月別アーカイブ:2015年1月

厚東川通信No389(2015年1月15日)

仁比聡平参議院議員・大平喜信衆議院議員が長門市を訪れ

 

鳥意インフルエンザ担当者と懇談

 

養鶏農家の損失への支援が今後の課題

 

 十二月二十九日、長門市日置の養鶏場で死亡鶏が増加していることが県に通報され、検査の結果、高病原性鳥インフルエンザと判定されました。
 山口県は、三〇日から感染した三万七千羽の殺処分を始め、一日までに、鶏舎の消毒などの初動防疫措置を完了させました。
 四日、仁比聡平参議院議員と大平喜信衆議院議員は、長門市を訪れ、養鶏関係者や磯部則行副市長らと懇談しました。藤本県議と木佐木県議、林長門市議が同行しました。
 懇談の中で、養鶏農家への支援の問題が出されました。今回、殺処分されたのは、肉用種鶏。鶏肉を以前のように生産しようと思えば、次の種鶏を育てなければなりません。その間どうしても鶏肉の生産量が落ちてしまいます。養鶏農家の損失を国と県が支援することが急がれます。また、再発防止のためにも、老朽化した鶏舎を改修する必要があります。これについても国や県が支援していくことも急がれます。
 日本共産党山口県委員会は、鳥インフルエンザへの対応について、十五日に行う新年度予算要望の中で、村岡知事に対策を求めていくことにしています。

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   長門市役所を訪ね磯部副市長らと懇談

 

万倉の県道に側溝新設工事スタート

 

 宇部市東万倉国近の県道小野田美東線に側溝を新設してほしいという要望が地元住民から出されています。宇部県土木築事務所は「来年3月末までに工事を行いたい」との回答しました。

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 県道小野田美東線に側溝が新設されることに

 

藤本一規選挙事務所開き

 

 藤本県議が4月の県議選に向けて選挙事務所を開設します。
 下記の日程で、事務所開きを行いますので、多数ご参加下さい。
日時 2月14日(土)午前10時から
場所 藤本一規選挙事務所
   宇部市西宇部南4丁目6-5(松岡小児科東隣)

主催 日本共産党北南地区委員会 ℡33-5577

 

一気 

中三の次男が、希望校に合格することが出来ました。次男は、年始すぐの試験でしたので、正月は実家に帰っていません。先日、合格の報告のため実家に帰り、仏壇の前で、亡くなった父に報告しました▼次男は、デザイン科に進学します。父は小学校の教員でしたが、中学校の美術を教える資格があり、家には父の描いた絵や彫刻がありました。、次男に「君にはお祖父さんのDNAがあるんだよ」と話しました。私は、高校時代に交通安全のポスターコンクールで山口県一位になり、美術系の大学に行くことを考えていた時期がありました。次男に、私のDNAも入っているのだと思います▼天国の父も、デザインの道を歩み始めた孫を喜んでいると思います。私も夢に向け歩む次男を応援していこうと思います。県内の受験生の皆さんにそれぞれの春が訪れるよう祈念しています。

