月別アーカイブ:2017年2月

インフル追試35府県市で実施へ

 今朝の読売新聞は、「高校入試の際、インフルエンザなどで体調を崩した受験生への救済策として、26府県市が別日程での追試験を来春以降導入する方向で検討していることが文部科学省の調査でわかった。追試の実施を求めた昨年10月の同省の通知を受けた措置で、公立高入試での追試はすでに導入している9府県市と合わせ35府県市に拡大する見通しとなった。」と報じました。

 読売新聞の報道によると、今春、来春とも追試を行う自治体(都道府県)は、秋田県、静岡県、三重県、京都府、和歌山県、徳島県。来春以降、追試を実施する方向で検討している自治体(都道府県)は、岩手県、山形県、神奈川県、新潟県、山梨県、岐阜県、愛知県、大阪府、島根県、岡山県、広島県、福岡県、長崎県、熊本県、大分県。

 中国地方で、来春以降も追試を実施する方向が示されていないのは、鳥取県と山口県だけとなっています。

 我が家の中三の三男は、約10日前にインフルエンザと診断され学校を休んでいました。幸い体調は戻り、元気に学校に通っています。

 私は、数日前にインフルエンザと診断され、仕事を数日休んでいます。幸い、受験生の息子と同じ型で、移ることはないということで安心しています。

 山口県では、いよいよ来週、公立高校入試が行われます。

 受験生を持つご家庭では、それぞれ神経を使っておられるところだと思います。

 山口県でも、早急に、インフルエンザなどで体調を崩した受験生への救済策として追試験などの対策が講じられることを期待したいと思います。

 受験生を持つ保護者の皆さん、ご意見をお聞かせ下さい。

 

映画「64 ロクヨン」

 映画館で観たいと思っていながら観れなかった映画「64 ロクヨン」(以下64)をDVDで聴視しました。

 64とは、昭和64年。「天皇崩御」で7日間しかない昭和64年の間に起きた少女誘拐殺害事件。

 その事件に翻弄される群衆劇です。

 主人公のD県警広報官の三上に佐藤浩市さん。

 DVDの特典映像の中で語っているように「身を削る」演技は圧巻でした。

 助演級の役者さんだけでも数十人に及びますが、その一人一人と対峙し、常に矢面に立たされる三上を演じた佐藤浩市さんの演技は、映画史に残るものだと思います。

 犯人の声の録音に失敗した科捜研研究員の日吉浩一郎は、その後、県警を退職して引きこもりの生活を送っています。

 この日吉に、三上が「君は悪くない」とのメモを送り、読んだ日吉が涙を流すシーンは胸に沁みました。

 また、加害者の匿名報道で、記者クラブの怒りを買った交通死亡事故で、被害者の生活実態を語る三上の言葉の暖かさにも胸が痛みました。

 更に、三上自身が娘と葛藤するシーンは、見物です。

 我が家も思春期を迎えた4人の子どもを抱えているので、胸に詰まされます。

 世の中、理不尽な事だらけだけれど、相手を信じて真正面からぶつかって語り合っていくしかないんだということを熱く語る映画だと思いました。

 横山秀夫さんの作品は、ほとんど読んでいます。映像化された作品の多くも観ています。

 人物描写の職人のような横山秀夫さんが益々好きになりました。

 小説「64」は、「震度0」から7年後に発表された作品です。

 横山さんには、この間、心筋梗塞や記憶障害など相次いで病魔が襲ったようです。

 そのような中、何度も推敲を重ねて完成した小説「64」を今、心に刻みながら読み直しています。

 小説「64」が出版されて5年目を迎えました。横山ファンとしては、そろそろ次回作を読みたいと思っているところです。

 今度は、警察小説でしょうか、「クライマーズ・ハイ」のように場面が変わるのでしょうか。

 いずれにしても横山秀夫さんの新作を大いに期待する日々です。

 よりよい未来のために、今を大切に生きていく。映画「64」からそのことを学びました。

 映画「64」のスタッフ並びに出演者の皆さんありがとうございました。

国際パラリンピック委員会会長へのインタビュー

 25日付の読売新聞に国際パラリンピック委員会会長であるフィリップ・クレーブンさんのインタビュー記事が掲載されていました。

 「不寛容の動きが広がっているように見える。」との質問に対して、フィリップさんは次のように述べています。

 「不寛容で保護主義まがいの主張が広がる今の傾向は、IPC(国際パラリンピック委員会)が掲げてきた理念とは、相いれないと感じている。他者への恐れや、自分は何をしてもいいといううぬぼれ、あるいは『もう一つの事実』などと名付けられた単なる嘘によって、踊らされる人々が増えていることに危惧を覚える。人々が生活への不安を抱えているのは確かだが、情報操作や分断では解決できない」

