月別アーカイブ:2009年7月

かえるくん かえるくん

 今日は、朝から長男は剣道の試合に妻と一緒に行きました。

 私は、子守りの一日です。その中で、末っ子の娘と一緒に二つの行事に参加しました。

 一つは、市内の障がい者施設に通うYさんとNさんとの食事会です。

 彼らとは、障がい者の皆さんの移動権を保障しようと取り組んだ「ひまわり号」以来の知人で、ここ数年、季節に1度、食事会を行っています。

 いつもの食べ放題のレストランに行って食事をしました。

 午後は、娘と一緒に、NPO法人うべ☆子ども21主催のキッズ例会に参加しました。

 今回は、人形劇団ひぽぽたあむによる「かえるくん かえるくん」でした。

 会場には保育園の仲間も沢山参加していて和やかな雰囲気でした。

 子どもたちの笑いに私も一緒に笑いました。最後に、こぐま君が帰ってきた時に、思わず私は、「帰ってきた」と口走ってしまいました。

 一斉に、子どもたちが私の方を振り返りました。思わずはまってしまった私でした。

 子どものころからたっぷりの文化に触れさせることはとっても大切なことですね。

 先ほど妻が息子と一緒に帰ってきました。息子の剣道の成績は今一歩だったようですが、私の肩の荷は下りほっとしています。

学校での芸術鑑賞教室の開催状況について

 本日、日本共産党文化後援会主催の学習会が行われ参加してきました。

 講師は、日本共産党中央委員会学術・文化委員会事務局次長の辻慎一さんです。

 この中で、学校における芸術鑑賞教室の開催状況が全国的に減少していることが話されました。

 鑑賞教室の最大の阻害要因が、「予算がない」ことである。

 この背景には、学校鑑賞教室の費用が、児童生徒負担になっており、公的助成がほとんど存在しないところにあると辻さんは話されました。

 そして、日本共産党国会議員団は、芸術鑑賞教室への国による助成拡大を要望していることも話されました。

 文化庁は、学校における鑑賞教室等に関する実態調査を行っています。最新の調査は、2008年版(平成19年度調査)としてまとめられています。

 山口県の実施率はどうでしょうか。H19年度の鑑賞教室の実施率の平均は、68.9%。山口県は、56.8%と全国平均を下回っています。

 中国地方は、どうでしょう。鳥取県62.7%、島根県58.8%、岡山県76.4%、広島県65.6%と山口県は、中国5県の中で最低の実施率です。

 文化庁の調査報告書では、都道府県格差を指摘しています。全体で、92.8%~43.2%と大きな差があります。

 その上で報告書は「都道府県ごとの実施率上位5府県をみてみると、宮崎県(92.8%)、大阪府(85.2%)、山形県、長野県(84.5%)、奈良県(81.9%)となっている。大阪府を除く4県は鑑賞教室に対して何らかの支援を行っている割合が100%に近く、生徒負担も全国平均を下回っている」と指摘しています。

 山口県は、なぜ、鑑賞教室の実施率が低いのか。高い自治体と比べて何が問題なのか調査し、今後の議会で発言していこうと思います。

 今日は、大変有意義な学習会でした。

空手道場の練習に久し振りに参加

 息長く通っている空手道場ですが、6月県議会のため、息子の送り迎えはしていましたが、自らの練習は少々サボっていました。

 昨日、久し振りに息子と参加しました。今月26日は、道場主催で「山口県ジュニア空手道選手権大会」が行われます。

 私は、大会役員として参加しますが、息子は別の行事と重なり参加できません。

 道場に通う子どもの多くは、この大会に参加するために、昨日の練習は、実践中心でした。

 柔軟体操の直後から、組手形式で、ミット打ちです。試合時間と同じ3分間、パンチとキックを連打する練習でしたが、途中でフラフラになりました。

 また、ミットを持つ側としても、黒帯の方が相手でしたので、手加減して打っていただいても、胸の骨に響きます。

 練習不足を痛感し、汗だくの1時間半でした。しかし、息子と一緒に帰る車中は、いつも充実感にあふれています。

 さて、息子は、今月の大会には出場しませんが、8月30日に広島市で行われる「全中国空手道選手権大会」に小学4年の部に出場します。

 息子も県外の大会に出場するのは初めてです。総選挙の日程で、応援に行けるかどうか分かりませんが、道場への送り迎えに精を出すことで、息子の応援をしたいと思っています。

