この土日、テレビ朝日系で、佐々木譲原作「警官の血」のドラマが放映されました。両日とも仕事は早めに切り上げてばっちり観ました。
原作は、上下2巻の長編ですが、今下巻の前半を読んでいます。
派出所勤務の清二の謎の死を同じく警官になった息子と孫が真相解明を図っていくと物語です。
原作の上巻では、犯人は誰なのか全く分かりませんでしたが、ドラマでは、清二が殺される様がありありと映し出されていました。
このドラマを演出した鶴橋康夫監督のインタビュー記事が赤旗日刊紙に掲載されていました。
鶴橋監督は、「佐々木さんの原作には、ドストエフスキーの『罪と罰』のような原罪を追い求めるという確かなテーマがあった。」と語ります。
この記事を書いた板倉記者は、「全編を貫いて通奏低音のように流れるのは、人間を人間と思わない国家権力の正体です。」と書いています。
清二の息子の民雄は過激派のスパイを命じられ、精神を病みます。民雄の息子の和也も暴力団担当を命じられし良心を投げ捨てる場面が映し出されていました。
そしてドラマの鍵を握る清二の同期だった早瀬は、激戦地レイテ島から復員した人物です。人間性を捨てながら生きてきたことが映し出されます。
早瀬は、「アメリカ軍に包囲されて何万人も死んで、それこそ飢餓と・・・、つまり国は撤退命令を出さない代わりに補給もない、援護もない。生きて帰ってきた人は、口をつぐんだまま、この世を去ろうとしている。俺が出来るのは、たった一つ。レイテ島から生還した男は、一体、何を考えたか想像すること」と語ります。
また、早瀬は、自分をとことん追い込んだ者に対し、「オレは一度だって、そいつらから謝罪の言葉を受けたことはない!」と叫びます。(せりふは赤旗の記事から引用)
今、私は、ドラマの余韻を感じながら、活字の「警察の血」を読んでいます。
やっぱり佐々木譲はいいですね。今年の秋には、映画「笑う警官」が封切られます。今年は、じっくり佐々木譲の作品に浸りたいと思います。
次男の学年では、野球がはやっているそうです。次男のN君は野球が大好きでお父さんとバッティングセンターに通っているそうです。先日、次男は、N君のお父さんにバッティングセンターに連れて行ってもらいました。N君はバンバン打てるのに、自分はあまり打てなかったようで、帰ってくるなり、「父さんバッティングセンターに行こう。」と言います。
そして、今日、長男と二男と一緒にバッティングセンターに行きました。私は、10年以上ぶり位です。古本屋に寄る都合から、まず、訪れたのが、上宇部にあるバッティングセンター。プロ野球の投手が実際に投げる映像が出てきました。長男は、左利きなので、打てるところは1ヶ所しかありませんが、最初は当たらずに苦労していましたが、後半は少し当たってきました。次男は、二度目のバッティングセンターということもあり、結構当たっていました。私もやってみましたが、最初の5球位は、タイミングが合わず全くだめでしたが、あわやホームランという球も打てるようになりました。
長男がバッティングに挑戦しています。(上宇部のセンター)
市内には、もう1ヶ所バッティングセンターが原にあります。帰り道に寄ってみました。こちらは、昔ながらのバッティングセンターです。1セットづつやってみました。長男の左用は、スピードが110キロの所しかなく、苦戦していましたが、結構打てたそうです。次男は、上宇部の方が調子が良かったようですが、後半は、打てるようになっていました。
次男もバッティングに挑戦しています。(原のセンター)
そろそろ私は、議会モードに入りますので、今度バッティングセンターに行けるのは、4月以降でしょうか。そろそろ釣りにも行きたいのですが。
数日前の新聞の広告で目に止まり、石井直方東京大学教授の「一生太らない体のつくり方―スロトレ実践編―」という本を購入しました。
石井先生のダイエット理論は、極めてシンプルです。
①筋トレをおこなって、筋肉を維持・増強させる。
②有酸素運動によって、脂肪を落とす。
③余分なエネルギーを抑えた、適切な食事。
長い間私のブログに親しんでいる方は、私が数々のダイエットを行ってきたかご存じでしょう。
ここ数年、徐徐に体重が増え始め、今年になってその傾向が顕著で、そろそろ何は始めようかなと思っていた時でしたので、石井理論には納得です。
これまで、様々な方が提唱されてきた理論を整理、発展されたものと思いました。
先生は、ボディビルディングの選手でもあったという経歴もあり、先生の実践の特徴は、筋トレにあります。スロートレーニング、略してスロトレという筋肉トレーニングです。
道具は何もいらないし、簡単なものなので今日から始めいます。3ヶ月間の記録を付けることが出来る手帳も本についていましたのでこれを励みに続けてみます。
手帳は、昨日から付けていますが、手帳を付けるだけで、間食が少なくなりました。
一緒に、体重体組成計を買ってしまいました。10年位前に一度体脂肪計の付いた体重計を買いましたが、その当時よりも断然進歩していますね。
私が買ったのは、体重・BMI・体脂肪率・骨格筋率などが測れるものです。
今朝のデータは、体重66.9キロ。体脂肪率19.9。骨格筋率32.1でした。
目標は、体重は、BMI通りの60キロ、体脂肪率は、15%、骨格筋率は、35%にしたいと思います。
市内に住む79歳の男性(Aさん)から、「今まで受けていた治療が抑制されて来た。」という告発がありました。Aさんは、市内の病院で治療を受けてきましたが、これまで行われていた薬の投与が出来ないと言われたといいます。県の後期高齢者医療広域連合に問い合わせたがよく分からなかったということで私に相談がありました。
