議員日誌

村岡知事入居公舎改修費1000万円問題で県民から手紙

 知事が入居している公舎を1000万円で改修し、720万円で改修した公舎には入居しなかった問題で、県民の方から、先日手紙をいただきました。

 この方は、問題点を箇条書きで指摘しています。

 ①720万円を要して改修したのに、別の公舎に1000万円かけて改修を命じたこと。

 ②知事は居室と執務室、2室をも使用要求すること。

 ③築後22年でも早いが、築後16年の物件をリフォーム(改修)することなど一般市民の感覚では出来ず、県の感覚を問う。

 ④2月に当選したばかりの知事として、その言動たるもの極めて傲慢・尊大である。

 私は、この問題を6月議会で何等かの形で指摘したいと思っています。

 この問題に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

日本共産党宇部市西部後援会のつどいで訴え

 本日、宇部市宇鵜の島団地集会所で、日本共産党西部後援会のつどいが行われました。

 私と藤井市議予定候補がそれぞれ挨拶を行いました。

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 鵜の島団地集会所で開かれた後援会のつどい

 私が訴えた話の内、集団的自衛権行使容認に関する部分の要旨を紹介します。

・・・

  安倍首相は、国会閉会後も集団的自衛権行使容認の閣議決定を自民公明で行おうとしています。

 まさに、憲法破壊のクーデターとも言える暴挙です。
 集団的自衛権の行使とは、日本に対する武力攻撃がなくても、他国のために武力行使をするということです。戦地に自衛隊を派兵し、「アメリカの戦争のために日本の若者の血を流す」ことを意味します。

 医療生協健文会の「健康のひろば」の川柳欄に私は、「戦争のDNAを持つ首相」という句を載せましたが、軍国主義復活への安倍政権の暴走を許してはなりません。
 私は、先日、日本興亜損保の社長と会長や経済同友会の副代表まで務めた昨年お亡くなりになられた、品川正治さんの本を読みました。
 品川さんは、東大学生の時に召集令状により、中国戦線に送られ、まさに死線を越えて山口県の仙崎に復員されました。
 品川さんは、日本の新聞に久しぶりにふれ、日本国憲法の日本政府草案の全文を読んだそうです。品川さんは、隊長からみんなの前でその草稿を読むように命じられます。
 「読み進め、9条の部分を読み終わると、全員が泣き出していた。これだったら亡くなった戦友も浮かばれる。突き上げるような感動に震えた。」
 二度と戦争は繰り返さないとの国民の願いで勝ち取った憲法9条を安倍首相が解釈だけ変えて戦争できる国にすることは許されません。

・・・

 引き続き、皆さんの様々な要望をお聞かせ下さい。

「還るべき場所」

 映画「春を背負って」に共鳴し、笹本稜平作品に触れています。

 本ブログを読み直すと、2008年11月に、いくつかの笹本作品に触れていますが、それ以来、笹本作品から遠のいていました。

 久々に読んでいるのは、「還るべき場所」です。重厚な山岳小説です。

 2008年11月のブログで、この本を故児玉清さんが紹介されたことを書いていました。

 本格的な山岳小説としては、夢枕獏さんの「神々の山嶺」を数年前に読んで感動したことを思い出します。

 山を取り扱った別の小説では、横山秀夫の「クライマーズ・ハイ」は読みごたえがありました。

 さて、主人公の翔平は、世界第二の高峰、ヒマラヤのK2を登山中、最愛のパートナーを事故で失います。

 翔平がパートナーを失う場面は、リアルで息が詰まる思いでした。

 失意の日々を送っていた翔平が、登山ガイドとして再びK2に挑みます。

 読んだのは、ここまでです。これから翔平にどんな試練が待っているのでしょう。

 亡くなったはずのパートナーを観たシェルパがいたことも気になるところです。

 これから議会の準備で、中々時間が取れませんが、「還るべき場所」の後半を読みすすめていきたいと思います。

 時代小説は、時代小説という枠の中だからこそ、胸を打つ場面があります。

 山岳小説も、究極の環境の中で、人びとはどう判断し行動するのかが読みどころでしょうか。

 私の妻は大の山好きで、全国の山を巡っています。

 私は、時々家族と一緒に山登りをする程度です。

 命を賭す覚悟での山行は無理ですが、小説を読みながら美しい風景を観る目的で、山登りもいいなあと思い始めました。

 当面は、6月議会と来年の選挙に向けての準備に追われる日々ですが、来年のゴールデンウィークあたり、家族で山登りでもしたいと思います。

 それを励みに当面する課題に臨みたいと思います。

 ひとまずは、久しぶりに笹本作品にじっくり浸りたいと思います。

 笹本ファンに皆さん、推薦の本をお教え下さい。

 当面は、笹本稜平さんの作品の世界に浸りたいと思います。

 

