議員日誌

朝鮮半島安定 9条が鍵

 12日の中国新聞に、「日本平和憲法9条ノーベル平和賞推薦韓国委員会」執行委員長の李富栄さんのインタビューが掲載されました。

 李さんは、インタビューで、「日本の平和憲法は、朝鮮半島と東アジアに有益な影響をもたらした。しかし今、安倍晋三首相とオバマ米大統領による日米同盟の強化が、憲法を破壊しようとしている。」と述べています。

 また、「日本の平和憲法が破壊されれば、自衛隊は名実共に軍となる。米国は朝鮮半島での負担を日本に転嫁することを望み、自衛隊の派兵崎は韓国になると考える。」と語ります。

 更に李さんは「北朝鮮の核問題を巡る6カ国協議では、2005年9月に画期的な合意が成立し、北の核放棄や日朝関係正常化などをうたった。こうした課題を実現した上で、6カ国協議を欧州連合(EU)や東南アジア諸国連合(ASEAN)のような国家間の協議機構に発展させることが、地域の平和構築に必要だ。」と訴えます。

 安倍内閣は、北朝鮮によるミサイル発射実験や中国による南シナ海で軍事利用できる施設建設などを理由に戦争法を合理化しています。北朝鮮の軍事挑発にたいしてパトリオット・ミサイルを経路外の首都圏にまで配備したり、南シナ海で会場自衛隊の護衛艦が米空母と共同訓練を実施したり、地ならしに必死です。軍事挑発に対して、日本が安保法制=戦争法という軍事的対応に出たら、軍事対軍事の悪循環となり、新たな緊張を生むことになりかねません。

 日本共産党は、日本政府に対し、どんな問題も外交的解決に徹する、そのために憲法9条の精神に立った平和の外交戦略に転換するよう訴えています。

 また、日本共産党は「もめごとは話し合いで解決。絶対に戦争にしない」ために、4つの目標と原則からなる「北東アジア平和協力構想」を提唱しています。

 この地域に存在する紛争と緊張を平和的・外交的手段によって解決する抜本的対案です。

 最後に、李さんは「国家間の協議機構を創設するためには、日本の平和憲法の維持、米朝間の平和協定締結、北朝鮮の核廃棄の3つが必ず満たされなければならない」と訴えています。

 北東アジアの平和と安定のために、北東アジアの国々が共同して日本国憲法9条を守っていく時だということが、李さんの言葉で強く感じることが出来ました。

 日本共産党の「北東アジア平和協力構想」の重要性についても、李さんの言葉で強く感じることが出来ました。

 北東アジアの諸国民が、日本国憲法9条の理念で今こそ団結すべき時だと感じました。

 皆さんは「日本平和憲法9条ノーベル賞推薦韓国委員会」が創設されたことをどうお考えですか。

 日本共産党の「北東アジア平和協力構想」をどうお考えですか。お教え下さい。

 

 

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