岩国基地関係の国の平成27年度当初予算案について

 本日、大谷総務部理事から、「岩国基地関係の国の平成27年度当初予算案について」とする報告が届きました。

 私が先日、本ブログで取り上げた県への交付金=「再編関連特別地域整備事業」は、新年度、歳出ベースで18億5200万円が計上されました。

 「岩国飛行場等における施設整備等」は、昨年度、歳出ベースで588億8700万円だったものが、926億2000万円と大幅に増額されています。

 内訳として、①岩国飛行場内に整備する指令部庁舎、家族住宅等の工事に要する経費、②愛宕山地区に整備する生活支援施設、陸上競技場等の工事に要する経費となっています。

 以上を見ると、空母艦載機部隊の岩国移駐が既成事実化されようとする新年度予算だと言えます。

 一言で言うと「岩国の沖縄化促進予算」だと言えます。

 普天間基地移設の見通しが立つ前の空母艦載機部隊の先行移駐は認められないとするスタンスを県は本当に貫けるのかが大きく問われる局面です。

 沖縄と連帯して、県民の運動を高めて、県に基本スタンスを守らせましょう。

 一方で、住宅防音、周辺環境整備費など基地周辺対策経費は、昨年度より減額されていることも特徴です。

 この点からもアメリカいいなり予算と言えるのではないでしょうか。

 岩国基地関連の新年度予算に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

ドラマ「風の峠~銀漢の賦」

 葉室鱗原作のNHK木曜時代劇「風の峠~銀漢の賦」が15日からスタートします。

 約3年前にこの本を読んでいます。

 家老・松浦将監を演じるのが柴田恭兵さん。

 将監は、持って1年の重い病を抱えています。

 1月11日付しんぶん赤旗日曜版の「ひと」のコーナーで柴田恭兵さんが登場しています。

 柴田さん自身が50代半ばで肺がんで手術を経験します。

 柴田さんは、それ以降、「命を使い切る」思いで、一つひとつの仕事に取り組んでいるとインタビューに答えています。

 将監の幼馴染の源吾を演じるのが中村雅俊さん。

 老境に達した二人の実力俳優の演技の競演が見ものです。

 柴田さんも中村さんも実際は60代ですが、原作では、50代です。

 私たちの年代がどのように生きるかを大いに考えさせてくれる作品です。

 今週から、木曜日の「風の峠」、日曜日の「流星ワゴン」二つのドラマを大いに期待しています。

次男が希望校に合格

 中学三年生の次男は、1月6日に、希望校を受験し、9日に合格との発表を受けました。

 新年すぐの受験だったので、年末年始に家族で様々な行事に参加している時も一人で家にこもってよく勉強していました。

 次男の努力が実って合格できたことを親として大変喜んでいます。

 次男は、正月に、私の実家に帰りませんでした。

 昨日は、私の母に、合格したことを報告しに実家に帰りました。

 そして、仏壇の前で、亡くなった父に、合格したことを報告しました。

 次男は、デザインを学べる高校に進学します。

 父は小学校の教員でしたが、中学校の美術を教える資格があり、家には父の描いた絵や彫刻がありました。

 私は、次男に、「君にはお祖父さんのDNAがあるんだよ」と話しました。

 実は、私も高校時代に交通安全のポスターコンクールで山口県一位になり、美術系の大学に行くことを考えていた時期がありました。

 次男に、私のDNAも少し入っているのだと思います。

 次男には、「私をモデルにイラストを描いて」と要請しています。

 夢への一歩を歩み始めた次男をこれからも応援していこうと思います。

 県内の受験生の皆さんにそれぞれの春が訪れますよう祈念しています。

小説「流星ワゴン」

 重松清さんの小説「流星ワゴン」を読み終えました。

 主人公は、38歳の永田一雄。38歳の父親忠雄と出会う物語です。

 一雄と忠雄は、話もしないような仲。

 一雄の家庭は崩壊した家庭です。

 一雄は、同年齢で出会った忠雄と一緒に、崩壊前の一雄の家庭に立ち向かいます。

 一雄と忠雄に友情のような感情が芽生えます。

 私の父親は、8年前に他界しました。

 大学を卒業し、日本共産党の市議会議員に立候補を決意した頃、父は、小学校の校長でした。

 父は私の立候補に大反対して幾度となく議論しました。

 父が退職し、私に子どもが出来た頃から、父は知人に私の支援を頼んでくれるようになりました。

 今では、父にとても感謝しています。

 ようやく穏やかに話せるようになった頃、父は体調を崩すようになり、思うように話せなくなりました。

 もし、50歳の私の前に、50歳の父が現れたら、どんなに嬉しいだろうとこの小説を読んで思いました。

 子どもたちが思春期に入り、コミュニケーションが取りずらいことが多くなりました。

 もし、子どもが50歳になった時、50歳の私のままで、出会うことが出来たらどんなに素晴らしいことでしょう。

 こんなことも思わせてくれる作品でした。

 不可能なことだから小説になるのでしょう。

 ギクシャクするのが家族。それでも影響し合うのが家族だと思わされました。

 子どもたちとはこれからもギクシャクするだろうけれど、しっかり、向き合っていきたいと思いました。

 重松さんは、この小説を通して、「人生は、ギクシャクの連続だけれど、投げ出してはいけない。明日はくる」ことを訴えたかったのだと思いました。

 一雄を取り巻く環境は最悪だけれど、重松さんは、最後まで一雄にエールを送り続けていました。

 その辺りが、この小説の醍醐味だと思います。

 重松作品は、いつも私を励ましてくれる応援歌であり続けてくれます。

 「流星ワゴン」もそのような作品でした。

 重松さんありがとうございました。

 この小説がどのような映像になるのか、18日スタートのTBS日曜劇場「流星ワゴン」を大いに期待しています。

 

「新基地交付金山口県に20億円」との報道

 今朝の読売新聞は、山口版で、「米軍再編に伴って基地負担が増える都道府県への新たな交付金措置を検討していた政府は、2015年度の政府予算案に、山口県への交付金約20億円を盛り込む方針を固めた。」と報じました。

 朝日新聞は、14年7月21日付で、「山口県も5年間で100億円の交付金を要望」と報道しましたが、この報道と照らし合わせば、20億円交付金が来年度から5年間継続する見通しとなるのでしょうか。

 山口県は、「普天間基地の移設の見通しが立たない前に空中給油機部隊の岩国基地受け入れはしない」との県民公約を破り、KC-130の受け入れを決めました。

 そもそもKC-130の受け入れを検討する中で、山口県は「新たな基地機能強化にはならない」と判断していました。

 山口県は基地機能強化にならないと言ってきたKC-130の受け入れで、「基地負担が増える都道府県への交付金」を受け入れようとしています。

 これは、二重の意味での県民への裏切りではないでしょうか。

 根本問題として、岩国の沖縄化を進める代償として山口県は、交付金を受け取っていいのかどうかが問われます。

 日米両政府は、2017年ごろまでには、米軍厚木基地から空母艦載機59機を岩国基地に移転させる計画です。

 2015年から5年間だと交付金は2020年まで継続されます。

 交付金が交付される期間と空母艦載機部隊の移駐時期が重なります。

 11月県議会で山口県は、「普天間基地移設の見通しが立たないうちに、空母艦載機の移駐のみを切り離して進めることは認められない」との基本スタンスを堅持すると述べました。

 山口県は、11月県議会で、新たな交付金は、「産業インフラ整備や広域観光の進行など、岩国地域のさらなる発展につながるように十二分に活用する」と答え、交付金を受け取る考えを示しました。

 山口県が、今回交付金を受け取れば、KC-130受け入れの見返り金を受け取ったことになるのではないでしょうか。

 今後とも交付金を受け取れば、空母艦載機受け入れを拒否しづらくなることは明らかです。

 山口県は、県民の平和と安全を守ることを最優先にさせ、交付金受け入れを拒否すべきです。

 「普天間基地移設の見通しが立たないうちに、空母艦載機の移駐のみを切り離して進めることは認められない」の基本スタンスを堅持するのなら、交付金を現時点で受け取るべきではありません。

 山口県が米軍再編の負担増に対する交付金を国から受け取ろうとしています。

 このことに対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。