県議会は、昨日閉幕しました。
昨日は、常任委員会と議会運営委員会の委員を選任し、正副委員長を互選しました。
正副委員長と日本共産党県議団の所属委員会を紹介します。
総務企画委員会 藤生委員長(自民) 島田副委員長(自民) 藤本委員(共産)
環境福祉委員会 友広委員長(自民) 星出副委員長(自民) 木佐木委員(共産)
商工労働委員会 上岡委員長(公明) 吉田副委員長(自民)
農林水産委員会 有福委員長(自民) 笠本副委員長(自民)
土木建築委員会 林委員長(自民) 岡村副委員長(自民新生会)
文教警察委員会 二木委員長(自民) 曽田副委員長(公明)
議会運営委員会 守田委員長(自民) 西嶋副委員長(民主) 木佐木委員(共産)
私は、総務企画委員会に所属することになりました。
所管は、総務部、総合企画部、産業戦略部、会計管理局、監査委員事務局、人事委員会事務局、選挙管理委員会事務局です。
久しぶりの総務関係の委員会です。
6月県議会は、参議院選挙のために、通常より早まり、6月12日から28日の会期で行われる見込みです。
県政全般及び、総務企画委員会所管の様々なご意見やご要望を藤本までお寄せ下さい。
内閣府の食品安全委員会プリオン専門調査会は、国産牛のBSE(牛海綿状脳症)検査について対象月齢を現行の「30カ月以上」から「48カ月以上」に縮小する評価案をとりまとめました。これを受け、4月19日、厚生労働省と農林水産省は、都道府県知事らに、「国産牛に関するBSE対策の見直し等について」という文書を発出しました。
内容は、①BSE検査対象月齢を48カ月超にする厚生労働省関係牛海綿状脳症対策特別措置法施行規則を改正し、7月1日に施行することを予定している②全自治体一斉の全頭検査を見直すことです。
国産牛のBSE検査は4月1日から従来の「20カ月以上」から「30カ月以上」に縮小したばかりですが、今回、更に「48カ月以上」に更に縮小されようとしています。
全頭検査は、2001年、国内で初の感染牛が発見された翌月から始まりました。国が検査対象を縮小する中、各自治体は全頭検査を実施してきました。
検査が「48カ月以上」に縮小されれば、肉用牛の9割近くは検査不用になり、国からの補助金は大幅に縮小されます。
山口県では、厚生労働省が、7月1日からBSE検査対象月齢を48カ月超に引き上げようとしていることを受け、県民から意見を聞くための意見交換会を県内3会場で行うことを発表しました。
山口会場 5月16日(木)14:00~16:00 山口県総合保健会館多目的ホール
講師 厚生労働省職員 募集人員100名
周南会場 5月22日(水)14:00~16:00 山口県周南総合庁舎 702会議室
講師 山口県生活衛生課職員 募集人員50名
下関会場 5月24日(金)14:00~16:00 海峡メッセ下関 801大会議室
講師 内閣府食品安全委員会職員 募集人員50名
応募方法は、所定の申し込み書に必要事項を記入し、郵送、FAX、Eメールで送付します。
申し込書は、各県民局、健康福祉センター、下関市立下関保健所及び市町窓口に置いてあります。また、県のホームページから生活衛生課のページを開き、食の安心総合情報ホームページのバナーをクリックし、「意見交換会参加者募集」をクリックすると申込書をダウンロードできます。
問合せは、 〒 753-8601 山口市滝町1-1
山口県生活衛生課 食の安心・安全推進班
TEL083-933-2974 FAX083-933-3079
E-mail a15300@pref.yamaguchi.lg.jp
山口県は、この意見交換会などを受けて、BSE検査対象を決めることにしています。多くの県民の参加を私からもお願いします。
ANAボーイング787型機が、山口・宇部空港を離陸して、香川・高松空港に緊急着陸する事故以来、787型機の運行が中止されていました。
ANAは、9日、6月からボーイング787型機を運航させると発表しました。
ANAは、運航開始の理由として「国土交通省の『耐空性改善通報』の改訂版が発行され、当社が保有する17機に対して、ボーイング社のサポートチームと連携し、順次バッテリーの改修作業を実施している」ことをあげています。
6月から山口宇部空港から羽田便5便の内3便が、羽田から山口宇部空港便5便の内、3便がボーイング787型機になります。
山本知事は、ボーイング787型機運航再会に対し、「ビジネスでの利用客のみならず、観光客の利便性の向上につながり、最優先課題である『産業力・観光力の増強』に資するものとして大いに期待しております。今回の運航再開を機に、あらためて航空会社として安全運航に万全を期し、県民が安心して利用できるよう最大限の努力をしていただきたい」とのコメントを発表しました。
米国と日本の運輸安全委員会などの調査はまだ続行中です。飛行機の翼などを操作するための電気を蓄えるバッテリーが過熱し制御できなくなる「熱暴走」が発生したことまでは分かりましたが、なぜ「熱暴走」したのかという肝心の原因の特定は出来ていません。
6月からボーイング787型機の営業運転が再開される見通しですが、県民の不安は払拭できているのでしょうか。安全を置き去りにした再開は、空の足への信頼を失わせる結果になりかねません。
