昨日、浄土真宗本願寺派宇部北組総代会研修会で、防府市妙玄寺住職の神保先生のお話しを聞きました。
その中で、正岡子規の「病牀六尺」の事が出てきました。
正岡子規は、1867年に生まれ、1902年に亡くなった日本を代表する俳人の一人です。
子規は、亡くなる3年前からほぼ寝たきりで、寝がえりも打てないほどの生活を送ります。
その中で、新聞「日本」にエッセーを発表し続け、それをまとめたのが「病牀六尺」です。
文中に、麻酔剤を飲みながら文章を書いていることが出てきます。
また、高浜虚子、河東碧梧桐・伊藤佐千夫・長塚節らが訪ねて来る場面が度々出てきます。
外出など不可能で、病床に臥した状態でありながら、テーマは多岐に渡り、ユーモアを交えた文章に笑いも出てくるほどです。
子規は、「病牀六尺」の最終回を書いた翌日に亡くなります。
亡くなる数日前の文章には「足あり、仁王の足の如し。足あり、他人の足の如し。足あり、大磐石の如し。僅かに指頭を以ってこの脚頭に触れるば天地振動、草木号叫、女媧氏いまだこの足に断じ去って、五色の石を作らず。」と書いています。」と悲痛な病とのたたかいが綴られています。
神保先生は、「人間はあるがままに一人ひとりの役割を発揮して生きていくことが大切」と話されました。
ドキュメンタリー映画「不思議なクニの憲法」の中で、車椅子で生活を送るプアカウンセラーの安積遊歩さんが、「人間はハンディーを持って生まれハンディーを持って死ぬもの」という趣旨を発言しておられたことも思い出しました。
50代の私は、あるがままで、日々与えられた役割をしっかり発揮していきたいと思いました。
正岡子規のことについても少しづつ知っていこうと思いました。
子規について皆さんの好きな句や好きな言葉をお教え下さい。
憲法9条の会うべ主催で松井久子監督のドキュメンタリー映画「不思議なクニの憲法」上映会が行われました。
参議院選挙を前に、一人でも多くの国民の皆さんに観ていただきたい映画だと思いました。
今日、18時30分~ 宇部緑橋教会で最後の上映会が行われます。一人でも多くのご参加をお願いいたします。
この映画には、多くの研究者をはじめ市民の方々が出演されています。
冒頭に登場された元外務省官僚の串崎享さんは、2010年の自民党の公約は、殆どが達成されず、全部うそとなっているという話には納得しました。経済成長率を高めると言ったがマイナス成長になっていますし、中国や韓国との関係改善と行ったが、悪化しています。
消費税は社会保障にだけ使うと言ったが決してそうなっていません。
TPP交渉に反対といったのに、現在は、交渉を推進しています。
これだけ取ってみても、アベ政治の暴走ぶりは顕著です。
明日の自由を守る若手弁護士の会の竪十萌子さんの後半部分の発言は胸がつまりました。
竪さんは、ほとんどの土日、若いお母さん方が集う憲法カフェへ出席しています。
竪さん自らもお母さんです。
竪さんは、自らも家族と一緒に楽しむ時間を確保したいが、「子どもたちの未来のために、憲法が改悪されないために、今が踏ん張りどころ」と声を詰まらせます。
私は竪さんの気持ちに共感して、自らの活動への力を頂きました。
瀬戸内寂聴さんは、終戦時を中国で迎えます。
日本軍が行った行為から、日本人は殺されるのはないかと直感したそうです。
しかし、中国人は「以徳報怨」という字を大きく書いて、日本人を攻撃することは殆どなかったそうです。
瀬戸内さんは、こんな心の大きな国と戦争したのかと悔いたそうです。
憲法12条には、国民の不断の努力で憲法を守る必要があることを書いています。
今がその時だし、その結節点が今度の参議院選挙です。
自民党への一票は、日本国憲法を失う一票だとこの映画を観て痛感しました。
私も力の限り、この選挙で、自民党の改憲の企みを打ち破るために力を尽くしたいと思います。