政府は、後期高齢者への医療を差別・制限してゆくことを計画しました。08年の診療報酬改定では、いきなり後期高齢者の医療を全面的に包括払いにして、複数の診療科を受診できなくするような改悪は導入されませんでした。しかし、後期高齢者の外来診療では、高血圧性疾患・糖尿病・不整脈・認知症などの慢性疾患の治療にかかる費用を「月6000円」で頭打ちにする診療報酬の「包括払い」制度が導入されました。
Aさんのケースは、この制度の導入による影響ではないかと思われます。
県医師会は、昨年4月24日に行われた第159回定例代議員会で、「後期高齢者医療制度の見直しを求める決議」を行いました。
県医師会の決議では、後期高齢者医療制度について「保険料の徴収を含めた財源の問題に国民の同意が得られてないこと、『後期高齢者診療料』に象徴されるように医療機関へのフリーアクセスを妨げ、医療格差を生じさせる構図にあること、年齢により受ける事のできる医療の内容に違いが生じることの3点において、医療人としていささかも容認できないということで意見が一致した。」と批判しています。
県医師会の懸念がその通りになってきています。
更に問題なのは、保険証の取り上げ問題です。以前のブログにも書きましたが、昨年の12月8日の調査で、県下で、後期高齢者医療制度に加入している人の内、7240人が保険料を滞納しています。このまま4月を迎えると、この方々に保険証が交付されない怖れがあります。
年齢で医療が差別される上、その医療さえ受けられない人が県内でも多数生まれようとしています。
私は、今日、Aさんの話しを聞いて、この制度は、やはり廃止しかないことを痛感しました。
我が家では、本日、一日遅れの節分をしました。
鬼は、長女。保育園で作ったお面をかぶりました。
豆は、一日遅れで、寄ったスーパーに炒った大豆がなかったのと、
ラジオで紹介していたのを思い出して、落花生にしました。
これなら片付けも簡単。子どもたちは年の数だけ食べていました。
恵方巻きも食べました。みんなで作った手作りです。うなぎ入りでとても美味しく食べました。
恵方巻きはいつから全国行事になったのでしょう。私は根っからの山口県人ですが、ここ、10年ですよね。
子どものころは、豆まきしかしませんでした。恵方巻きを食べるのは、四国地域での風習だとかラジオで紹介していましたが。
手作りの恵方巻き、もちろん丸かじりしましたよ。
方角がよく分からなかったのが難点ですが。
我が家にとって福が多い一年になりますようにと願いつつ、我が家の節分が滞りなく終わりました。
本日、日本共産党県国会議員事務所吉田所長と、私で、県内の福祉・医療に関わる各種団体を訪問しました。
目的は、「県福祉医療費助成制度堅持」に向けての懇談です。
最初に訪ねたのは、山口県身体障害者団体連合会です。番屋会長、大平事務局長に対応していただきました。
同団体は、1月20日に、他の福祉団体と共同をして知事に福祉医療費助成制度の堅持を要請しています。更に、今月10日には、議会請願署名の一次分を提出するということでした。
対話は大いにはずみました。対話の中で、具体的なケースが出されました。山口市内に住むある50代の男性。福祉作業所に通いながら自立して生活しています。月8万の年金ですが、家賃と食費で残りは1万7千円程です。このような暮らしの中で、窓口での負担や一部負担金が導入されたら大変になるという状況です。
「このようなケースは多数あり、ぜひ、現行制度を維持してほしい。」と番屋会長から強い要請を受けました。
次に、山口県手をつなぐ育成会なども加盟している県児童福祉連絡会議の河野事務局長とお話しました。
手をつなぐ育成会は、1月20日に、他の福祉団体と共同して、知事に制度の堅持を要請しています。河村事務局長は、「これ以上の医療費の負担増加には耐えられない。というのが、各施設の率直な意見だ。」と述べました。
次に、山口県医師会を訪ねました。県医師会では、昨年12月25日、この制度の堅持について知事に要請しています。
お話した小倉事務局長は、「現状維持が医師会の意見だ。機会あるごとに県当局に要請している。」と述べました。
最後に、県小児科医会・小野田市医師会の砂川先生を訪ねました。ここでも対話は大いにはずみました。
砂川先生は、「子どもの病気に対する気遣いが必要で、見落とすことなく対応するためには、現行制度の維持は必要。」「ここまで、制度を拡充するためには、小児科医会としても、平井知事の時代から、署名を集めたり大変な努力を行ってきた。」「改悪案が強行されると、重度障害者など大変な負担が強いられるケースが生まれる。」「改悪案が強行されれば、病院の未収金が増えるなど経営にも悪影響をだ。」「今、夜間救急で小児科医会は大きな貢献をしている。改悪案が強行されると、今後の救急へ貢献する意識も低下するとの意見も出されている。」と述べ、様々な意見をお聞きすることが出来ました。
帰ってみると、山口県腎友会と山口県保険医協会から、12日に行う福祉医療制度に関する共同要請への参加要請の文書が届いていました。是非参加したいと思っています。
県民の命を守ることが、県行政の第一義的任務ではないでしょうか。その命綱を切るようなことを県はしてはならないと私は、今日様々な方々と対話して痛感しました。
二井知事は、制度改悪の強行を再検討するよう今日も求めたいと思います。
県医師会の事務局の方々との対話風景です。
県小児科医会砂川会長との対話風景です。