月別アーカイブ:2016年11月

かえる通信No19(2016年11月1日)

いのちの海を守れ!さようなら上関原発!

 

10.22反原発デー県民集会

 

 10月22日、上関町室津地区で、「いのちの海を守れ!さようなら上関原発!10.22反原発デー県民集会」が行われました。
 集会では、主催団体の一つ上関原発を建てさせない祝島島民の会の清水代表は、被告の一人としてたたかった、中電によるスラップ訴訟の勝利的和解について報告しました。
 8月30日、山口地裁において、中国電力によるスラップ訴訟(恫喝訴訟)の和解が成立し、2009年12月に提訴されて以来6年8ケ月に及ぶ訴訟が終了しました。成立した和解は中国電力が被告ら4人に対する損害賠償請求権を全額放棄し、将来、埋め立てが再開された場合にも、被告らの表現行為を尊重するというもので、勝訴判決に匹敵する勝利的和解でした。
 清水代表は、「勝利的和解の成果を踏まえ、上関原発建設を正式に中止させ、国の原発推進計画を転換させるまで闘い続けます。」とあいさつを締めくくりました。
 自然の権利訴訟訴訟代理人の籠橋隆明弁護士が報告しました。
 自然の権利とは、国民の自然の中で生活する権利のことを意味し、その自然を破壊する上関原発の建設を中止するよう求めて訴訟が行われています。
 ついに、7月28日に、裁判官による現地検証が行われました。
 籠橋弁護士は「原発を新設するという上関原発の建設を中止させる裁判は、日本に新しい原発を作らせないという歴史的なたたかいです。」と語りました。
 集会の最後に、アピールを採決しました。参加者は、集会後、町内をデモ行進しました。

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「上関原発建設計画絶対反対!!」と訴えるデモ隊

 

9月県議会原発推進意見書可決

 

 9月定例山口県議会で「原子力政策に関する意見書」が、可決しました。意見書には「原子力政策の推進」との一文があり、原発の再稼働と上関原発の推進を求める意見書であることは明白です。
 この意見書に、自民党の各会派、公明党、新生クラブ、無所属クラブの議員が賛成しました。
 宇部市選挙区で賛成した議員は以下の通りです。
 二木健治議員
 岡村精二議員
 篠崎圭二議員
 小泉利治議員

 

9.19安保法制強行「採決」11月度 忘れない行動

 

改憲の動きにどう立ち向かうのか

 

日程 11月19日(土)
   14:00~学習会 16:00~ デモ行進
講師 立山紘毅山口大学教授

立山先生

立山紘毅山大教授

会場 宇部市総合福祉会館2階ボランティアルーム(大)
   宇部市琴芝町2丁目4番20号 ℡ 0836-33-3156
会費 500円

主催 総がかり行動うべ実行委員会

   事務局 緑橋教会 0836-21-8003

    藤本一規携帯 070-5673-0833

 

一気

 

原作を読み、満を持して佐々部清監督の映画「八重子のハミング」を観ました。これ程、涙した作品はなかったと言えるほど涙した作品でした▼涙の意味は、若年性認知症を患った八重子さんへの涙だけではありません。八重子さんを支える人々の愛への賞賛の涙です。夫から妻への愛。子どもから母への愛。孫から祖母への愛。姑から嫁への愛。教え子から教師への愛。地域住民から八重子さんへの愛▼山田洋次監督は「誠実な監督が、誠実一途に生きた人の物語を懸命に描き上げた。これは佐々部清君ならではの美しい作品です。」とこの映画を評しています。本作は、八重子さんを取り巻く美しい愛の物語です▼佐々部清監督は「きっと『怒り』には限界があるけれど、『やさしさ』には限界はない・・・が実感できるはずです。」とこの映画を語っています。この言葉は、今の家庭や社会やこの国や世界にとって、とても大切なキーワードだと感じます。映画を是非劇場でご覧ください。