西宇部小学校学校保健委員会に参加

 本日、午後、西宇部小学校学校保健委員会に参加しました。

 演題は「すいみんのちから!」。

 講師は、宇部市保健センター保健師の伊藤志奈子さんでした。

 西宇部小学校の子どもたちの「決めた時間に起きた」状況を見ると、土日に守られていない割合が多いようです。

 また、「決めた時間に寝た」状況を見ると、金土日が守られていない割合が多いようです。

 更に、高学年になるにしたがって、決めた時間に起き・寝るを守られない割合が増える傾向にあることが報告されました。

 子どもたちにとって睡眠は、成長ホルモンを分泌させることが出来、成長に大きな影響を及ぼすことが語られました。

 睡眠のためには、夜強い光を浴びないことが大切だとも話されました。

 テレビなどは当然ですが、寝る直前にコンビニなどに行くことも快適な睡眠を阻害する要因の一つになるそうです。

 睡眠の効用は、授業に集中でき、昼間の活動が活発になることを揚げられました。

 子どもたちは、23年前と比べ、小学生で10~15分、中学生で30分近く、睡眠が短くなっているそうです。

 親が率先して生活リズムを整え、子どもの早寝早起きに協力することが大切だと話されました。

 今日は、大変いい勉強が出来ました。

 今日から我が家でも早寝早起きを推奨したいと思います。

6月補正予算概要明らかに

  今日は、議会運営委員会。6月議会に提案される一般会計補正予算の概要が明らかになりました。
 財政課は、6月補正予算編成の基本的考え方は「平成26年度当初予算は、経常的経費や継続事業を中心とした『骨格予算』として編成したため、6月補正予算は、新規事業や政策的な判断を要する事業を追加で措置する、『肉付け予算』として編成」したとしています。
 6月補正予算は、333億円で最大のものは、公共事業費関係費の追加確保の318億円となっています。同時に、やまぐち産業戦略推進計画関連が、207億円となり、これらが肉付けの主なものとなっています。
 私が議会で指摘して前進した点の第一は、私立学校運営費補助の上乗せです。6月補正予算で、高校全日制で生徒一人当たり1000円が増額されました。
 二つ目は、中央児童相談所等の整備事業についてです。狭隘化・老朽化した中央児童相談所の建て替えが求められていましたが、山口市吉敷下東の旧消防学校跡地に、中央児童相談所・知的障害者更生相談所・身体障害者更生相談所・精神保健福祉センター・発達障害者支援センターを統合した施設が平成30年度までに建設されることになりました。
 一方で、肉付けられるだろうと期待していた子育て支援は、「やまぐち子育て連盟」の設立や小児救急医療電話相談の時間延長などに留まりました。
 乳幼児医療費助成制度の拡充などについては、6月補正予算には反映されませんでした。
 6月補正後の予算規模は、対前年度当初予算に比べて-66億円となっています。9月補正予算以降に、本格的な子育て支援策が予算化されるように引き続き、県に必要な要請を行っていきたいと思います。
 6月補正予算や県政全般にかかわる皆さんの要望を引き続き藤本までお寄せください。

映画「春を背負って」

 木村大作監督の映画「春を背負って」を観ました。

 09年の木村監督の映画「劔岳 点の記」をビデオで観て、次回作は是非劇場でという願いが実りました。

 木村監督は、キャメラマンとして映画人生56年。初仕事は、黒沢明監督の「隠し砦の三悪人」(58年)だといいます。

 監督作品としては、二作品目ですが、とにかく映像の美しさには舌を巻くほどです。

 立山連峰の春夏秋冬がスクリーン一杯に描き出されていました。

 この映像を見るだけでも、日本に生まれてよかったと思わせてくれます。

 松山ケンイチ演じる主人公の亨は、エリートサラリーマンだった立場を捨て、亡くなった父の跡を継ぎ山小屋の主人になります。

 蒼井優演じる愛は、親族の死を経て生きる希望を見失い山を彷徨っていたところを亨の父に救われ、山小屋を手伝うようになります。

 豊川悦司演じる吾郎は、自ら経営していた建築会社が倒産し、放浪の生活を経た後、大学山岳部の先輩の亨の父の山小屋を手伝うようになります。

 菫小屋で亨と愛と吾郎の不思議な生活が始まります。

 映画のラストで、檀ふみ演じる亨の母、菫が、山小屋の前で、亨や愛や吾郎の前で「私たちまるで家族の様ね」と語るシーンは印象的です。

 山小屋は、皆を癒すオアシス。還るべき場所になっているのです。

 この映画を観て、自分の家族を見つめ直しました。還るべき場所になっているのか。

 社会が、人びとを受け入れる還るべき場所になっているのか。そんなことにも思いを馳せました。

 骨太でストレートな木村作品に益々惚れ込みました。

 木村監督には次回作品を大いに期待したいと思います。

 この作品を契機に原作者の笹本稜平さんの作品を読みたくなり、今、「還るべき場所」を読み始めています。

 家族と一緒に、山に行きたくなりました。山小屋に泊まりたくなりました。

 映画「春を背負って」一人でも多くの方に観ていただきたい作品です。

 やっぱり映画は、私にパワーを与えてくれます。木村監督、いい時間をありがとうございました。