原子力規制委員会は20日、四国電力伊方原発3号機の再稼働の前提となる原発の規制基準に「適合」したとする「審査書案」を了承し、30日間の意見募集を行うことを決めました。
地元などから、事故時の住民避難が審査の対象外など問題が山積したままであり、「審査書案は住民の安全を保証していない」と撤回を求める声が上がっています。
愛媛県は昨年、住民避難のシュミレーション結果を加え、広域非難計画を改定。避難計画が必要な半径30キロ圏内には7市町が含まれ、対象は13万人。
半島のほぼ全体を占める伊方町は、人口約1万人。うち約5000人は、原発の西側に住みますが、事故で放射性物質が漏れた場合は原発近くの道路を通って避難するわけにいかず、半島の先端近くになる三崎港から船で大分県などに避難する計画です。
しかし、伊方原発差し止め訴訟の原告の長生さんは、赤旗のインタビューに「福島事故のときは着岸すら難しく、逃げられる状況ではなかった。船で避難というのは最初からあり得ない。これを計画する神経が理解できない」と語っています。
私は、今年の2月県議会で、伊方原発の再稼働問題を取り上げました。
私は、島根県立大学名誉教授の田嶋さんが中国新聞のインタビューで「事故が起れば瀬戸内海の漁業は壊滅する」と述べたことを指摘した上で、「伊方原発の再稼働に対して、県民の命を守る県として国にはっきり物申すときではありませんか」と質問しました。
これに木村商工労働部長は「国が判断されるべきものであり、県として国に申し入れ等を行うことは考えていません。」と答えました。
今朝の読売新聞は、21日の記者会見で村岡知事が、伊方原発の再稼働に向けた「審査意見書」が規制委員会で了承されたことについて「『まずは国の説明なり、愛媛県の対応をしっかり注視する』と述べ、再稼働の是非については明言しなかった」と報道しました。
村岡知事は、福島原発事故を県民の命を預かる知事としてどう受け止めているのかの根本が問われています。
山口県上関町の八島の一部が、伊方原発の30キロ圏内に含まれています。
この事から、山口県知事は、県民の命を預かる知事として伊方原発再稼働に対してはっきり物申す時です。
私は、今年の2月県議会で、上関町八島の避難対策についても質しました。
上関町の原子力災害時避難行動計画では、批判は定期船などで行うとされていますが、住民からは「しけだと船は出ない」との心配の声が上がっています。
渡邊総務部長は「毎年度、国、愛媛県、上関町等関係機関と連携して、原子力防災訓練を実施し、避難指示などの情報伝達や避難手順の確認等を行っているところであり、今後とも連携を密にして対応を図ってまいる」と答えました。
訓練の精度を高めるだけで、八島の住民の命は守られるのでしょうか。
住民に「船で避難する」ことを強いる避難計画が、審査の対象外になっている「審査意見書案」は撤回するしかありません。
山口県は、不備のある避難計画が審査の対象外となっていることの問題を国にはっきり質すべきだと思います。
原子力規制委員会が伊方原発の再稼働の前提となる原発の規制基準を「適合」したとする「審査書案」を了承したことに対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
昨日、宇部市文化会館で党と後援会の決起集会が行われ、約100人が集まりました。
野村党北南地区委員長が県議選、市議選の結果を報告し、参議院選挙の方針を提起しました。
来年行われる参議院選挙の比例代表(中国四国)候補の元衆議院議員(2期)春名なおあきさんが記念講演を行いました。
記念講演を行う春名なおあき元衆議院議員
春名さんは、「政府が国会が出した法案は、いつでも、どこでも海外で戦争することができる国にするもの。戦争法案以外のなにものでもない。戦争法案ストップのために力を尽くそう」「歴史が分岐する情勢。憲法を守る国を日本共産党とともにつくろう。」と来年の参議院選挙に向けての決意を語りました。
私は、上関原発問題を中心に以下のような発言を行いました。
・・・
v党と後援会の決起集会にご参加の皆さんこんばんは。県議選挙を闘いました。藤本一規です。議席を獲得できなかったことをお詫びいたします。
あと400票あればと悔しい気持ちで一杯ですが、4年後に向けて、やはり10000票獲得し、どのような組合わせでも宇部市で県議の議席が獲得できる党を作りたいとの決意で一杯です。