赤ヘル1975

 重松清さんの「赤ヘル1975」を読んでいます。

 1975年は、広島東洋カープが「赤ヘル」と呼ばれるユニホームにイメージチェンジを図った年です。

 1975年は、広島市へ原爆が投下されて30年が経過した年です。

 広島市民球場近くの中学校に東京からマナブが転校してきます。

 マナブを取り巻く広島の中学生と広島東洋カープの軌跡を描いた物語です。

 皆さんは、もうご承知の通り、1975年、広島東洋カープは、球団創立25年目で初めてのリーグ優勝を達成しました。

 日本シリーズは阪急ブレーブスと対戦しています。

 私は、1975年は、小学校6年生。赤い縁で赤いHのマークの付いた阪急ブレーブスの帽子を被って学校に行っていました。

 阪急ブレーブスは上田監督。エースはアンダースローの山田。福本という足の速いバッターに憧れていました。

 日本シリーズは、当時、平日でデイゲームだったように記憶しています。

 学校から帰って、日本シリーズで阪急を応援していたあの頃を思い出します。

 対戦相手が、広島カープだったんですね。

 というように、この小説の主人公は、私とほぼ同世代で、野球少年だった私は、一気に、1975年の時代にタイムスリップしてしまいました。

 今年は、広島東洋カープが25年ぶりにリーグ優勝し、日本シリーズは、日本ハムと激闘を繰り広げました。

 広島の25年ぶりのリーグ優勝、黒田投手の引退。日本ハムの二刀流の大谷選手の活躍。

 などなど今年の日本シリーズに話題は尽きません。スポーツの話題には敏感な中高生の息子たちも、今年の日本シリーズは興味深々。

 家族で、今年の日本シリーズは殆ど観戦しました。

 日本ハムが打撃で、広島を少し上回ったけ結果、日本ハムが日本一となりました。

 申し合わせた訳ではありませんが、家族はみんな広島を応援していました。

 さて、マナブと同じクラスの地元の酒屋の倅、ヤスの父親も原爆の後遺症で亡くなりました。

 同じクラスの沢口さんのおじいさんも、原爆の後遺症に苦しんでいます。

 「赤ヘル1975年」に以下の文章があります。

 「確かに今年は1975年で、1945年の原爆投下からちょうど30年にあたる。それは広島に引っ越してくる前から知っていた。マナブ自身を基準にすれば、自分が生まれるずっと前の出来事ということになる。けれど、親まで含めると、原爆は勝征さん(マナブの父)が8歳の頃に落とされた計算になって、急にごく最近のことのように思えてくる。」

 「勝征さんは昭和12年に生まれた。日本と中国が戦争を始めた年だ。『勝征』という名前にも、戦争がかかわっているのだろう。親や親戚の願いが込められているのかも知れない。」

 私の母は、昭和12年生まれ、マナブの父と同じ年です。名前は「克子」といいます。私の母の名前も戦争に関わっているのでしょう。

 母と同年代の父の弟は「勝正」といいます。戦時中に生まれた方々に「勝」や「克」のつく名前が多いことが私の周辺からだけでも分かります。

 つまり、私たちの世代(50過ぎ)は、親の世代(80前後)が戦争を経験しています。

 実際に起こった70年前の戦争をリアルに後世に伝えることが出来る最後の世代と言えます。

 私の祖母の妹である石川みち枝が先日亡くなりました。

 彼女はあらつちの同人で歌人でした。

 本ブログでも何度か紹介していますが、彼女の次の句を紹介します。

 「おくり火に亡き夫偲び大陸に埋め来し吾子の齢を数ふ」

 終戦の時、満州にいた石川は、日本に帰れないまま、満州で、11月に女児を出産します。

 わずか100日で、その子は亡くなります。

 極寒の地、凍土は硬く、子どもの亡骸を十分に埋めることが出来なかったことを戦後、悔やみつづけてきた石川。

 その思いを詠ったのが先ほどの歌です。

 今年小学校6年生になった、長女は、修学旅行で広島を訪ねました。

 しっかり学んで、平和を築く人材へと成長してほしいと思います。

 平和のリレーを父や母から私たちは、しっかり引き継いでいこうと思います。

 広島が25年ぶりにリーグ優勝したこの年に、原爆投下から30年後の1975年の広島とカープの活躍を描いた重松清さんの「赤ヘル1975」が一人でも多くの皆さんに読まれることを願っています。