787型機の運航再開に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
厚生労働省は、10日、国民健康保険の運営を市町村から都道府県に移行した場合の試算をまとめ、社会保障審議会医療保険部会に示しました。
試算は、2010年度の保険料を基に都道府県内の平均額に一本化すると仮定した場合の保険料を明らかにしています。
厚生労働省の資料と昨日の中国新聞の報道を基に、県内の状況を報告します。
保険料を一本化した場合、山口県の一人当たりの保険料調定額は、86890円となり、全国第5位の高さとなります。
県内で最大値上げとなるのは、2万5689円増の周防大島町です。
昨日の中国新聞は、「社会保障制度改革国民会議は、国保の運営を都道府県に移す改革案を軸に検討をすすめている。今回の試算は、保険料負担の激変を強調することで、急速な改革議論に厚労省がくぎを刺した形だ」と報道しています。
しかし、昨年4月に国保の給付財源を「都道府県単位」に統合する国保法「改正」法案が国会で成立しています。また、先述の厚生労働省資料の「スケジュール」には、「市町村国保の都道府県単位の共同事業について、平成27年度から、事業対象を全ての医療費に拡大し、財政運営の都道府県単位化を推進する」とあります。
いずれにしても、社会保障制度改革国民会議など後ろ盾となり、国民健康保険を都道府県単位にする方向が加速していることは確かです。
今日、国保が置かれている状況は危機的です。保険料が高い→滞納が増える→正規保険証が交付されない→症状が重篤化する、などの悪循環がまん延しています。
国保の危機を打開するカギは、国庫負担を元に戻し、国保の財政を安定化させることです。
国の国保に対する財政負担を更に圧縮することが「国保広域化」の目的なら、先程示したような更なる保険料の引き上げによって、国保の危機は更に加速し、「国保崩壊」の状況が増幅します。
今こそ、国民の命綱である国保を守り、充実させる観点での慎重な議論が求められています。
国保に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
9日、毎日新聞は、「米軍岩国基地で7日、米軍機が滑走路の運用時間(午前6時半から午後11時)を超えて着陸した。基地報道部は8日朝、市に『任務のために8日午前0時ごろまで滑走路を使用した」と事後報告した。」と報道しました。
基地側は、米軍機の機種や機数は明らかにしていませんが、市基地政策課によると、7日夜にジェット機とみられる騒音を記録したとも報道されています。
この時期は、オスプレイが岩国基地に飛来していた時期で、7日、8日と事前通告なしで、夜間飛行を行ったことが確認されています。
毎日新聞で報道された米軍機がオスプレイそのものであったか、オスプレイと合同の訓練に参加した戦闘機である可能性があります。
岩国日米協議会の確認事項の中に、「滑走路運用時間(6:30~23:00)外の使用の場合は、市に通報する」とあります。
私は、今年2月の県議会で岩国日米協議会の「確認事項違反があった場合は、米側に抗議すべきではないか」と質問しました。
基地担当の小松総務部理事は「岩国日米協議会での確認事項についても遵守されるべき。これに違反する疑いのある飛行が行われた場合には、国への事実確認等、必要な対応を検討したい」と答えました。
8日朝になって基地報道部が市へ事後報告したこと自体が、岩国日米協議会確認事項違反です。
県は、事実を確認するまでもなく、事後報告したことに対して、岩国市と一緒に、米側に厳しく抗議すべきです。
また、深夜滑走路に着陸した米軍機の機種や機数について事実を明らかにするよう米側に求めるべきです。
これらの対応を行ったのか、来週、県基地対策課に状況を聴取したいと思います。
オスプレイの飛来をはじめ、岩国基地における米軍機の運用実態についての皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
本日の5月臨時議会で、議長・副議長の改選が行われました。
結果を報告します。
議長選での各候補の得票数は次の通りです。(敬称略)
柳居俊学29票、山手卓男10票、加藤寿彦6票、藤本一規2票、佐々木明美1票
投票の結果、議長は柳居俊学氏に決まりました。
副議長選での各候補の得票数は次の通りです。(敬称略)
畑原基成29票、田中文夫10票、西嶋裕作5票、木佐木大助2票、佐々木明美2票
投票の結果、副議長は畑原基成氏に決まりました。
私が県議になって以来、最大会派が、議会2役を独占し続けています。
副議長は最大会派以外から選ぶなど、議長・副議長選挙においても改革が必要ではないでしょうか。
柳居議長・畑原副議長それぞれが、就任のあいさつで「公平・公正な議会運営に努める」と発言しました。ならば、議長選挙の改革から着手すべきではないでしょうか。
議長選挙に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。