総がかり行動やまぐち実行委員会主催の「やまぐちデモクラシー県下連結アクション」が昨日から始まりました。
10時から萩地区集会。11時から長門地区集会。
13時から、宇部市楠総合センタールネッサンスホールで、宇部地区集会が行われ約250名の市民が参加しました。
宇部市楠総合センターに250名が集いました。
民進党山口県連合会の西嶋裕作代表、日本共産党山口県委員会の佐藤文明県委員長、社民党山口県連の佐々木あけみ代表がそれぞれ挨拶を行いました。
その後、こうけつ厚参議院山口選挙区野党統一予定候補が「エンジンは壊れ、ブレーキも持たないアベ政治の暴走を許せば、大ケガするのは、私たち国民です。私はアベ政治をチェック、クリア、チェンジ、の「3C」を実行します。」と力強く訴えました。
野党3党代表者とこうけつ厚さんが声援に応えます。
その後、日弁連前副会長の内山新吾弁護士が憲法を巡る情勢と山口選挙区で野党統一候補が擁立された意義について特別報告を行いました。
最後に、私が行動提起を行いました。
県下連結アクションは、今日も行われます。
10:00~岩国市民会館大ホール。
12:20~柳井駅南公園(SL広場)
13:30~周南市児玉公園(徳山小学校西隣)
15:00~防府駅みなと口 であいの広場
15:00~山口市民会館大ホール
特に、山口市民会館大ホールへ皆さんのご参加をお願いいたします。
いよいよ参議院選挙の公示を迎えます。
引き続き、皆さんのご支援をお願いいたします。
今朝のしんぶん赤旗「日刊紙」は、「従来自民党の支持基盤とみられてきた業界団体に、参院選で変化が起きています。東北では福島を除く5件の農協系団体が「自主投票」を決定。農協関係者は、昨年10月の環太平洋連携協定(TPP)の「大筋合意」や農協つぶしの「農協改革」に対する批判に加え、安倍政権の強権政治に対する不満を理由に挙げます。」と報じました。
今朝の毎日新聞は、参院選注目区ルポとして山形選挙区を取り上げました。
毎日新聞は「政府は米国などとTPPを締結し、秋の臨時国会で承認を目指す。ただ、自民が2012年衆院選でTPP反対を掲げて政権を獲得したひずみは農村部で色濃い。小泉氏(自民党農林部会長)は、この日(14日)、庄内地区5農協の組合長に意見交換を呼びかけたが誰も応じなかった。ある農協幹部は『現場を知らない人とは話せない』と素っ気ない。山形でも農家はコメや牛肉などの『聖域が守られていない』と反発を強める。自民がJA出身の月野氏を擁立したのは、組合員15万人超を抱えるJA山形の組織票を固め、逆風を押し返すためだ。それでもJAの政治団体の山形県農協政治連盟は5月、自主投票を決めた。『農家の期待に沿わない政策が展開されている』という政権批判が絶えなかった。」と報じました。
山口県内の農家でもTPPの「大筋合意」や農協つぶしの「農協改革」に対する批判は大きいものがあります。
山口県農協政治連盟は今回の参議院選挙にどう臨むのでしょうか。
今、自民党の支持基盤に大きな変化が見られます。
皆さんは、農協政治連盟が自主投票を決めている事実をどうお考えですか。お教え下さい。
「パナマ文書」で有名になったタックスヘイブン(租税回避地)。これを利用した「税逃れ」や「試算隠し」が、世界で大問題になっています。
しんぶん赤旗日曜版19日号あ、ファーストリティリング(ユニクロ)会長兼社長の柳井正氏のケースについて報じています。
この問題は、日本共産党の大門みきし参議院議員が国会質問で暴露しました。
柳井氏は、保有する同社の株式の一部、531万株を、2011年10月にオランダの資産管理会社に移動。この資産管理会社は、全株を柳井氏が保有するペーパーカンパニー(実体のない会社)です。
