明けましておめでとうございます。
今年は、吉部八幡宮で新年を迎えました。
恒例ですが、友人宅で紅白歌合戦を観て、その後、初詣に行きました。
朝6時からは、荒滝集会所に集まり、荒滝山元旦登山に妻と参加しました。
今年は、コミスポくすのきの方々主催で、事前に登山会の広報もされ、山頂には100名を超える登山者でした。
天候も最高で、ばっちり朝日を拝むことができました。
今朝、荒滝山頂から望む朝日
私も45年前から荒滝山元旦登山に参加していますが、参加者といい、朝日の美しさといい最高の新年でした。
下山後は、荒滝自治会有志の皆さんから猪汁、猪肉の焼肉、ツガニが参加者にふるまわれました。
猪汁で体が温まりました。
特に、ツガニは初めてで、とても美味しくいただきました。
今年は、ツガニがふるまわれました。
今年は長男が大学受験で、今月にもセンター試験を受けます。
私にとってすばらしいスタートがきれました。家族ともども元気で1年が過ごせることを願っています。
そして、世界と日本の平和を願う新年です。
早速、午後から、総がかり行動うべ主催の元旦署名(戦争法廃止を求める2000万署名)に参加します。
今年1年、皆さまにとってもすばらし年となりますことを願っています。
昨年は、県議の座から外れるという大きな試練を経験した年でした。
次回の県議選挙で復活できるよう、今年も県民、市民の皆さん方としっかり対話をしていきたいと思います。
また、PTAなど与えられた役割をしっかり果たせる1年にしたいと思っています。
今年も私並びに本ブログをよろしくお願いいたします。
真山仁さんの真実を探求する眼に惚れ込み、「マグマ」を読んでいます。
この小説は、表題から連想する通り、地熱発電がテーマになっています。
この小説は、3.11前の2006年に刊行されたものですが、痛烈な原子力発電を批判する内容となっています。
原発の1キロワットアワーを発電するのにかかる発電コストについて、このように分析する下りがあります。
「原発の5.9円というのは大嘘で、電力各社は、大体9円程度だと言っています。ところが、それでも原発で使用した高放射性廃棄物の処理費用が含まれていなかったり、発電所の稼働率が水増しされていたり、国の様々な補助金でカモフラージュしたりというトリックがいっぱいありましてねえ。我々は、せいぜい15円がいいところじゃないかと見ています。ある学者の計算では、100円しても驚かないと言っています」
その上でこんな下りにはドキリとします。
「愚かなるは人間ばかり。地球上の動物の中で一番賢いと思いながら、実際は自らを破滅に追いやる愚行に走ってばかり・・・。」
人間が自らを破滅に追いやる愚行の最たるものが私は、原発の新設や再稼働だと思います。
昨日のしんぶん赤旗日刊紙に「原発再稼働しなかれば交付金を減額」の記事がありました。
「国が地方自治体に出す交付金をてこにした原発立地自治体への圧力が強まっています。安倍晋三政権は2016年度予算案の作成にあわせて電源立地対策交付金の算定方法を変更しました。再稼働しなければ交付金が大幅に減額される仕組みです。なかでも知事が再稼働に慎重姿勢をとっている新潟県の下落幅が最も大きくなることが、本紙の調べでわかりました。」
「これまで国は、停止中の原発について一律81%の『みなし稼働率』を適用し、発電電力量を試算してきました。16年度以降は、原子炉ごとに福島事故前10年間の平均稼働率を適用します。上限は68%で下限はありません。」
「新潟県の東電柏崎刈羽原発は、2000年度代に東電のトラブル隠しや中越沖地震によって運転停止が相次いだため、7基合計の平均稼働率が約48%と15年度末までのみなし稼働率と比べ30ポイント以上落ち込みます。」
元経済産業省官僚の古賀茂明さんは「再稼働に前向きな自治体には補助金で優遇するが、後ろ向きな自治体は他の予算を含め徹底的に冷遇するという脅し」と解説しています。
予算は政治の鏡といいます。
政府は、口では再稼働に慎重と言いますが、予算では再稼働を促進しています。
