カーボンニュートラル宣言」があり、次のように提言しました。
 「カーボンニュートラルの具現化に向けた具体的な対応等の検討をしっかりと進めた上で、企業や県民の理解と積極的な参加を得るように努力した上で、必要な宣言また施策を推進されるようにされたい。」
 つまり、県議会特別委員会の報告書は、県に、2050年に二酸化炭素(CO2)排出量の実質ゼロを目指すカーボンニュートラル宣言の推進を求めたのです。
 2月県議会の一般質問で、私は、カーボンニュートラル宣言を行うべきだと質しました。
 同じく2月県議会で、カーボンニュートラル宣言を行うべきだと質した民政会・井上県議への回答で、平屋副知事は「今後予定される県議会の脱炭素特別委員会のご提言とコンビナート低炭素化構想を踏まえ、慎重に検討したい。」と答えました。
 3月18日、県議会最終本会議に於いて、友広脱炭素特別委員会委員長は、カーボンニュートラルに関し「必要な宣言や施策を推進」することを提言したと委員長報告を行いました。本会議終了後、報告書は村岡知事に提出されました。 
 県がゼロカーボンシティを宣言するかどうかの前提要件とした一つである県議会の脱炭素特別委員会がカーボンニュートラル宣言の推進を求めました。
 県は、一日も早く、カーボンニュートラル宣言を行う時です。

「県知事が事業の廃止に触れることは可能」と環境省担当者

3月16日、日本共産党山口県委員会は、ズームによる政府交渉を行いました。
 環境省の要請項目にある環境アセスメント制度に関する問題について報告します。
 要請項目は次の通りです。
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 同制度における知事意見について、「事業の廃止や取り止め」を選択肢に含めるよう改定を求める。
(仮称)西中国ウインドファーム事業は、山口県と島根県にまたがっており、両県知事は同事業の計画段階環境配慮書に対する知事意見を出した。島根県知事は、「環境影響を回避又は十分な低減が出来ない場合には、事業実施想定区域の再検討を行うなど、当該地域での事業の廃止を含めて事業計画の抜本的な見直しを行うこと」とした。
一方、山口県の村岡知事は、「環境影響を回避又は十分に低減できない場合には、風力発電設備の配置等の再検討、対象事業実施区域の見直し及び基数の削減を含む事業計画の見直しを行うこと」とし、「事業の廃止や取りやめ」については言及していない。これは、「環境影響評価は、事業の可否を問うものと位置付けられていない」とされていることに起因するものと考えられる(環境影響評価研究会が編集した「逐条解説環境影響評価法」によれば「環境影響評価は、事業の可否を問うものと位置付けられていない」と記されている)。
 言うまでもなく環境アセスメント制度は、事業が実施される住民にとって、その事業の是非(可否)をも含めた判断を行う上できわめて重要な制度である。
ところが現状は上記のように当該県知事が事業の是非に言及しないで、むしろ事業を進めることを前提としたうえでの意見を述べても可とされている。山口県知事は、この点に固執をして、「事業の廃止や取り止め」などについては言及しないでいる。これでは当該事業を否とする住民の意見を反映しないことにもなる。
よって、環境アセスメント制度における知事意見については、「事業の廃止や取り止め」を選択肢に含めるよう制度の改善を求める。
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 環境省からは、森田紗世大臣官房環境影響評価課課長補佐が回答しました。回答主旨は次の通りです。
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 電気事業法において、経済産業大臣は、設置者から届出られた工事の計画に関し、その工事の計画の変更又は廃止を命じることが出来ると定められている。
 環境影響評価法は、環境アセスが行われることが目的ではなく、その結果が実際の事業計画に反映されることが重要としている。事業に関する法律に基づく免許等や補助金等の交付の判断に当たっては、事業が環境の保全に適正に配慮しているか否かについて審査されていない場合がある。そこで、環境影響評価法では、環境の保全に適正に配慮されていない事業については、免許等や補助金等の交付をしないようにするなどの規定を設けている。
 環境影響評価法に基づき、事業が環境の保全に適正に配慮していないと判断した場合、県知事が事業の廃止に触れることは可能である。
 「逐条解説環境影響評価法」に「環境影響評価は、事業の可否を問うものと位置づけられていない」とあるのは、事業が環境の保全に適正に配慮しているかどうかではなく別の観点において、事業の賛否を問うための手続きではないことを述べたものである。
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 2月県議会において、県副知事は、私の質問に、「環境影響評価は、事業の可否を問うものとは位置づけられていないことから、本件では、あくまでも環境の保全の見地から、環境への影響を回避又は十分低減するように、事業者等に対し、知事意見を述べている。そうした中で、『事業の廃止や取り止め』などの表現は、事業の可否について言及したものと受け取られかねないことから、本件の知事意見には用いていない。」と答えました。
 環境省の担当者は、私たちの要請に対し「環境影響評価条例に基づき、事業が環境の保全に適正に配慮していないと判断した場合、県知事が事業の廃止に触れることは可能である。」と回答しました。
 県は、環境影響評価制度において、知事意見で、「事業の可否」を用いてはいけないのかどうかの解釈を環境省に照会すべきです。
 環境影響評価制度に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

