本日、西宇部小学校の学校保健委員会が行われ、「携帯電話・インターネットの現実~子どもの行動、大人の対応について~」と題して、宇部警察署生活安全課西部少年サポートセンター迫田係長を講師に学習会が行われました。
5・6年の子どもたち向けに話が行われた後、私たちPTA向けにも話がされました。
PTA向けには、警察庁が昨年10月に発表した「非出会い系サイトに起因する児童被害の事犯に係る調査分析について」とする広報資料を基に話がされました。
この調査分析は、今年度の上半期に検挙した非出会い系サイトに起因する児童被害の福祉事犯等730件を警察庁が分析したものです。
そもそも、近年は、出会い系サイトに起因する児童被害の事犯は減少しているものの、非出会い系サイト(SNSサイトを主とするコミュニティーサイト)に起因する事犯が大幅に増加していることからこの程の調査分析が行われたようです。
以下分析の概要を紹介します。
(1)被害児童のフィルタリング加入状況等
○被害児童が携帯電話を使ってアクセスしている事犯が9割以上
○被害児童がフィルタリングに加入していない事犯が9割以上
(2)被疑者のミニメール利用状況
○被疑者がサイト内のミニメールを利用した事犯が約6割
○被疑者がミニメールから直接メールへ移行した事犯が、ミニメール利用事犯の約9割
(その他)
○被害児童が、保護者からサイトの利用について注意されたことがない事犯が約8割
○被疑者が犯行動機については、児童と性交目的(約7割)を含めて児童との接触目的が約9割
○被疑者が年齢等を詐称した事犯が約4割
○EMA(一般社団法人モバイルコンテンツ審査・運用監視機構)の認定サイトに起因する事犯が約5割
警察庁では、今後の対応として次の3つを挙げています。
①フィルタリングの普及徹底
②ミニメールの監視体制拡充の促進
③実効あるゾーニング(利用者の年齢等属性に応じて利用可能なサービスを区別して設定する)の促進
これらの報告を聞いて、まず、親として子どもに携帯電話やインターネットをさせる場合には、事前に学習し、フィルタリングなど適切な対応を行う必要性を学びました。
また、政治に携わる立場から、子どもたちへの被害をなくしていく、対策の徹底が必要であることを学びました。
私の子どももそうですが、子どもたちはゲームなどが大好きです。その延長線上に、このような犯罪の温床があることを知り、大人が必要な対策を講じていく責任があることを痛感しました。
非出会い系サイトに起因する児童被害をどう防いでいくか、皆さんのご意見をお聞かせください。
5・6年生が携帯電話の現実を学びました。
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