今回の県議選挙での得票率14.2%でした。来年の参議院選挙では、宇部市で、3中総で決めた得票率15%以上、10000票以上を獲得し、春名さんを中国四国地域から国会に送りましょう。私は、その先頭に立つ決意です。
この1週間の状況を見ただけでも、春名さんを国会に送らなければならない気持ちで一杯です。戦争立法の問題は春名さんから詳しくお話があると思いますので、私は、上関原発をめぐる問題について訴えます。
中国電力は、上関原発の建設をめぐって、18日の月曜日に県に対して6回目の補足説明の回答を行いました。
村岡知事は、「上関原発の位置づけが判断できる材料がなければ、再度、補足説明を求めることは有りうる」と述べています。
中国電力が免許延長を県に申請したのは、2012年10月です。公有水面の埋立を判断する標準処理期間は32日です。標準処理期間を2年半延長し、更に先延ばしすることは、村岡知事が、中国電力を特別扱いする裁量権の乱用は明らかです。私は、村岡知事は二井元知事が整理したようにきっぱり延長申請を不許可にすることを強く望みます。
そもそも国が、2030年のエネルギー比率について原発を20%~22%にするなどの案を示していることに、上関原発が推進される背景があります。国が原発の再稼働や上関原発の新設は認めない。原発ゼロの日本に舵を切る判断をすべきです。来年の参議院選挙で春名さんを国会に送り、日本共産党の議席を伸ばして、上関原発をストップさせ原発のない日本を実現しましょう。
私も県議会に戻れるよう引き続き頑張ります。
・・・
引き続き、皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
昨日、西宇部校区コミュニティー推進協議会が行われ、私は西宇部小学校PTA会長として会議に参加しました。
この中で、宇部市が検討している「ふれあいセンター使用料の徴収等の方針について(案)」の説明が行われました。
宇部市は、「受益者負担の原則の観点から、施設の維持管理経費のうち光熱水費の一部について、利用者に負担を求める」ことを理由に、学童室、老人憩いの家等は除き、ふれあいセンターの利用料を徴収したいとしてしています。
今後の予定として、宇部市は、今年度、各種団体の意見聴取を行い、来年4月に条例施行したいとしています。
試算使用料を1時間あたり、50㎡が30円、100㎡が70円、150㎡が100円としています。
これを西宇部ふれいあセンターにあてはめると、半日で、600円~1300円。一日で1200円~2500円になります。
昨年度の利用実績から試算すると、西宇部小学校PTAは2250円の利用料が必要となります。
最大がコミュニティ推進協議会が21360円、サン・SUNメイトが20170円などとなっています。
子ども会育成連絡会も12660円、高齢者連絡協議会も2450円の実績があります。
会議や終わった後の懇談の中で、「老人憩いの家等は料金は取らないというが、校区で施設の内容に差がある現状がある。高齢者団体が使用料を取られるケースはなくしてほしい」「宇部市は、『市民力の推進』とよく言うが、ふれあいセンターの利用料徴収は、『市民力』を低下させることになるのではないか」などの意見が出されていました。
私も長年、PTA会長や人権推進委員として地域活動に関わってきましたが、どの団体も宇部市からの補助金カットなどで財政はひっ迫しています。
その上、ふれあいセンターの利用料徴収で敷居を高くすれば、ふれあいセンターの利用が抑制されることは必至です。
そうなると、「地域力」や「市民力」が減退することになると思います。
宇部市の財政がひっ迫していることは承知していますが、産業団地への企業誘致へは手厚い補助制度が施されている一方で、熱心に地域活動をしているボランティア団体から利用料を取ることに私は疑問を抱きます。
私は、ふれいあセンター利用料の徴収はすべきではないと考えます。
皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
米海兵隊所属の垂直離着陸機MV22オスプレイが17日午前11時40分、米ハワイ州オワフ島のベローズ空軍基地で墜落事故を起こし、乗っていた海兵隊員1名が死亡、21人が負傷して病院に搬送されました。