移動した株式の配当は15年の場合18億5850万円。日本で保有していれば約9億円の税金がかかります。(大株主は、配当課税の税率20%が適用されず、総合課税となるため所得税と住民税をあわせて約50%の課税)
ところがオランダの資産管理会社に移すと、日本とオランダの租税条約によって、日本の所得税10%(約2億円)が源泉徴収されるだけ。年7億円の「税逃れ」が可能です。
タックスヘイブンを利用した大企業や富裕層の「合法的税逃れ」を許してはなりません。「逃げた」ものは追いかけてかまえる、そのための法整備や国際的な協力体制が急がれます。
日本共産党は、この問題で次のような政策を掲げています。
①タックスヘイブン税制の適用要件を拡大します。
②タックスヘイブン税制の適用要件を拡大します。
③タックスヘイブンに子会社をつくっている親会社の調査と公表など、実態を徹底調査して公表する情報公開をすすめます。
④国際的な「税逃れ」を許さないための世界各国の協力は不可欠であり、それを積極的に推進します。
庶民には大増税の一方で、大企業や富裕層の税逃れには抜け穴だらけは不公平です。
税の公平性を担保する税制の改正が急がれます。
皆さんは、タックスヘイブンに対する問題をどうお考えですか。お教え下さい。
12日の中国新聞に、「日本平和憲法9条ノーベル平和賞推薦韓国委員会」執行委員長の李富栄さんのインタビューが掲載されました。
李さんは、インタビューで、「日本の平和憲法は、朝鮮半島と東アジアに有益な影響をもたらした。しかし今、安倍晋三首相とオバマ米大統領による日米同盟の強化が、憲法を破壊しようとしている。」と述べています。
また、「日本の平和憲法が破壊されれば、自衛隊は名実共に軍となる。米国は朝鮮半島での負担を日本に転嫁することを望み、自衛隊の派兵崎は韓国になると考える。」と語ります。
更に李さんは「北朝鮮の核問題を巡る6カ国協議では、2005年9月に画期的な合意が成立し、北の核放棄や日朝関係正常化などをうたった。こうした課題を実現した上で、6カ国協議を欧州連合(EU)や東南アジア諸国連合(ASEAN)のような国家間の協議機構に発展させることが、地域の平和構築に必要だ。」と訴えます。
安倍内閣は、北朝鮮によるミサイル発射実験や中国による南シナ海で軍事利用できる施設建設などを理由に戦争法を合理化しています。北朝鮮の軍事挑発にたいしてパトリオット・ミサイルを経路外の首都圏にまで配備したり、南シナ海で会場自衛隊の護衛艦が米空母と共同訓練を実施したり、地ならしに必死です。軍事挑発に対して、日本が安保法制=戦争法という軍事的対応に出たら、軍事対軍事の悪循環となり、新たな緊張を生むことになりかねません。
日本共産党は、日本政府に対し、どんな問題も外交的解決に徹する、そのために憲法9条の精神に立った平和の外交戦略に転換するよう訴えています。
また、日本共産党は「もめごとは話し合いで解決。絶対に戦争にしない」ために、4つの目標と原則からなる「北東アジア平和協力構想」を提唱しています。
この地域に存在する紛争と緊張を平和的・外交的手段によって解決する抜本的対案です。
最後に、李さんは「国家間の協議機構を創設するためには、日本の平和憲法の維持、米朝間の平和協定締結、北朝鮮の核廃棄の3つが必ず満たされなければならない」と訴えています。
北東アジアの平和と安定のために、北東アジアの国々が共同して日本国憲法9条を守っていく時だということが、李さんの言葉で強く感じることが出来ました。
日本共産党の「北東アジア平和協力構想」の重要性についても、李さんの言葉で強く感じることが出来ました。
北東アジアの諸国民が、日本国憲法9条の理念で今こそ団結すべき時だと感じました。
皆さんは「日本平和憲法9条ノーベル賞推薦韓国委員会」が創設されたことをどうお考えですか。
日本共産党の「北東アジア平和協力構想」をどうお考えですか。お教え下さい。