月別アーカイブ:2009年11月

ジョギング再開

 11月1日に映画「風が強く吹いている」を観て以来、「走りたい」という気持ちになりました。

 実は、その日の夕方以来、朝晩2キロ程度のジョギングを続けています。

 朝は、家から山陽本線伝いに、厚東駅方面に、夕方は、小野田駅方面に、走っています。今日でちょうど1週間になります。

 走り終えると気持ちがすっきりするのと、体が少し締まったような気がします。

 市会議員時代には、少し走っていた時があって、県内外のいくつかの大会に出場したこともあります。

 2月議会の前後にでも県内の大会に出てみようかなと思っています。もちろん目標は完走です。

 しかし、自分の選挙が近づいてきましたので、中々、継続は難しいのですが、ゆっくり、のんびり、ジョギングを続けていけたらと思っています。

 近所で私がチンタラ走っているのを見たら「長い目」で見てやって下さい。

貧困を考える

 国民の権利にとって極めて重大な指標が、新政権になって発表されました。それは、「貧困率」です。国民一人一人を可処分所得の高い順に並べたときに、その中央値の半分に満たない人の割合が貧困率です。
2006年のデータで、中央値が254万円。その半分が127万円で、貧困率が15.7%、子どもの貧困率は14.2%です。人口で言えば、約2000万人に相当し、子どもでは300万人となります。同じ調査をOECDが行っており、2000年代半ばの数字で、平均が10.6%。日本が14.9%で、メキシコ、トルコ、米国に次いで高い値です。
 私は、今平成20年度の決算特別委員会の委員として審議の真っ最中です。私は、今回の審議を通じて、県民の貧困の深刻さを痛感します。
 まず、県税が入らない、県税の収入未済額は、H20年度で、43億円。これは、県財政史上最高だそうです。また、法人税も赤字のために下がっています。前年度の88%しか入らない。更に赤字が出た時には、とり過ぎた税金を還付するのですが、そのお金が、H20年度で18億円。これも過去最高となっています。
 経済悪化、県民の暮らしの大変さが税金の収入減、滞納にもはっきりと表れています。
 更に、中小企業はどうでしょう。県の制度融資で、信用保証協会が保証しています。業者が払えずに、信用保証協会が、金融機関に肩代わりした額、代位弁済といいますが、その額が、H20年度で31億円。これもほぼ過去最高という状況です。
 子どもたちは、どうでしょう。県ひとづくり財団が、奨学金事業を行っていますが、返還金の滞納は、H20年度末で5億3千万円。この滞納額は過去最高ではないようですが、過去5年では最高の額となっています。
 県内の中小業者も子どもたちも、貧困に苦しんでいる状況が顕著です。
 更に、県民の貧困打破のために力を尽くしていきたいと思います。皆さんのご意見をお聞かせください。
 

決算委員会二日目

 今日は、決算委員会の二日目の審議が行われました。

 午前中は、地域商工委員会の所管の審議を行いました。

 まず、地域振興部関係で、私は、電子申請の問題を取り上げました。

 H18年度から県内全市町が参加し「山口県電子申請システム共同運営協議会」を設立し、電子申請の共同運営を開始しました。

 県は、システムの再構築を行い、自前の危機整備を伴わないASP方式にしました。これまで、県の機器が無償利用出来た市町は、県のシステムの再構築で、新たな負担が生じました。

 このことを契機として、これまで一体的に取り組まれてきた市町と県との電子申請の共同利用が分裂しました。

 現在、県と共同利用しているのは、山口市、防府市、長門市だけとなりました。

 私は、「広島県、岡山県、島根県では、電子申請のシステムを県と市町が共同で運営している。山口県も再び市町と共同で運営できるように関係を修復すべき」と質しました。

 辻県情報企画課長は、「システムの共同利用の再構築に向けて努力する」と答えました。また、当面、「県のホームページから、各市町の電子申請の受付窓口にリンク出来るようにしたい」と答えました。

 商工労働部関係で、私は、中小企業高度化資金の収入未済額の状況を問いました。

 H20年度決算において、税外収入未済額は、54億あります。その内、37億が、中小企業高度化資金の収入未済額です。

 この内訳について私は質問しました。担当課長は、10組合による収入未済であるとし、その内、5件が同和高度化資金であることを明かにしました。

 また、1件当たりの未収最高額は、10億9870万円であることも明かになりました。

 私は、03年9月議会で、水野議員が旧サンロード跡地問題で、これに関わる組合の高度化資金の残高を聞いた時に、当時の商工労働部長が、「11億470万円である」ことを明らかにしたことを指摘しました。

 更に、私は、先の未収最高額が、旧サンロード跡地に関わる組合であった場合、この6年間での返済額はわずか600万円にしかならないことを指摘しました。

 その上で、私は、旧サンロード跡地に関わる組合の高度化資金の返済状況を質しました。担当課長は、「鋭意努力している」と答えました。

 午後は、文教警察委員会所管の審議が行われました。

 教育委員会関係で、私は、スポーツ振興の問題を取り上げました。

 H20年に生涯スポーツなどを支援する予算は、約502万円ありました。私の調査でその予算が、H21年度約370万円に減額されていることが明かになりました。

 その一方で、国体の選手力強化のためのトップアスリート育成事業は、H16年、2億8千万円だったものが、H20年約4億9千万円に増額されていることも明らかになりました。

