議員日誌

「もし高校野球の女子マネージャーがドラッガーの『マネジメント』を読んだら」を読みました。

 NHKラジオや新聞の広告で「もし高校野球の女子マネージャーがドラッガーの『マネジメント』を読んだら」が紹介されていました。

 新聞にはこの本が100万部特突破したとありましたので、読んでおくかと思い、昨日から読み始めました。

 一気に今日、読了しました。私は大学では社会福祉学部でしたので、経営学とは無縁の人間でした。

 ですからドラッガーの名前をこの本で知りました。難解な本なのでしょうが、岩崎夏海さんが小説の形式でドラッガーの著作を紹介しているのでとても分かり易く読みました。

 ドラッガーとは経営学の父と言われています。

 経営学と聞けば、「いかに儲けるか」と連想し、もっとドロドロした内容かと思っていましたが、「真摯」という言葉が繰り返されるようにとても品格のある内容だと感じました。

 「企業の目的と使命を定義するとき出発点は一つしかない。顧客である。」

 「自らが社会に与える影響を処理するとともに、社会の問題について貢献する。」

 「市場において目指すべき地位は、最大ではなく最適である。」

 「真摯さを絶対視して、初めてまともな組織といえる。」

 これらのドラッガーが言葉通りに各企業が活動すれば、今のような資本主義の弊害が生まれてこないように思われます。

 日本共産党が資本主義の民主的規制を言及しますが、その規制の規範としてドラッガーの言葉は生きるように感じました。

 さて、物語は、題名の通り、野球部の女子マネージャーのみなみがドラッガーの「マネジメント」をバイブルに弱小野球部を改革し、甲子園に行くまでになったというものです。

 奇想天外なストーリーですが、涙あり感動ありで物語そのものもぐいぐい読ませる内容です。

 「自己管理は強い動機づけをもたらす。」

 「働きがいを与えるには、仕事そのものに責任を持たせなければならない。」

 これらのドラッガーの言葉には、親として教訓的な言葉として受け止めました。

 ドラッガーの言葉は、様々な組織の意義や現状を考える上での導きの糸とのしての役割があることをこの本から学びました。

 一般教養としても、ドラッガーをもう少し勉強したいと思いました。

 ドラッガーに詳しい皆さん、ご意見をお聞かせ下さい。

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