新聞の書評の題名に魅かれ本屋で購入した真山仁さんの新著「当確師」を読んでいます。
当確師の聖が小説の冒頭でこうつぶやきます。
「選挙でこの国を浄化する」
「政治なんて何をやっても変わらないと、諦めてはいけない。民主主義の主役は有権者なのだから。」
これは、作者の真山さんの本書への思いだと受け止めました。
聖は、政令指定都市・高天市長選挙で、現職の鏑木次郎三選阻止のため、ある人物を擁立して鉄板の市長の牙城に挑みます。
聖は小説の中盤でこんな話をします。
「鏑木は若者や弱者から自由を奪って、安っぽい生活と安定を投げ与えようとしている。そんな奴隷のような生活はいらない。僕らの生活は、僕らで選ぶ!を掲げて、市長候補を担げば、その目標は、新市長当選という結果を生みんだ」
私も20年以上政治家として生きてきました。
当確師のする様々な切り崩しなど知らない事も多くありましたが、選挙で政治が変えられるということを熱く語るこの小説に一気に惹かれグイグイ読んでいます。
23日、来年夏の参議院選挙熊本選挙区(1人区)で、市民・野党の統一候補として出馬するため、弁護士の阿部広美さんが立候補を表明しました。
参議院山口選挙区でも自民党の牙城を打ち破る市民・野党の統一候補が決まることを念願します。
そして、山口から政治は選挙で変わることを全国に示したいと、この本を読みながら思いました。
真山仁さんの本を読むのは久しぶりですが、とても深く面白いです。
他の作品も読んでみようと思います。
真山ファンの皆さん、お勧めの作品をお教え下さい。
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