予算によるあからさまな原発再稼働の促進は許されません。
福島県の人口が大幅に減少しているとのニュースもありました。
福島原発の事故は収束せず、深刻さを増しています。
国民は福島原発事故を忘れてはいません。
真摯な反省に立てば再稼働は中止すべきだと私は考えます。
自らを破滅に追い込む愚行である原発の新設や再稼働はやめるべきだと真山仁さんの「マグマ」を読みながら痛感しています。
日本のエネルギー政策について皆さんはどうお考えですかお教え下さい。
マグマはドラマにもなりました。そのDVDでドラマも楽しんでいます。
先日、三上智恵監督の映画「戦場ぬ止み」の上映会に出向いた際に、三上監督の著書「戦場ぬ止み」を購入し、読み終えました。
同感したところや感動したところや勉強になったところにえんぴつで線を引いていたら線だらけになった本でした。
三上監督の文章は、分かり易く、深く、未来を拓く内容でした。
この本からいろいろ紹介したいところですが、「生命のホットスポット大浦湾」という小論を紹介したいと思います。
三上監督はこのように述べています。
「国際期間IPCC(気候変動に関する政府間パネル)によれば、2050年を待たずに地球上のサンゴは成長不可能になると予想されている。サンゴ礁の海は、地球の海全体から見てたったの2%の面積しかないにもかかわらず、魚種の65%がそこをすみかとしている。であれば、サンゴ礁が消滅すれば、海は人類を食わせていくことができなくなるだろう。熱帯・亜熱帯の海は生命多様性に富み、命が濃い。逆に北極・南極の寒い海や深い海では、数はいても種が少ないため、絶滅種が出ると影響が甚大だ、命湧く暖かい海の環境を世界中の学者が心配しているのは、そのためなのだ。」
生命多様性が豊かで、周囲に命を供給する役割を担う場所を「ホットスポット」という。沖縄本島沿岸でいえば「ホットスポット」が大浦湾だと三上監督は指摘します。
アメリカ軍は、50メートルの深さがある大浦湾に空港と同時に軍港を作りたい思いが半世紀前からあります。
今、アメリカ軍は、オスプレイを乗せる強襲揚陸艦「ボノム・リシャール」号を接岸できる軍港を作りたいのだと三上監督は指摘します。
その上で三上監督は、このように怒りを私たちに届けます。
「米軍にとって好都合なのと、人類を生かす海そのものが迎えている危機と、どちらが優先なのか。ホットスポットを埋めて、他を残しても意味がない。つまり、人間にたとえれば、手足を刺されて生き延びることはできても、心臓を刺されたら死んでしまう。大浦湾を埋めるということは、沖縄本島沿岸の自然にとどめを刺すことと同じなのだ。そんな大切な場所をわざわざ選んで土砂で埋めるというのは、暴挙でなくて何であろうか。」
生命のホットスポット大浦湾を埋めるために、山口県の瀬戸内海の土砂も運ばれようとしています。
県民の世論でそれを阻止し、生命のホットスポット大浦湾を守ろうではありませんか。
地球的規模で考えて、この道こそが最良の道だと私は考えます。
皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
岸田文雄外相と韓国の尹炳世外相は昨日、ソウルの韓国外務省で会談し、両政府の懸案だった旧日本軍「慰安婦」問題で合意に達したと発表しました。
この合意に対して、日本共産党の志位和夫委員長が見解を発表しました。
見解の内容は以下の通りです。
・・・
日韓外相会談について
日本共産党幹部会委員長 志位和夫
一、日韓外相会談で、日本政府は、日本軍「慰安婦」問題について、「当時の軍の関与」を認め、「責任を痛感している」と表明した。また、安倍首相は、「心からおわびと反省の気持ちを表明する」とした。そのうえで、日本政府が予算を出し、韓国政府と協力して「全ての元慰安婦の方々の名誉と尊厳の回復、心の傷の癒しのための事業」を行うことを発表した。これらは、問題解決に向けての前進と評価できる。
