先日、子どもたちと映画に行った際、近日公開の映画のチラシを観ていました。
「散歩する侵略者」という映画がとても気になり、原作の前川知大さんの「散歩する侵略者」を読んでいます。
文庫本の裏表紙を引用しましょう。
「海に近い町に住む、真治と鳴海の夫婦。真治は数日間の行方不明の後、まるで別人の人格になって帰って来た。素直で穏やか、でもどこかちぐはぐで話が通じない。不仲だった夫の変化に戸惑う鳴海を置いて、真治は毎日散歩に出かける。町では一家惨殺事件が発生し、奇妙な現象が頻発。取材に訪れたジャーナリストの桜井は、『侵略者』の影を見る-。再演を重ねる人気舞台を、劇作家自ら小説に。黒沢清監督による映画化原作。」
奇想天外な小説にはこれまで何度も出会ってきましたが、ころほど、奇想天外な小説に出会ってこなかったような新しい感覚です。
かといってSF小説やファンタジー小説よりもリアリィティーがあり、社会派小説の要素もあります。
「侵略者」は「家族」「仕事」「所有」「自分」などの「概念」を奪っていきます。
「侵略者」は人間と同じ顔をして近くにいるのです。
町では戦争が始まり、米軍機や自衛隊の飛行機が飛び交います。
今日の時点で、この小説の内容を私は、整理をしてみなさんの伝えることが出来ません。
むず痒いような気持ちですが、とても大事なメッセージがあることは確かだと思い読み続けています。
来月9日から黒沢清監督の映画「散歩する侵略者」が全国ロードショーされます。必ず観に行こうと思います。
前川知大さんが主宰する劇団「イキウメ」による舞台「散歩する侵略者」が北九州でも上演されることを知りました。
舞台も観たいと思っています。
名作は、説明しづらいものなのかも知れません。
まずは、小説を最後まで読んで改めて感想をお伝えしたいと思います。
今日のところは不十分な感想で申し訳ございません。
前川知大さんの作品に触れていきたいと思います。
前川ファンの皆さん感想をお聞かせ下さい。
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