事故機は、沖縄県宜野湾市の米海兵隊普天間基地に配備されている24機と同型です。
オスプレイは不安定な機体構造のため、多くの重大事故を引き起こしました。乗組員の死亡はこれまで累計40人に達しました。(空軍使用のCV22を含む)
沖縄県の翁長知事は、沖縄に配備されている同型機24機に関し、事故原因が究明されるまで飛行を停止するよう米側に求める方針を明らかにしました。
また翁長知事は、「オスプレイの配備は、県民からすると到底容認できない」と配備反対の考えを改めて示しました。
山口県の米軍岩国基地とオスプレイは密接な関係があります。
2012年7月に、オスプレイが普天間基地に配備される前に岩国基地に陸揚げされました。
この時、二井知事(当時)は、安全確認前の陸揚げ実施に抗議し、長期間にわたる中期は認められないことを森本防衛大臣(当時)に要請しました。
その後、オスプレイは頻繁に飛来しています。
県のホームページで私が数えた範囲で、昨年は32回、今年は、5回、オスプレイが岩国基地に飛来しています。
山口県知事も、岩国基地に飛来してくる同型機の事故に鑑み、飛行停止と沖縄配備の撤回を国に求めるべきです。
米海軍が横田基地にCV2210機を配備する意向を明らかにしています。
又、陸上自衛隊が佐賀空港にV2217機を配備するこ意向を明らかにしています。
今回の事故に鑑み、米政府と日本政府は、オスプレイの日本への新たな配備計画を白紙撤回すべきです。
オスプレイがハワイで事故を起こしました。
このことに対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
NHKは、昼のニュースで「上関町での原子力発電所の建設計画をめぐって、中国電力が申請している建設予定地の海で埋立工事を行う免許の延長について、6回目となる中国電力の補足説明の回答がきょう県に届きました。
中国電力が、3年間の免許延長を県に申請したのは、12年10月です。
山本元知事と村岡知事が判断を留保し、延長申請から2年7ケ月以上が経過しています。
公有水面の埋立を判断する標準処理期間を山口県は32日としています。
山口県は、中国電力への判断だけ大幅延長しており、これは、知事が裁量権を濫用するものです。
村岡知事が、更に裁量権を濫用し、これ以上、判断を先送りすることは許されません。
二井元知事が整理をした「新たな安全基準を満たす原子炉等施設の位置や規模が決まらなければ、土地利用計画は確定しない(中略)公有水面埋立法の要件である『正当な事由』がなく、延長許可は出来ない」との立場に村岡知事は立つべきです。
中電の補足説明の回答が県に届きました。
この問題に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
NHKドラマ「64」の第4回と最終回を観ました。
原作者である横山秀夫さんのファンで、久しぶりの「64」を読み、ドラマ化を楽しみにしていました。
選挙のため、前半を観ることが出来ませんでしたが、後半2回を観ました。
ピエール瀧の三上は原作のイメージ通りでした。
山本美月さんの美雲や、段田安則さんの雨宮などもイメージ通りでした。
キャスティング同様、大友良英さんの音楽や演出も重厚で完成されたものでした。
警察を部隊に綿密に構成された二つの誘拐事件がラストで収斂される場面は圧巻でした。
「64」は来年、前後編2部作として公開される予定です。
監督は瀬々敬久さん。三上役は佐藤浩市さん。
佐藤さんはどんな三上を演じるのか今から楽しみです。
横山秀夫さんの作品では、「クライマーズ・ハイ」がNHKドラマでも放映され、映画にもなりました。
この作品は、ドラマも映画も観ましたがどちらも良質なものでした。
「64」の映画化にも大いに期待したいと思います。
今後、DVDになった段階で、見られなかった部分も含めテレビドラマ「64」をじっくり楽しみたいと思います。
映画「64」の上映と横山さんの次回作を楽しみにしています。
横山作品は、人物の描写が特出しています。読んでいてグイグイ引き込まれます。
今回は、NHKドラマのスタッフの方々に感謝したいと思います。
ドラマをご覧になった皆さんの感想をお待ちしています。