議員日誌

「さようなら、オレンジ」

 岩城けい著「さようなら、オレンジ」を読みました。

 アフリカからオーストラリアに移住したサリマ。

 夫との離婚などを経ながらも力強く生きていくサリマに感動しました。

 作中に出る日本人「ハリネズミ」は、原作者の投影でしょうか。

 オーストラリアに在住する岩城さんならではの作品でしょう。

 私がこれまで出会ったことのない文体とテーマに心が痺れました。

 この作品は、太宰治賞、本屋大賞ノミネート、芥川賞ノミネート作品でもあります。

 この作品の映像化にも期待しています。

 読書の楽しさを深く感じさせてくれる良書でした。

 岩城さん、力が湧く作品をありがとうございました。

 次回作品を大いに期待しています。

 

医療的ケアが必要な子どもの校外活動への看護師同伴、検討始まる

 私は、昨年11月県議会で、「医療的ケアが必要な子どもたちの校外活動の看護師の同伴について」質問しました。

 中国地方では、山口県だけが同伴を認めていない事実を指摘し私は「子どもたちの学ぶ権利と親の負担軽減のために、看護師の同伴を山口県でも認めるべき」と質しました。

 田辺教育長は、「安全確保の観点から検討が必要であり、今後、校外活動への対応について研究してまいりたい」と答えました。

 今日、県教育委員会の担当課から、「医療的ケアが必要な子どもたちの校外活動の看護師の同伴について」の検討状況について説明を受けました。

 担当者は、「現在、日常の校外活動に看護師が同伴する場合の課題を各学校で整理しているところだ。整理が完了し、同伴の見通しが立った学校から実施を検討したい。時期等、現時点では未定だ。また、修学旅行などの宿泊活動に看護師を同伴させる点につてはその次の課題だと考えている。」と答えました。

 私は、「一日も早く、校外活動に看護師が同伴できる環境を整備してほしい。」と改めて要請しました。

 医療的ケアが必要な子どもたちの校外活動に看護師が同伴するための検討が現場の学校で始まりました。

 この問題に関する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

田植えが終わりました。

 今日は実家の田植え。

 息子たちは、クラブ活動で不参加でしたが、母と妻と娘と山口市に住む姉と私で田植えを行いました。

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 今日の田植え機はとても調子が良かったです。

 昨年は、一番大きな田を植え終え畦をあがるとき、田植え機が尻もちをついて、フレームが歪み、次の田から植むらが出来るて苦労しました。

 今日も、植むらが一部出来ましたが、苗が詰まっていることが原因だと分かり、以後は、順調に植えていきました。

 畦越えも、田植え機から人間は降り、無人で越える方式で完璧にクリアーしました。

 女性たちから足元を整え直すのが面倒なので一気に昼前に植え終わろうという提案があり、少し昼を回りましたが、無事に植え終わることができました。

 今年は、植え残しも最小限で、私が機械に乗り始めて過去7~8年の中でも上出来の田植えとなりました。

 朝方は、霧雨が舞う天候でしたが、昼頃には晴れ渡る天候となりました。

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 晴れ渡った空を背景に荒滝山と植え終わった田

 家族の協力で、今年の田植えを無事終えることが出来て、ホッとしています。

 さあ、今週末は、人口減少・活力維持対策特別委員会です。

 しっかり準備をして臨みたいと思います。

空中給油機部隊岩国移設後も沖縄で活動維持

 5月29日のアメリカ軍機関紙「星条旗新聞」に、岩国基地関連の記事が掲載されました。

 この記事の最後に、空中給油機部隊の先遣隊が、3月から普天間基地から岩国基地に移動を開始し、4月に、岩国への移転が完了することが書かれています。

 また、移転後も、空中給油機部隊は、沖縄で活動を維持していく意向であることも書かれてあります。

 空中給油機の先遣隊が岩国基地に来ているのではないかとの問題は、岩国市議会でも取り上げられました。

 市担当者は「星条旗新聞での報道は承知しているが、先遣隊が移動している事実は確認できていない。」と答えました。

 この問題は、来週にも県の担当者にも確認したいと思います。

 空中給油機部隊が引き続き沖縄で活動を維持する問題は、昨年12月9日、岩国市議会の全員協議会で、防衛省地方協力局地方調整課長が「現在、伊江島等で(空中給油機部隊が)訓練を行っている。伊江島補助飛行場を使っての訓練は引き続き行われる」と発言したこととも関連します。

 この問題は、今年2月6日の参議院予算委員会で仁比参議院議員が「空中給油機部隊を沖縄の負担軽減として岩国に押し付けながら、移駐後も沖縄で訓練をするということは、沖縄の負担軽減にならない」と指摘しました。