一、今回の日韓両国政府の合意とそれにもとづく措置が、元「慰安婦」の方々の人間としての名誉と尊厳を回復し、問題の全面的解決につながることを願う。
・・・
皆さん、日韓外相会談についてどうお考えですか。
ご意見をお聞かせ下さい。
映画「戦場ぬ止み」の上映会と三上智恵監督のトークの会に妻と一緒に参加してきました。
映画は試写会にも行ったので二度目でしたので、見落としたところなどをじっくり観ることができました。
三上監督のトークの会は興味深い話が数多く聞くことが出来ました。
映画「戦場ぬ止み」について語る三上智恵監督
一つはいわゆる映画の裏話。
辺野古キャンプ・シュワブゲート前テント村世話人の山城博治さんは、この映画の主役のお一人です。
山城さんは、常に闘いの先頭で演説を行い、参加者を励まします。
山城さんは、今年に入り、悪性リンパ腫で入院されたとこのとでした。
山城さんは、再びテント村に通えるまでに回復されたとのことです。
二つ目は、辺野古新基地の軍事的意義。
辺野古新基地は、日本の思いやり予算で5兆円を超える巨額を投じて建設されよとしています。
自衛隊との併用が早くも取り沙汰されており、オスプレイの配備も明らかになっています。
沖縄県の宮古島には、800人規模の自衛隊員を配備する基地が建設されようとしています。
この基地には、地対空、地対艦ミサイルが配備され、知かには司令部が配置されようとしています。
三上監督は、辺野古新基地と宮古島への自衛隊基地建設の背景には、アメリカの「エア・シー・バトル構想」があると語ります。
アメリカ軍は、中国軍との全面戦争は回避しながら戦闘になった場合の中間戦略として「エア・シー・バトル構想」を打ち出しています。
この構想の「バトル・フィールド」は日本列島全体とされています。
三上監督は、日本が「バトル・フィールド」になる前に、南西諸島で決着を付けようとして、辺野古と宮古島が軍事的に強化されようとしているのではないかと指摘します。
三上監督は、安保法制と辺野古新基地建設の問題はセットだとも語りました。
参加者から、山口県を含む瀬戸内海から辺野古へ土砂が運搬されようとしていることを中止させたいとの意見が出されました。
三上監督は、土砂の運搬を止める運動も重要だと語りました。
最後に三上監督は、辺野古のその後を追う次回作の作成に入ることを明らかにしました。
三上監督の次回作にも大いに期待したいと思うトークの会でした。
三上監督昨日はありがとうございました。
新聞の書評の題名に魅かれ本屋で購入した真山仁さんの新著「当確師」を読んでいます。
当確師の聖が小説の冒頭でこうつぶやきます。
「選挙でこの国を浄化する」
「政治なんて何をやっても変わらないと、諦めてはいけない。民主主義の主役は有権者なのだから。」
これは、作者の真山さんの本書への思いだと受け止めました。
聖は、政令指定都市・高天市長選挙で、現職の鏑木次郎三選阻止のため、ある人物を擁立して鉄板の市長の牙城に挑みます。
聖は小説の中盤でこんな話をします。
「鏑木は若者や弱者から自由を奪って、安っぽい生活と安定を投げ与えようとしている。そんな奴隷のような生活はいらない。僕らの生活は、僕らで選ぶ!を掲げて、市長候補を担げば、その目標は、新市長当選という結果を生みんだ」
私も20年以上政治家として生きてきました。
当確師のする様々な切り崩しなど知らない事も多くありましたが、選挙で政治が変えられるということを熱く語るこの小説に一気に惹かれグイグイ読んでいます。
23日、来年夏の参議院選挙熊本選挙区(1人区)で、市民・野党の統一候補として出馬するため、弁護士の阿部広美さんが立候補を表明しました。
参議院山口選挙区でも自民党の牙城を打ち破る市民・野党の統一候補が決まることを念願します。
そして、山口から政治は選挙で変わることを全国に示したいと、この本を読みながら思いました。
真山仁さんの本を読むのは久しぶりですが、とても深く面白いです。
他の作品も読んでみようと思います。
真山ファンの皆さん、お勧めの作品をお教え下さい。