 「例えば地球環境の中で人類が好き勝手をすれば、我々も長くは持たない。人々はバランスを取りながらも、ともに未来に向かうべきなのだ。身勝手な保護主義がこのバランスを壊せば、大きな危機が待っている。パラリンピック運動が発してきたメッセージも、人々が違いを認め合い、ともにあって初めて、より良い豊かな世界をつくることができる、という点に尽きる」

 24日付の読売新聞には、難民支援活動を行う学生団体「SOAR」の活動が紹介されていました。

 SOARは、2013年、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の関係団体で就業体験をした学生が設立した団体で、毎年10校程度で出前修行を行っているそうです。

 読売新聞の記事によると、UNHCRの調査で、2015年末の難民の数は6530万人。法務省によると日本国内の2016年の難民認定申請数は過去最高の1万901人。一方認定数は28人にとどまっています。

 西宇部校区人権教育推進大会で、中学生の生徒が、難民問題について語っていたことを印象深く覚えています。

 今、世界は、「人々が違いを認め合い、ともにあって初めて、より良い豊かな世界を作ることができる」という国際パラリンピック運動が発してきたメッセージを広げていくことが求められていると感じました。

 「みんな違って みんないい」金子みすずのメッセージに通じるところがありますね。

 フィリップさんの「地球環境の中で人類が好き勝手をすれば、我々も長くは持たない。」この言葉も世界は極めて重く受け止めなければならないと感じました。

森友学園の問題について

 昨日、日本共産党の宮本岳志衆議院議員が、大阪市内の学校法人「森友学園」の問題を国会で追及しました。

 財務省近畿財務局森友学園に豊中市内の国有地を異常な安値で売却した問題について宮本議員が追及しました。

 問題の国有地は2016年6月に森友学園に売却されました。そのさい、不動産鑑定士が鑑定した時価9億5600万円から、地下に埋設されたゴミの処理費用名目で8億1900万円などが差し引かれ、1億3400万円という格安の価格がつけられました。

 この値引は、森友学園側が「想定以上のゴミが埋まっていた」と近畿財務局に申し立て、土地を管理していた大阪航空局が算定したゴミ撤去費用を、同財務曲が土地価格からそのまま差し引く形で行われました。宮本議員は、「このような奇怪なことは政治家の関与なしには起りえない」と質しました。

 さらに宮本議員は、2015年9月4日午前10時から正午までの間、近畿財務局9階会議室で、森友学園の小学校建設工事を請け負った設計会社社長、建設会社所長が近畿財務局の統括管理官、大阪航空局調査係と会合を持っていた事実を指摘しました。

 財務省は、この事実は調査すると答えました。

 宮本議員は、当時の近畿財務局、大阪航空局の職員3人を承認として委員会に喚問することを求めました。

 政治家が強引に、通常のルールを無視して、土地の売却に関与した疑いは濃厚です。

 この問題は徹底解明すべきだと、私も質問を聞きながら痛感しました。

 森友学園の問題に関する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

下関北九州道路の復活

 山口県が昨年11月に国に行った「平成29年度国への提案・要望」の中に、「産業力・観光力強化に向けた基盤整備につて(2)幹線道路網の建設促進」があります。具体的には、①山陰道前線の着実な建設促進③地域高規格道路の建設促進があります。

 地域高規格道路の建設促進の中に、下関北九州道路などの早期事業化を明記しています。

 山口県は、22日、2017年度当初予算案を発表しましたが、前年度比3.1%減となっています。

 県税は、前年度2%減の見通しです。17年度末の県債残高の見込みは、今年度の見込みに比べ、0.4%増の1兆2631億円となる見通しです。このような厳しい財政の一方で、下関北九州道路など建設を推し進めれば、「道路栄えて民滅ぶ」状況になるのではないかと心配です。

 このような中、21日の読売新聞は、「石井国土交通相は20日の衆院予算委員会で、山口県下関市と北九州市を結ぶ『下関北九道路』について、『国交省としても技術面、予算面から必要な支援を検討する』と答弁した。山口県や福岡県が建設に向けた広報の調査費などを負担した場合、国が補助金を出し、建設を後押しする意向を示したとみられる。下関北九州道路は、老朽化が進む関門トンネル、関門橋に次ぐ関門3本目のルート。1987年に構想が浮上したが、国は財政難を理由に2008年度から調査費計上を凍結している。」と報じました。