 更に私は、「下関トラッククラブ(STC)」について質問しました。担当者は、「STCの登録選手は、全て県外出身選手である」と答えました。

 私は、天皇杯獲得を第一義とする県スポーツ行政を転換し、県民のスポーツ力向上を中心に据えた行政とすべきと主張しました。

 警察関係で私は、放置違反金の差押件数の問題を取り上げました。

 放置違反金は、H18年からスタートしました。差押件数は、H20年度91件だったものが、H21年度9月末現在、155件と急増しています。

 私は、差押の基準と対応を質問しました。担当者は、「地方税の滞納処分の例に準じている。生活に欠くことができない財産は、差押ないように配慮して対応している」と答えました。

決算特別委員会の一日目

 今日からH20年度決算特別委員会の一日目の審議が行われました。

 今日は、総括質疑と総務政策委員会関係と農林水産委員会関係の審議が行われました。

 会計検査院が山口県を調査し、不正経理があると判断したとの報道が行われました。私はその内容を質しました。

 村田人事課長は、会計検査院の調査が山口県で行われたことを認めた上で、H14年からH18年に関わり、農林水産部部と土木建築部に関係する調査であったことを明らかにしました。

 しかし、調査の内容や結果については、「近々、会計検査院から内容が明らかにされる」と答えました。

 私は、「H20年度の決算審査を行う上で、会計検査院の不正経理の調査結果は重大である」「結果が出た段階で、H20年度内に同様の問題があったのかなかったのか明らかにする必要がある」

 と指摘しました。その上で、「決算特別委員会の採択前に、不正経理問題を集中審議する場を設けるべきだ」と提案しました。吉田委員長は、私の提案を受け入れ、今後日程等が調整されることになりました。

 私は、昨日発生した下関三井化学で起きた事故を受けて、「同様の事故が発生しないように、同じような施設を持つ事業所を県として緊急に調査すべきではないか」と質しました。

 坂本防災危機管理課長は、「県として緊急調査を近々行うよう準備している」ことを明らかにしました。

 農林水産部の審議で、私は、21年度からリニューアルされて実施されている「学校給食県産食材利用加速化事業」について質問しました。

 この制度は、H18年からH20年までは、「県産主穀学校給食利用拡大事業」を継承したものです。

 具体的には、県産穀物を使った米・豆腐・麺・パンの価格を補てんするものです。

 私の調査で、H21年度からは、米粉パンにも価格補てんを拡充しているにも関わらず、20年度と比べて予算額が少なくなっていることが明らかになりました。

 また、豆腐・麺・パンの補助単価が下がっていることも明らかになりました。

 担当課長は、単価が下がったことについて「穀物価格高騰の状況が改善されてきたため」と説明しました。

 私は、「やまぐち食育推進計画」にある学校給食の自給率を50%以上にするという目標達成のためにも、県食料自給率向上推進会議が県の食料自給率を70%にするという目標を達成するためにも、

 学校給食の県産穀物使用への価格補てん制度を充実させるべきだと主張しました。

 明日は、地域商工委員会関係、文教警察委員会関係の審議が行われます。

 明日も県民の付託に応えるべく、力を尽くそうと思います。

笠井質問

 本日、衆議院の予算委員会の質疑で、日本共産党の笠井議員が質問を行いました。

 質問の大半は、普天間問題でした。

 笠井議員は、フィリピンのように国内の米軍基地を拒否するよう政府に求めました。

 岡田外相、鳩山首相の答弁は極めて「危うい」ものであったことは、テレビで国会質問を見られ皆さんの共通の感想だと思います。

 沖縄で購入した屋良朝博著「砂上の同盟」に「沖縄問題」の深刻さが示されています。

 米軍の海外駐留は、23万人。太平洋地域に約10万人。この内、日本が4万人、韓国が3万8000人となっているそうです。

 韓国の米陸軍は、約2万5000人削減される計画で、日本はアジアでダントツの米軍駐留国になる見込みだと書かれてあります。

 その半数以上が沖縄駐留です。

 また、米軍の海外駐留兵力は、ドイツの約6万6000人がダントツですが、ドイツの兵力も半減される予定です。日本の4万人は世界第一受入国になろうとしています。

 日本の在日米軍基地の約75%が、国土面積0.6%の沖縄に集中している。この言葉を沖縄の視察ではあちこちでお聞きしました。

 「普天間の県内移設では、沖縄問題は解決しない」この原点に立った政府の毅然とした対応が必要です。

 そして、国内移設でもなく国外移設となるよう新政権が毅然としてアメリカに求めることを切に願う、笠井質問でした。

 私は、明日から決算委員会です。県民の付託に答えて力を尽くします。

マグネット同好会

 先日、日本テレビの「世界の果てまで行ってQ」という番組で、イタリアの観光地でマグネットを集める企画を行っていました。

 私は、ちょうど中国に行く直前でしたので、子どもたちへのおみやげは「マグネット」にしようと提案して、子どもたちも「それがいい」となりました。

 中国の観光地にはそれほど「マグネット」は普及しておらず、困りましたが、大連のホテルのテナントの中で売っている店を発見しました。

 「京劇」のお面をマグネットにしたものがあり購入しました。

 長男は、修学旅行で広島に行きました。そのおみやげも「マグネット」。宮島や原爆ドームのマグネットです。

 私は、引き続き、沖縄への視察で、密かにマグネットを探して回りました。基地対策事業で出来ている動物園を視察した時に、ハリネズミのマグネットをゲット。

 指定管理者制度の視察で訪ねた博物館でブタのマグネットをゲットしました。

 その他、先日、萩のシーマートで萩焼のマグネットをゲットしました。

 我が家の「マグネット同好会」は発足して1ヶ月足らずですが、これまでに集まったものは、写真の通りです。

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 我が家で集まった各地のマグネット(現在13個)

 今は、冷蔵庫に張っていますが、狭くなってきたので、専用のホワイトボードを買おうかと思っています。

 昔から収集癖がある私です。家族の話題づくりにいいようです。