 少年時代に阪急ファンだった私は、日本シリーズの頃からいつの間にか広島カープファンになっていました。

 そして、この小説を読んで、益々、カープが好きになりました。

 来季も広島カープの活躍を大いに期待しています。

 

 

秒速5センチメートル

 新海誠監督の劇場公開作品の3作目「秒速5センチメートル」を観ました。

 高校でデザインを学んでいる次男は、繰り返し観ていました。

 惹かれあっていた男女の時間と距離による変化を「桜花抄」、「コスモナウト」「秒速5センチメートル」という短編3話の短編で編成された「連作短編アニメーション」です。

 「桜花抄」の舞台は、東京、主人公の高樹は小学生。惹かれあっていた明里は小学校卒業と同時に栃木に転校。今度は高樹が鹿児島へ転校することが決まる。高樹は明里に会いに行く。

 「コスモナウト」の舞台は、種子島。主人公の高樹は、高校3年生。同級生の花苗は、高樹に想いを寄せる。高樹は東京の大学への進学を決める。花苗は、高樹に想いを告げようと決心する。

 「秒速5センチメートル」の舞台は、東京。主人公の高樹は、サラリーマンになっている。高樹は、今も中学生の時、明里に合った雪の夜を引きずっている。

 私自身、生きてきた半世紀を振り返り、高樹の切ない想いに共感しながら映像の世界に深く入っていきました。

 「君の名は。」を大ヒットさせた新海誠監督は、10月20日、毎日新聞のインタビューにこう答えています。

 「先日、テレビ番組に出演したときも、女子高生から『なんで40代のオジサンが私たちの気持ちが分かるの?』という若干失礼な質問を受けました(笑い)。若者を取材したわけではもなく、『本当のリアル』が描けてはいないと思います。しかし、僕は10代の頃苦しかったことは、濃度は薄れても今も苦しいし、強烈にあこがれたものは、手に入らずとも今もまぶしいものだと思います。『なんで?』と尋ねた彼女たちも、突然大人に切り替わるのではなく、グラデーションで私たちに続いている。世代や性別差より、一人一人の人間の違いが大きい。差を考えても仕方ないと思います。」

 「君の名は。」「秒速5センチメートル」など新海誠監督の映画をいくつか観てきましたが、「相手は何を考えているのだろう」「相手に気持ちが伝わらないのは何故だろう」などの「若き悩み」にストレートに向き合うことがテーマになっているのではないかとうことに気付きました。

 誰も経験し悩んできたことなので、新海作品を観た私たちは、深く共感できるのだと思いました。

 「若き悩み」への向き合い方は半端なものではない真摯さがあるのでの、新海作品は、多くの観客に支持されるのではないかと思います。

 そして、「秒速5センチメートル」を観ても痛感したのは、背景の美しさです。

 背景の美しさが、新海作品が「君の名は。」に至るまで、でどんどん進化、深化していると思います。

 「秒速5センチメートル」では、「コスモナウト」での種子島の風景描写が圧巻でした。

 海とロケットと空と風。今でも私の脳裏に広がります。「秒速5センチメートル」を観られた方は共感していただけると思います。

 DVDの特典映像に、「秒速5センチメートル」を作成した新海監督へのインタビューがありました。

 インタビューの中で新海監督は、「桜花抄」に出てくる両毛線や「コスモナウト」に出てくる種子島には、監督とスタッフが足を運び丁寧な取材をしている事を語っています。

 新海監督は、実際とは、違う色合いや距離感で背景を描いていることをインタビューで切々と語っています。

 毎日新聞のインタビューで、新海監督は、「君の名は。」の中で、満足がいかないところがあったと語っています。

 「技術的な部分、色彩設計などの作り込みです。できなかった理由は時間的制約だったり、先輩アニメーターを前にしての経験不足だったり。」

 私は、この部分を読んで、新海監督への信頼が深まりました。

 新海作品は、更に、進化、深化することでしょう。

 これまで、宮崎駿作品の多くは劇場で観てきました。

 これからは、新海誠作品を劇場で観続けていきたいと思います。

 新海誠監督の次回作に大いに期待しています。

 新海誠作品に対する皆さんの想いをお教え下さい。

TPP自公維が強行採決

 共産、民心、自由、社民の4野党が抗議するなか、自民、公明と維新の3党は、昨日、衆院環太平洋連携協定(TPP)特別委員会で、TPP承認案・関連法案を強行採決しました。

