本日、安保条約廃棄・岩国基地撤去山口県実行委員会(代表 藤永佳久県労連議長)は、二井知事に対し、「岩国基地へのオスプレイ持ち込み拒否を求める申し入れ」を行いました。私も参加し、県からは、小松総務部理事らが対応しました。
申し入れ書を提出する河済県労連事務局長
オスプレイの安全性が問われる事故が発生しました。13日、フロリダ州でオスプレイが訓練中に墜落し、乗務員5人が負傷する事故です。
申し入れ書は、オスプレイの13日の事故について「安全性に重大な問題があることは明らか」とし、「10日~14日とされる岩国基地への滞在期間は、普天間基地への配備が前提であり、岩国基地に長期にわたって『一時駐機』される懸念もぬぐえない」「『一時駐機』であろうともオスプレイの岩国もちこみを許すことは、配備にこぞって反対している沖縄県民の総意を踏みにじることになる」と指摘しています。
小松総務部理事は、「オスプレイの4月の事故と13日の事故を受け、真に安全性が確保されているとはいいがたい。今回の岩国配備について、県としては反対といわざるを得ない。その事は、知事から防衛大臣に13日に『11日に政務官から受けた申し入れについては棚上げにしてほしい』と求めたところだ」と説明しました。
県としての安全性の見極めについて小松理事は「モロッコの事故の更なる解明の状況を見守りながら、13日の事故の原因解明が一定明らかになる状況を見る必要がある」と述べ、「知事は、13日の事故を受けて、『自分の任期中に事故原因が解明されるかどうかは定かではない』との認識を示している」とも説明しました。
私は、沖縄がオスプレイ受け入れを了とするまで、岩国での一時駐機を受け入れるべきではないと指摘しました。
これに、小松理事は「沖縄への働きかけについては、国が誠意を持って行うべきこと」と述べ、山口県が判断する場合に沖縄の状況を考慮するかどうかについての言明は避けました。
吉田県議団事務局長は「この問題で岩国市との意思疎通は行っているのか」と質しました。
小松総務部理事は「本格的にはこれらかだ」と答えました。
岩国市在住の松田県商連事務局長は「基地が拡大され、港湾機能が強化されたことが、岩国でのオスプレイ陸揚げということに繋がっている。三井化学の工場内に劣化ウランが保管されていることが明らかになったが、このような岩国市の上空をオスプレイが飛行訓練することは認められない。県はオスプレイの岩国駐機に断固反対してほしい」と訴えました。
オスプレイ岩国配備反対を申し入れる交渉団
私は、岩国市の意向を確認することは当然ですが、山口県幹部と沖縄県幹部がこの問題で協議の場を持つことも肝要だと感じました。
13日の事故を受けても、オスプレイを岩国へ先行配備する必要があるのかどうか、皆さんのご意見をお聞かせ下さい。
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