内閣府の食品安全委員会プリオン専門調査会は、国産牛のBSE(牛海綿状脳症)検査について対象月齢を現行の「30カ月以上」から「48カ月以上」に縮小する評価案をとりまとめました。これを受け、4月19日、厚生労働省と農林水産省は、都道府県知事らに、「国産牛に関するBSE対策の見直し等について」という文書を発出しました。
内容は、①BSE検査対象月齢を48カ月超にする厚生労働省関係牛海綿状脳症対策特別措置法施行規則を改正し、7月1日に施行することを予定している②全自治体一斉の全頭検査を見直すことです。
国産牛のBSE検査は4月1日から従来の「20カ月以上」から「30カ月以上」に縮小したばかりですが、今回、更に「48カ月以上」に更に縮小されようとしています。
全頭検査は、2001年、国内で初の感染牛が発見された翌月から始まりました。国が検査対象を縮小する中、各自治体は全頭検査を実施してきました。
検査が「48カ月以上」に縮小されれば、肉用牛の9割近くは検査不用になり、国からの補助金は大幅に縮小されます。
山口県では、厚生労働省が、7月1日からBSE検査対象月齢を48カ月超に引き上げようとしていることを受け、県民から意見を聞くための意見交換会を県内3会場で行うことを発表しました。
山口会場 5月16日(木)14:00~16:00 山口県総合保健会館多目的ホール
講師 厚生労働省職員 募集人員100名
周南会場 5月22日(水)14:00~16:00 山口県周南総合庁舎 702会議室
講師 山口県生活衛生課職員 募集人員50名
下関会場 5月24日(金)14:00~16:00 海峡メッセ下関 801大会議室
講師 内閣府食品安全委員会職員 募集人員50名
応募方法は、所定の申し込み書に必要事項を記入し、郵送、FAX、Eメールで送付します。
申し込書は、各県民局、健康福祉センター、下関市立下関保健所及び市町窓口に置いてあります。また、県のホームページから生活衛生課のページを開き、食の安心総合情報ホームページのバナーをクリックし、「意見交換会参加者募集」をクリックすると申込書をダウンロードできます。
問合せは、 〒 753-8601 山口市滝町1-1
山口県生活衛生課 食の安心・安全推進班
TEL083-933-2974 FAX083-933-3079
E-mail a15300@pref.yamaguchi.lg.jp
山口県は、この意見交換会などを受けて、BSE検査対象を決めることにしています。多くの県民の参加を私からもお願いします。
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