議員日誌

星を追う子ども

 新海誠監督のアニメーション映画「星を追う子ども」をDVDで視聴しました。

 時代設定は、1970年代の山間地域。

 主人公は、小学校高学年の少女明日菜。

 丁度、私が小学校時代に生きた風景が広がり、現代の風景はとても懐かしい思いで観ました。

 明日菜は、地下世界の「アガルタ」にから来たシュンに出会います。

 地下世界「アガルタ」の人々と地上人との邂逅を描いたファンタジーの中で物語は深化していきます。

 この映画でも、新海監督が描く風景の美しさ、真摯に生きようとする主人公の健気さに心打たれました。

 地下社会と地上社会の邂逅は、世界各地で物語られており、日本でも古事記など古くから語られているようです。

 阿部智里さんの「八咫烏シリーズ」でも、古事記などからテーマを得たという地下社会の猿と地上人との邂逅が描かれています。

 新海誠監督作品に魅せられている我が家は、これまでに、「ほしのこえ」「言の葉の庭」「星を追う子ども」を視聴してきました。

 残りは、「秒速5センチメートル」です。レンタルビデオ店に行くたびにチェックしているのですが、中々借りることが出来ません。

 それ程に、新海誠監督は時代の寵児となっています。

 最新アニメーション映画「君の名は。」が、8月26日の公開からわずか28日間で、興行収入100億円(観客数774万人)を突破したと中国新聞などが報じました。

 日本アニメで100億円越えは、宮崎駿監督の作品以外では初めてで、これまでの100億円で、日本映画の歴代興行収入ベスト10ですので、その後の収入で、上位に食い込むことは間違いありません。

 今、映画の舞台となった場所を訪ねる若者が増えたり、新海監督の原作小説や挿入歌がヒットしたりしているようです。

 「君の名は。」社会現象になっているようです。

 「君の名は。」を上映している宇部市内の映画館で、多くの中高生が「君の名は。」を観るための列を作っているのを観ました。

 我が家の次男は「君の名は。」を二度観ましたが、次男のようなリピーターも多いようです。

 家族でスタジオジブリを見続けて来た我が家は今、新海誠作品を見続けています。

 新海誠監督は1973年生まれの43歳。これからも作品を作り続けることでしょう。

 これからも新海誠監督を家族ぐるみで応援していきたいと思います。

 新海監督の映画の素晴らしさは、風景と主人公の下向きさでしょうか。

 新しい新海作品を早くも心待ちにしています。

 新海ファンの皆さん、「君の名は。」の感想とその他作品の感想をお聞かせ下さい。

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