山口県が、今月1日から、米価暴落に伴い「米の品質低下等に伴う相談窓口」を開設しました。
設置時期は、11月1日から当面の間となっています。
総合相談は、県下8ヶ所の農林事務所で行います。
宇部地域は、美祢農林事務所農業部(0837)52-0037です。
金融相談は、県農業経営課(083)933-3360です。
技術相談は、県農業振興課(083)933-3366です。
私は、9月県議会で、島根県が実施しているような営農相談窓口などを開設すべきと求めていました。
藤部農林水産部長は「改めて営農相談の窓口を設置することは考えていない」と答弁しましたが、山口県に相談窓口が開設されたことを喜んでいます。
農林水産省の発表では、9月末時点の新米の「1等米」の比率が、山口県は、36.3%で前年同期比マイナス33%となっていました。
全国の中でもマイナスの割合が大変高い県となっています。開設された窓口で農家の方々の苦悩が少しでも軽減されることを望みます。
9月県議会では、米価暴落を緩和するために、私は、県が、政府に棚上げ備蓄を急ぐよう求めよと質しました。
これに、藤部農林水産部長は「国への要望を検討する」と答えています。これへの対応については、未だ調整中とのことですが、早急な対応を望みます。
収穫が喜べる山口県農業を再建していくために、私は引き続き論戦を行っていきたいと思います。
米価暴落等に対するご意見・ご要望をお寄せください。
本日、第37回赤旗まつりが下関市乃木浜総合公園で行われ、県内から1500名が集いました。
佐藤県委員長の主催者あいさつの後、いっせい・中間選挙の候補者紹介が行われました。
1月に行われる下関市議選、来年4月の県議選、その後の宇部市議選、平生町議選の候補者が紹介されました。
私も候補者の一人として元気いっぱい参加者にあいさつを行いました。
下関市議候補の桧垣さんの右隣が私
続いて、小池晃政策委員長が記念講演を行いました。
小池委員長は、「大企業は244兆円の内部留保がある。これは、400万円の所得の労働者を250万人以上雇用できる金額。」「大企業のためこんだお金を労働者の賃金と下請け代金の増加にあてる。そして、大企業の税金を増やし社会保障を充実させることが大切。」「法人税減税で大企業は、内部留保を増やすと言っている。法人税下げても、私たちの暮らしの充実にはならない。」と訴えました。
山口県赤旗まつりで訴える小池晃政策委員長
午後は、文化行事が行われました。最後は、周防猿回しの「くり松&かき松」コンビでした。
猿の見事な演技に拍手喝さいでした。
足の長い竹馬に乗る猿のくり松に多くの拍手が
最後は、恒例の福引きと餅まきが行われました。私は、福引きの司会を務めました。
好天に恵まれ、笑顔笑顔のまつりとなりました。
参加者の皆さんありがとうございました。
餅まきを待ちうける1500人の参加者の皆さん
昨日、ロシア連邦のメドベージェフ大統領は、ソ連時代を含め同国最高指導者として初めて、日本の歴史的領土である千島列島の国後島を訪問しました。
日本共産党志位委員長は、この問題で談話を発表し、次のように述べました。
「今回の訪問は、日本国民にとっては、大統領のたんなる『国内視察』ではない。それは、ロシアの最高権力者が、同国に不当に併合された日本の領土である千島を、『ロシアにとってきわめて重要な地域』としてこれからも占領しつづけ、領有を固定化しようとする新たな意志表示であり、領土問題の公正な解決に反するものであって、わが党はきびしく抗議する。」
私は、今日、この問題で緊急街頭宣伝を行い、市内各地で訴えました。
今年の夏に、浅田次郎著「終わらざる夏」が発刊されました。この小説の中で、第二次世界大戦の終結時に、ソ連が、「領土不拡大」という戦後処理の大原則を踏みにじって、日本の歴史的領土である千島列島を自国の領土に一方的に編入した経過が出てきます。
私は、県議会総務政策委員会の県外視察で、標津町の北方領土館を視察しました。 ブログに書いたように、 標津町は、国後島まで根室海峡をはさんで12キロしか離れていません。
北方4島だけで、1万7000人の日本人が、戦後、強制的に土地を奪われて日本の領土に移ってきたそうです。
委員会視察で、裸一つで、島を追われた日本人の方たちの苦しみを実感しましたが、今そのことを再び思いだしています。
「4島は千島に属さないから返せ」ではなく、「全千島と歯舞群島、色丹島の返還」この歴史的事実と国際的動議に立った道です。