 明日付のしんぶん赤旗日曜版に、同志社大学教授の浜矩子さんは、TPPについて次のようなコメントを寄せています。

 「安倍首相は『何が何でも今国会で成立を』と前のめり『丸出し』です。慎重審議を求める世論に耳を傾けようとか、真摯に納得を得ようとする姿勢は皆無です。安倍首相は『TPPは成長戦略の核となる』といいますが、国民生活は、安倍政権の成長戦略なるものの中で基本的に無視されています。世界一強い日本経済と世界一強い日本国の『総帥』たらんとする視点からしか物を考えないから、『成長戦略の核』とか『大きなチャンス』という言い方になる。TPPで被害を受ける国民生活はそもそも眼中にありません。安倍首相はTPPの『戦略的価値は驚異的』と発言しています。『21世紀型大東亜共栄圏づくり』を目指しているといえば言い過ぎかもしれませんが、どうしてもそういうイメージがチラつきます。」

 昨日の朝日新聞は、「アベノミクス 誇大広告はもうやめよ」と題する社説を掲載しました。

 「政権は、改善点ばかりを強調して『アベノミクスの加速を』と繰り返す。次は名目GDP600兆円といった目標ともスローガンともつかない数字が躍る。たんなる努力目標なら達成しなくても害は少ないが、そうしたシナリオを前提に、財政再建や社会保障政策の見直しが立てられている以上、将来大きなツケが回ることになりかねない。」

 浜教授が指摘するように、安倍首相が言う「TPPは成長戦略の核となる」「戦略的価値は驚異的」との発言も「誇大広告」であることは明らかだと思います。

 TPP批准が強行されれば、これも浜教授が指摘する安倍首相が進める「21世紀型大東亜共栄圏づくり」ばかりが優先され、「将来大きなツケが(国民に)回る」事態になることは必至ではないかと危惧します。

 安倍首相は、「アベノミクスの加速」や「TPPの強行」は見直し、国民生活の現状に眼を向けた政策に転換すべきだと思います。

 TPP「強行採決」という歴史的暴走を満身で糾弾するものです。

 皆さんはTPP「強行採決」をどうお考えですか、ご意見をお聞かせ下さい。

柳ジョージ

 私が柳ジョージを好きになったのは、高校時代に友人からの紹介です。

 文化祭にサッカー部の仲間でバンドを組んで出演。私はボーカル。

 「青い瞳のステラ 1962年夏・・・」「さらばミシシッピー」を唄いました。

 それ以来、私のカラオケの18番は「青い瞳のステラ 1962年夏・・・」になりました。

 30年以上、私にとってのNO1ソングです。

 時々、無性に柳ジョージが聴きたくなり、ここ最近聴いています。

 年を重ねるごとに、歌詞が心に響いてきます。

 最近聴いていて、涙があふれてきたのが「コイン・ランドリー・ブルース」。

 「俺たちは ただの魚さ 河の流れまでは 変えられない 流れてゆく 海もまたひとつだけ だから その日だけが俺たちの すべて」

 人生の虚しさが心に響き、涙が込み上げてきました。でも、明日を信じて生きるのが人間なんですね。そして、また涙。

 柳ジョージが亡くなって、10月10日に5回目の命日を迎えます。

 この秋、2003年に東京で行われたライブがCDとして発売されました。

 13年前の柳ジョージの唄を今聴いています。

 「人間賛歌」ともいうべき柳ジョージの唄を噛みしめています。

 出来れば、生のライブを聴きたかったと思いますが、叶いません。それも人生ですね。

 柳ジョージに出遭えた人生に感謝します。柳ジョージを紹介してくれた高校時代の友人に感謝します。

 

 

岩国市長F35配備を承認

 米海兵隊の最新鋭ステルス戦闘機F35Bの米軍岩国基地への配備計画について、岩国市の福田市長は、昨日、市議会全員協議会で「承認したい」と述べ受け入れを表明しました。今後、県や和木町、周防大島町と協議し、国に配備の可否について回答する方針です。