新年度、農耕者限定の大型特殊自動車免許取得研修 実施回数増

 昨年9月県議会で、私は、農耕車限定の大型特殊自動車免許取得について一般質問を行いました。
 県は、防府市に農耕車限定の大型特殊自動車免許研修場を設置し、農業者の免許取得を支援しています。今年度6回で定員は各20名です。 その上で、私は、「当研修場の研修回数と定員を増やすべきだ。また、JA山口県や県警と連携し、技能講習会を開催し、総合交通センターでも技能実習を行って免許取得ができるようにすべきだ。」と質しました。
 松岡農林部長は、「まず、研修の回数と定員の増加については、当初、年間5回、計100名の予定に対して、定員を超える申込み等があったことから、県警・交通センターの協力を得て、年間6回、計120名に増やしたところだ。なお、安全確保の面から、1回当たりの定員は20名としています。次に、JAや県警と連携し、総合交通センターでも免許取得ができるようにすべきとのお尋ねですが、限定なしの大型特殊自動車免許は、自動車教習所や交通センターでの受験が可能であることから、受験の費用や所要日数などの情報を整理し、JAを通じて農業者に周知しているところだ。」と答えました。
 10日に行われた一般質問で、自民党の俵田議員が農業機械に対する質問に、松岡農林水産部長は、新年度、大型特殊自動車免許取得研修の実施回数を増やすと次のように回答しました。
 「農耕者限定の大型特殊自動車免許取得研修については、来年度から、農業団体や農機メーカーの担当者を指導者として育成し、県や関係団体で構成する農作業安全協会による研修を新たに実施することで、年間の実施回数を増加します。」
 引き続き、農耕者限定の大型特殊自動車免許取得研修の拡充を求めていきたいと思います。
 この問題に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

県脱炭素特別委員会の提言を確認し、ゼロカーボンシティの判断を検討

 昨日は、県議会環境福祉委員会の二日目=環境生活部の審議が行われました。
 私が取り上げた主なものを紹介したいと思います。
 第一は、地球温暖化についてです。
 県は、昨年改定した2030年までに17.8%の温室効果ガスを削減することを目標にした山口県地球温暖化対策実行計画(第二次計画)の改定作業を行っています。
 地球温暖化対策実行計画には、区域施策編と事務事業編があります。
 山口県は、事務事業編を「山口県庁エコ・オフィス実践プラン」と標榜し、事務事業編を昨年、山口県地球温暖化対策実行計画の改定に合わせて改定しました。
 私は、「今行われている山口県地球温暖化実行計画の改定作業の中で、事務事業編の改定も行うのか。」と質しました。
 西藤環境政策課長は「事務事業編についても改定することになる。」と答えました。
 次に、2050年ゼロカーボンシティの表明についてです。
 2月県議会での民政会の井上議員の質問に対し、平屋副知事は、2050年ゼロカーボンシティの表明について①県議会の脱炭素特別委員会の提言②コンビナート低炭素化構想を踏まえ、慎重に検討したいと答えました。
 私は、「仮に、県議会特別委員会の提言が、ゼロカーボンシティの表明を推進する内容だったなら、県は、宣言を行うのか。」と質しました。
 西藤環境生活課長は「県議会特別委員会の提言をしっかり確認したい。」と答えました。
 次に、環境影響評価法についてです。
 西中国ウインドファーム事業について島根県吉賀町長は「事業の取り止め」に言及し、島根県知事は、「事業の廃止」に言及しました。
 一方、西中国ウインドファーム事業について、福田岩国市長、及び藤井周南市長からは「事業の取り止めや廃止」についての言及はなく、村岡知事意見は「事業計画の見直し」を求めるものに留まりました。
 私は、「過去、県内市町長から、『事業の廃止や取り止め』を求める意見が出されたことはあったのか。」と質しました。
 西藤環境政策課長は「今までに、『事業の廃止や取り止め』を求める意見が県内市町長から出されたことはない。」と答えました。
 私は、「県内市町長から『事業の廃止や取り止め』を求める意見が出た場合は、市町の意見を束ねる知事意見として、『事業の廃止や取り止め』を選択肢に含めるのか。」と質しました。
 西藤環境政策課長は「市町長の意見を勘案することに違いないが、仮定の質問には回答を控える。」と答えました。
 次に、やまぐち安心飲食店認証事業についてです。
 やまぐち安心飲食店認証事業について、昨年8月から第一次募集が行われ、今年1月から第二次募集が行われました。
 私は、「今年度の申請件数と認証件数は何件か。」と質しました。
 櫻井生活衛生課長は「6120件の申請があり、6084件の認証を行った。」と答えました。
 第一次に認証した5890件には応援金として、各店舗20万円が支給されました。第二次募集と、新年度の事業は、応援金の支給がありません。
 私は、「第二次募集及び、新年度の事業で応援金の支給を行わない理由は何か。」と質しました。
 櫻井生活衛生課長は「第一次募集で県内飲食店の約7割に応援金が支給された。第一次募集で、インセンティブは確保されたと判断した。」と答えました。