日本政府は、第二次世界大戦の戦後処理の不公正を正すという立場に立って対ロ領土交渉を今こそ行う時です。
日露領土問題に対する皆さんのご意見をお聞かせください。
ロシア大統領の千島問題について訴える私
万城目学著「プリンセス・トヨトミ」を読んでいます。
先日のブログで書いた通り、この物語が来年夏公開予定の映画になるからです。
「鬼の松平」を堤真一さんが演じるようです。原作では日仏ハーフの旭は女性、鳥居は男性ですが、映画では男女逆転になるようです。
旭を岡田将生さんが、鳥居を綾瀬はるかさんが演じるようです。これはこれで楽しみです。
万城目ワールドを満喫すべく、映画「鴨川ホルモー」を息子たちと一緒に観ました。我が家ではホルモーのポーズが俄かに流行りだしました。
万城目ワールドについて、私の尊敬すべき読書案内人の児玉清さんが文庫「鹿男あをによし」の解説でこう書いておられます。
「よく考えれば荒唐無稽な非現実的物語なのに、これほど物語の面白さにひかれるのはいったいなんなのか。実はそこには、真にまっとうに生きる愛すべき主人公たちや登場人物たちの魅力にひかれ、すっかり感情移入してしまった僕は、物語の世界に没入し、溶け込み、一気に超常現象の世界を共に熱く走り抜け、凄まじいばかりのシンパシーに心を震わせたのだった。」「理屈や屁理屈で読み手を退屈させずに、読む者の心を、想像力の飛翔する万城目ワールドへと誘い、面白さで夢中にさせる、これぞまさしく万城目マジックだ。」
「鴨川ホルモー」しかり、今読んでいる「プリンセス・トヨトミ」も万城目マジックに圧倒されてしまう。
その上で、それぞれの都市の歴史を学べるもの関西3部作と言われるこれら作品の魅力でしょう。
「鴨川ホルモー」は京都。「鹿男あをによし」は奈良。「プリンセス・トヨトミ」は大阪。
「プリンセス・トヨトミ」は、まさに大阪の歴史が物語の中に大きく流れています。あるインターネットの記事には「ダ・ヴィンチ・コード」を彷彿させる物語との紹介もあったほどです。
映画「ダ・ヴィンチ・コード」は観ているので、なるほどと思いました。
いよいよ、今読んでいる「プリンセス・トヨトミ」はクライマックスへ。大阪国とは。王女とは。期待が高まります。映画も待ちきれません。
万城目学ファンの皆さん、どの作品が好きですか。感想をお聞かせください。
宇部市PTA連合会の研修会で小澤俊夫先生をお招きした縁で、小澤俊夫先生が編集長をされている季刊誌「子どもと昔話」を購読しています。
私は、この雑誌の巻末にある小澤俊夫先生の「日本をみつめる」という小論に注目しています。
2010年秋号のこの小論の表題は「憲法論議が表に出ない今こそ、9条をまもるための勉強をしよう」です。
「憲法問題への姿勢を明示しない民主党」
「沖縄の基地はほんとうに日本の防衛のために必要なのか」
「戦争のこととなると8月6日から15日のことばかりになるけれど」
「ドイツ人の強い意志」
「強い意志で、平和憲法の内実を強めよう」
と「リード文」を追っただけでも勇気の出る小論です。
中でも「ドイツ人の強い意志の章は小澤先生ならではです。
「私は、昔ばなし大学の研修旅行『グリム童話の旅』で毎年、受講者たちをドイツへ案内するのですが、旅の最後に、ワイマール近郊の『ブーヘンヴァルト強制収容所』へ案内します。ここは、ナチスが、ポーランドのアウシュビッツと並んで建造した『ユダヤ人殲滅収容所』のひとつです。その全体が、『警告の塔』と共にそのまま保存、公開されているのです。」
「私は、こうやって自らの過去の過ちをそのまま形として残し、公開しているドイツ人たちの意志の強さを感じます。これからは絶対に平和にやっていくんだという強い意志を感じるのです。」
先生は、「強い意志で、平和憲法の内実を強めよう」の章をこう結んでおられます。
「平和憲法の第9条を守るためには、日本の平和はどうすれば守れるのか、という問題に説得力のある説明ができなければなりません。それは、誰かがしてくれるのではなくて、私たち一人一人が考えておかなくてはならないことだと思います。なぜなら、憲法改正の是非が問われる時には、一人で投票するのですから。」
私は、小澤先生のこの小論の立場を支持します。
私は、憲法9条を守るためにこれからも活動していこうと小澤先生の小論を読んで決意を新たにしました。
憲法9条に対する皆さんのご意見をお聞かせください。