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中国新聞が、「山口ならではの特別な体験創出支援」事業を報じる

 11日、中国新聞は、県が補助したアウトドア事業が遅れていると次のように報じました。
 「県が2023年度に創設し、アウトドア観光事業の経費を上限1億円で補助する制度を巡り、初年度に採択された山口市、周南市、長門市の3事業者のうち山口市と周南市の2事業者の計画が遅れている。県議会や地元住民からは、県と、補助の実務を担う観光連盟の審査の不備を指摘する声も出ている。制度は『山口ならではの特別な体験創出支援」と銘打ち、工事や設計などの経費を4分の3以内で1億円を上限に補助する。県観光連盟などの審査を経て昨年8月、3事業者が選ばれた。県によると、山口市でグランピングリゾートの建設を計画する同市の事業者は約9千万円の補助が決定。資材高騰などで開業予定を今年7月ごろから来年3月に変更した。周南市の事業者は平生町でサウナの整備や離島へのクルージングを計画し、約5900万円の補助が決まった。サウナは今年4月にオープンしたが、5月ごろに開始予定としていたクルーズ船は運航していない。補助金は今年3月末、山口市の事業者に一部の1500万円、周南市の事業者には全額が交付されている。6月25日の県議会一般質問では、県議が2事業の遅れと審査の不備を指摘し、補助金の返還を求めるべきだと主張した。県観光スポーツ文化部の道免憲司部長は『変更は補助金の採択後に生じた事由によるもので審査に不備はない。要領に基づき計画を変更するなどしており、現時点で返還を求めることは考えていない』と述べた。ただ、住民からも疑問の声は上がる。平生町の50代の男性は『住民への説明や了解がないまま計画が進んだ。事業が出来なければ絵にかいた餅で、県側のやり方にも問題があるのではないか』と話す。中国新聞の取材に、山口市の事業者は『建物の規模を大きくするなどの理由で開業時期が変わった』とする。周南市の事業者はクルージングについて、光市の牛島に設ける宿泊施設へ客を運ぶために運航すると説明。クルーズ船は既に購入したものの、宿泊施設が開業できないため運航していないという。平生町のサウナ施設とクルージングの運営は別の業者に委託しており、『開始時期は業者と調整する』としている」

 私は、昨日までに、県観光スポーツ文化部に、次の照会を行いました。

 1、秋穂の事業について

   ①7月に工事は着工されたのか。

 2、平生の事業について

   ①クルーズ船の停泊場所の見通しはついたのか。

   ②牛島の宿泊施設が開業できないことがクルーズ船が運航できない理由と報じられているが、県の認識は。

   ③サウナ施設とクルージングの運営は別の業者に委託していると報じられているが、この事実は、公募要領に基づき、観光連盟に伝 

    えられているのか。

  以上について、回答が届き次第、報告していきたいと思います。

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