私は、2013年(平成25年)の11月県議会で、医療的ケア児の処遇改善に関して次のような質問を行いました。
「医療的ケアが必要な子どもたちの校外活動の看護師の同伴についてであります。中国地方では、山口県だけが同伴を認めていません。子どもたちの学ぶ権利と親の負担軽減のために、看護師の同伴を山口県でも認めるべきですがお尋ねします。」
当時の田邉教育長は「本件では、医療的ケアが必要な児童生徒が安心・安全に学校生活を送ることができるよう、総合支援学校に看護師を配置し、校内での医療的ケアを実施しております。お尋ねの校外活動における看護師の同伴につきましては、学校とは異なる状況での医療的ケアの実施となりますことから、緊急時の連絡体制の確立や医療機関との連携のあり方など、安全確保の観点からの検討が必要であり、今後、校外活動への対応について研究してまいりたいと考えています。」と答えました。
その後、保護者の同伴が条件ではあるものの、市内の校外活動には、看護師が同伴できるようになりました。
そして、今年度から、保護者の同伴が条件ではあるものの、宿泊学習にも看護師が同伴できるようになりました。
児童生徒の学ぶ権利を保障していくために、現場の先生から私が要望をお聞きし、議会で取り上げて、その後、保護者同伴が前提であるとはいえ、校外活動や宿泊学習に看護師が同伴できる体制が確立したことを私はとても喜んでいます。
要求が前進した背景には、高教組・県教組の組合員さんのご努力や「障害児教育をすすめる会」の会員の方々の粘り強い運動があったことは明らかです。
私は、引き続き、医療的ケア児をはじめ障害児教育の処遇を改善するために奮闘する決意です。
障害児教育に関する皆さんのご意見やご要望をお聞かせ下さい。
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