 今回の星条旗新聞の記述は、過去の防衛省の岩国市議会での発言やそれを受けての仁比参議院議員の指摘を裏付ける内容になっています。

 山口県は、普天間基地の移設の目途が立った後に、空中給油機部隊を受け入れると県民に説明しながら、目途が全く立たないにも関わらず、空中給油機部隊の先行移駐を昨年12月に容認しました。

 山口県は、過去の議会で、空中給油機の受け入れに関し「沖縄の負担軽減にならないと意味がない」とまで発言しています。

 今回の星条旗新聞の「空中給油機部隊は、岩国基地移動後も、沖縄で活動を維持する」との報道は、山口県が空中給油機の先行移駐を容認したこと自体が意味のないものになりかねない内容です。

 山口県は、これらの事実関係を米軍に確認すべきです。

 沖縄県では、普天間基地の県外移設の一致点で、保革統一知事候補を擁立する動きが急速に強まっています。

 沖縄県知事選挙で普天間基地の県外移設を求める知事が誕生すると普天間基地移設の見通しは全く立たなくなります。

 山口県は、空中給油機部隊の先行移駐の方針そのものを見直す時期に来ていると言えます。

 なし崩し的に、沖縄から岩国に空中給油機部隊が移駐され、引き続き、訓練は沖縄で実施する。

 皆さんはこの問題をどのようにお考えですか。ご意見をお聞かせ下さい。

山口県林業指導センターを視察

 今日、山口県林業指導センターを視察しました。

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  今日、山口県林業指導センターを視察しました。

 山口県林業指導センターでは、林業の担い手の方々への林業技術及び研修及び指導を行うことが主な役割です。

 「緑の雇用」現場技能者育成研修や林業後継者育成技術などの指導が行われています。

 平成24年度新規就業者が30名でしたが、平成25年度は、前年を上回る見通しだということでした。

 国の「緑の雇用」による研修と同時に、県内17の認定事業体で行われる研修に県独自で補助を行っているということでした。

 センターの概要説明を受けた後、研修のために使う機械を見学しました。

 枝払いや玉切りなどを行う、プロセッサという機械の実演を見学しました。

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枝払いなどをするプロセッサの実演を見学しました。

 山口県は、二井知事時代の「やまぐち未来デザイン21」を踏まえた森林づくりの政策、「やまぐち森林づくりビジョン」を2004年3月に作成しています。

 国は、2009年に、2020年の自給率を52%とする「森林・林業再生プラン」を策定しました。

 山口県は、現在、新たな総合計画を策定していますが、私は、県の新たな総合計画に沿い、国のプランに基づいた、山口県の新たな森林づくりプランを策定すべきと考えます。

 今日の視察を契機に、山口県の林業振興について今後、必要な発言をしていきたいと決意を新たにしました。

 山口県の林業振興について皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

 

県議会総務企画委員会の県内視察に参加

 本日、県議会総務企画委員会の県内視察が行われ委員として参加しました。

 午前中に訪ねたのは、マツダ防府工場です。

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   マツダ防府工場で製造されたアクセラ

 現在、約3000人の従業員が働いており、アクセラやアテンザを製造し、年間約42万台の車を製造しているとのことでした。

 防府工場での新規の地元雇用は、今年度13名ということです。来年度は、40名近い採用を見込んでいると話されました。

 その後、H1工場を見学しました。この工場では、アテンザを年間約24万台製造しているということでした。

 約400人の従業員が働いておられるということです。

 視察した委員は、口々に「従業員は大変だな」と話していました。

 2時間おきに休憩があるとのことですが、働いている間の緊張は、身近で見学してみて、並大抵のものではないことが分かりました。

 午後は、下松市の山下工業所を視察しました。

 山下工業所は、鉄道車両部品を製造している事業所として全国的に有名です。

 新幹線の第一車両のボディーをO系から現在まで作り続けている会社です。

 打ち出し板金の技術は他に例がないということです。

 36名の従業員の内、現在、10名が打ち出し板金の技術者として活躍しているということでした。

 今後も、鉄道車両部品の受注が予想され、板金の技術者の養成は引き続き行っていきたいとのことでした。

 現代の名工による打ち出し板金の実演を見ることができました。

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   現代の名工の方による打ち出し板金

 三次元曲線が形成されている様子が分かりました。

 今日は、県内のものづくりの現場を視察することができました。

 山口県の物づくりの継承や産業育成について皆さんのご意見をお聞かせ下さい。