 この下関北九州道路の問題を日本共産党の田村衆議院議員が23日の予算委員会で質しました。

 田村議員の質問に、石井国交大臣は、「関門海峡道路など6つの海峡横断道路は平成20年3月以降調査費を計上していない。一方、下関北九州道路は、必要な支援を検討する。」「現時点で決まってないが、自治体への技術者の派遣や、地方が行った調査費に国が補助を行うことなどが考えられる。」と答えました。

 田村議員は、海峡横断道路を凍結した際に、当時の冬柴大臣が、「今後、これら道路を格上げする場合は、国会に諮らなければならない」と答弁していたことを指摘し、「下関北九州道路について国会にも諮らず、地方が行う調査費に国が補助を行おうとすることは、冬柴大臣の答弁と食い違う」と質問しました。

 石井大臣は、「冬柴大臣が指摘したのは、道路が整備に至る段階を問題にしたもの。現在は、そのような状況にない」などと答えました。

 田村議員は、「地方も国も財政がひっ迫している中で、凍結された事業を復活することは許されない」と指摘しました。

 日本共産党第27回大会決議は地方政治を巡る状況について「安倍政権は、国際競争力の名のもと、地方自治体に、大企業のもうけのための大型開発と『規制緩和』を押し付ける一方、住民の福祉と暮らしの破壊、病院・学校・保育所・幼稚園・公営住宅・公民館・図書館など公共施設の廃止・集約化、自治体窓口業務と公共施設運営の民営化をすすめ、地域経済の低迷・衰退に拍車をかける政策を強行しています。」

 山口県も「国際協力強化」の名のもと、大型開発を進める一方、住民の福祉の暮らしは後回しの政治が進められていると言わなければなりません。その象徴が下関北九州道路の復活ではないでしょうか。

 総額2000億円とも言われている超大型開発である下関北九道路の復活は行うべきではないと私は考えます。

 総額2000億円とも言われる下関北九道路が復活しようとしています。皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

 

映画「華氏451」

 フランソワ・トリュフォー監督による1966年にイギリスで製作された長編SF映画「華氏451」をDVDで観ました。

 原作は、レイ・ブラッドベリのSF小説「華氏451度」です。華氏451度とは、約摂氏233度で紙が燃え始める温度を意味します。

 徹底した思想管理体制のもと、書物を読むことが禁じられた社会が舞台です。禁止されている書物の捜索と焼却を任務とする「ファイアマン」のモンターグは、ある時から、本の魅力に取りつかれます。妻の裏切りから、彼自身が管理体制から粛清を受け、最後は、殺人犯として追われます。

 この映画を観て、ブライアン・パーシヴァル監督の映画「やさしい本泥棒」を思い出しました。

 1938年。第二次世界大戦前夜のドイツ。ナチス統制下の中で、ついに読書まで禁止されます。更に、反ユダヤ主義による暴動で数多くの本が広場で焼かれるシーンは、壮絶です。

 この映画は、日本では上映されず、DVDの販売はされています。私も持っていますので、観たいという方はご連絡下さい。

 しんぶん赤旗日刊紙には、「統制された文化」と題するシリーズが掲載されています。

 21日付のしんぶん赤旗では、写真評論家の白山眞理さんが、第二次世界大戦中の日本での写真団体までもが翼賛体制に組み込まれてことを次のように書いています。

 「意気盛んな若きプロ写真家たちは、40年9月に『日本写真家協会』を結成した。同協会常任幹事であった土門拳は、写真雑誌に『僕達は云わばカメラを持った憂国の志士として起つ』と熱い思いを記した。同協会は41年12月に発展改組し、すでに統制対象であったフィルムはこうした国家に協力的な写真機関へ割り当てられた。」「44年3月、既存の写真団体は全て解散の上、プロ、アマ合同の報国写真集団『大日本写真報国会』に統合された。」

 今年の2月20日、小林多喜二没後84年を迎えました。19日のしんぶん赤旗日刊紙に文芸評論家の松木新さんは、多喜二の死について「天皇制ファシズムが海外侵略への道に踏み出した時代、多喜二は他民族に対する抑圧に毅然と対決する正義を貫いた。虐殺された直後に発表された『党生活者』の一本の柱が、軍需産業での臨時工の首切り反対・反戦のたたかいであることが何よりも物語っている。」と書いています。

 私たちは、第二次世界大戦中、ドイツで日本で、読書や文化が統制された時代があったことを忘れてはなりません。

 そして、日本で、先制政治・侵略戦争に反対する文章を書いた作家そものを虐殺した時代があったことを決して忘れてはならないと思います。

 安倍政権は、「共謀罪」を何が何でも国会に提出しようとしています。

 映画「華氏451」が描く世界の到来を許してはならないと思います。

 映画「華氏451」を観られた皆さん、感想をお聞かせ下さい。