 今朝の朝日新聞は、「福田市長はF35Bの安全性について『初納以降、重大な事故の発生はない』と説明。市民団体から指摘を受けていた同型機F35Aの事故については『改善措置がされており、安全性に問題は生じない』と述べた。騒音については『国の騒音地域の予測図(コンター)では、陸上部分では配備直後の騒音状況にほとんど変化がない』とし、米アリゾナ州のユマ海兵隊航空機で実機を視察した際、岩国基地の現行機と比べて『体幹的な差はほとんどなかった』と説明した。また、F35Bが現行機とほぼ同じ運用が見込まれることなどを挙げ、『住民生活への影響は、現状より悪化することはないことが確認できた』と総括した。」と報じています。

 「もう我慢できない際限のない基地強化!F35B配備反対市民集会実行委員会」のビラには、F35B配備の問題点が3点書かれてあります。

 第一は、騒音の増加が予想されるという問題です。

 F35は従来の戦闘機と比べ、レーダーに映りにくい高度なステルス性を持つ垂直離着陸型の最新鋭戦闘機で、B61型の核弾頭を搭載できます。F35は、米国内で配備計画がされている基地周辺住民から騒音への懸念が強まっており、特にアメリカ・バーモンド州のバーリントンでは市議会が撤回を決議し裁判も行われるなど激しい反対運動が展開されています。

 アメリカで騒音問題で裁判が起こるような戦闘機を岩国基地に配備して大丈夫でしょうか。

 第二は、沖縄の負担が増大するという問題です。

 岩国のF35Bは沖縄での訓練が予定されています。その拠点として米軍嘉手納基地に格納庫を建設し、伊江島補助飛行場の着艦訓練場(LHDデッキ)を大幅に拡張・強化。さらに沖縄本島北部の空域を拡大します。これまで、政府も岩国市当局も、口を開けば「沖縄の負担軽減」と言ってきましたが、実態は全く逆です。沖縄も岩国も、負担を押し付けられるばかりです。

 第三は、中国四国地方で低空飛行訓練が増大するという問題です。

 「窓ガラスが割れた」「土蔵が壊れた」「保育園をめがけて飛行している」・・・岩国基地を飛び立った戦闘機が、中・四国地方で低空飛行訓練を行っています。訓練中に高知県の早明浦ダム湖で墜落事故を起こしたこともありました。低空飛行訓練は、戦闘機や砲撃による攻撃を避けながら、敵基地などを攻撃するための技量を磨くものです。民間機も自衛隊機も居住地域での低空飛行訓練は行ってはならないことになっています。米軍だけが全国どこでも自由勝手にしている異常さを許すことはできません。

 昨日の全員協議会の場で「市長の体感ではなく、科学的、物理的な資料を示すべき」などとの意見が出されたようです。

 1日、前述した実行委員会は配備計画などについて住民説明会を開催するよう要望しました。これについて市は「新たな配備ではなく機種変更であり、開催は考えていない」と答えました。

 今朝の朝日新聞は、「なし崩しの基地機能強化でリスクを負うのは市民だ。」と書きましたが、岩国市は、全員協議会で市民への説明を終わりとせず、市民から出されている疑問に真正面から答える住民説明会を開催すべきです。

 村岡知事は、岩国市の対応について「特に違和感はない。判断は判断として受け止めたい。」などと述べたと報じられています。

 県は「これ以上の基地機能強化は認められない」との基本スタンツから、真摯に、岩国市とともに、住民への影響を再検証し、国の回答を行うべきです。

 来年1月、ホーネットに代わって、F35Bステルス戦闘機が10機、同年8月ハリアーに代わって、6機が配備されようとしています。

 F35配備に伴い新たに130名の軍人・家族が岩国に移動する計画もあります。

 岩国市長の配備容認の姿勢は、際限のない基地増強への道であり、認められません。

 先述した実行委員会では、20日(日)午後2時~、岩国市庁舎前芝生広場で、「F35B配備反対市民集会」を行います。

 宇部市からバスを運行します。(詳細は、本ブログ、インフォーメーションを参照ください。)集会への多くの皆さんのご参加をお願いいたします。