 私自身は、週1回は道場に行けるように時間をやりくりしたいと思います。この夏、いい汗を流すために。

読書貯金

 小学生の子どもたちは、明日終業式で夏休みに入ります。今日は、期末懇談会で、担任の先生から通知表をいただきました。

 2年、4年、6年と3人の子どもの担任の先生と懇談しました。

 我が子に共通しているのは、手先で行うことや体を動かすことが好き、人の面倒みがいいことなどでしょうか。

 しかし、共通した問題は、字が汚い、早とちりが多いことでした。

 子どもは親の鏡と言われますが、自分の事を言われているようで反省しました。

 通知表は子どものいっそうの成長を願うためのものと2年生の担任の先生から言われました。大いに子どもを今日は、励ましてやろうと思います。

 さて、我が家では、この夏、読書貯金に取り組みます。それぞれの貯金箱を作って、1冊読んだら100円のお金を貯金していきます。

 そして、8月末には、貯金箱のお金を自分のために使っていいというルールです。

 読んだ本は、感想文にして、親がチェックして、100円を貯金箱に入れるというしくみです。

 早くも3男が100円をゲットしました。長男・次男は、厚い本を選んで、今日も格闘していました。

 私も子どもたちに負けじと読書貯金を始めました。

 第一冊目は、昨日読み終わった城山三郎著「官僚たちの夏」で100円貯金しました。

 私は、10月に中国に旅行に行く予定なので、それまで貯金をして、お土産代にあてたいと思っています。

 感想ノートには、「主人公の風越は、愛すべき官僚である。大企業の社長にも、大蔵省にも、代議士にもはっきり物を言う。こんな官僚が今でもいるのだろうか。古き良き時代の官僚像なのだろうか。」と書きました。

 この作品は、ドラマ化もされているので楽しみです。

 さて、我が家では、大いに本に触れる夏にしたいと思います。子どもちの貯金は、夏休みが終わった段階で、いくらになっているのでしょうか。

 私の貯金も含めて、夏の終わりに報告いたしましょう。

原水爆禁止国民平和大行進が宇部市を通過

 原水爆禁止国民平和大行進が昨日から宇部市に入りました。

 昨日は、午後に、常盤公園から宇部市役所まで行進しました。

 そして、今日は、10時に宇部市役所を出発して小野田を目指しました。

 今日の行進には、5歳の娘と一緒に参加しました。

 市役所前の出発集会では、山口県被団協の竹田会長が、被爆体験を話されました。

 竹田さんは、広島で被爆。目が飛び出した人や皮膚が垂れ下がった人など地獄絵だった様子を語りました。

 その上で、竹田さんは、世界にある5万発の核兵器を使わせないために力を尽くそうと訴えを締めくくりました。

 その後、通し行進者の竹田さんと岡田さんが紹介され、行進がスタートしました。

 娘と順調に歩みを進めていますと、雲がどんどん黒く厚くなってきました。ついに、宇部中央バス停を過ぎた頃から雨が降り始め、宇部新川駅前の手前あたりから豪雨になりました。

 急いで、建物の軒先に娘と非難して、宇部新川駅からバスに乗って帰りました。冷えた体を熱い風呂で温めて、娘を保育園に送っていきました。

 これも娘と私の良い思い出になりました。平和を守る大変さが少し分かった一日となりました。

 09.7.15 005.JPG

    平和行進が市役所前を出発しました

サヘル・ローズ

 NHKラジオのインタビューの再放送を偶然聞きました。

 ゲストは、サヘル・ローズさん。

 彼女の人生は、過酷と奇跡の連続のようです。

 まず、彼女は、イラン・イラク戦争の最中、イランのクルディスタンで11人兄弟の末っ子として生まれます。

 彼女が4才の時、激しい空爆で、両親・兄弟を全て失います。

 偶然、ボランティアでフローラに助けられ、九死に一生を得ます。

 それから孤児院で過ごしますが、フローラがサヘルの母親になってくれることになりました。

 フローラの彼の住む日本にサヘルはやってきます。

 フローラと彼は別れ、ホームレス生活を経験しますが、何とか日本で、二人の生活が始まります。

 そして、様々な人々の出会いで、サヘルは大学を卒業し、演劇の専門学校に通いながら、ラジオのレポーターなどの仕事をはじめました。

 最近では、NHKドラマ「風に舞い上がるビニールシート」で、ピアニスト役として出演するなど、女優としての仕事も増えています。

 以上が彼女の歩んで来た道ですが、誰も経験できない激動の人生です。

 彼女には、夢があります。それは、故郷のイランで、孤児院を建設することだそうです。

 そして、彼女は、戦争の真実を語りたいとも話しています。

 今日は、ラジオで彼女の話に釘付けになりました。とても日本語が上手で、知的な女性だと感じました。

 私は、書店で彼女の「戦場から女優へ」という本を買い、ちょうど半分読みました。ラジオではなかった彼女の苦労も詳しく描かれています。

 感動が2倍です。続きは一気に読めそうです。

 そして、いつか、彼女の話を直接聞く機会を山口県で持ちたいと思いました。

 これが、近い将来の私の夢となりました。

 「サヘル・ローズ」。私は彼女を応援していきたいと思いました。

 彼女の人生に私の人生が大いに励まされました。ボヤボヤしている訳にはいきません。

 サヘル・ローズさん今日はありがとうございました。そして、いつか山口にお話に来てください。お会いいたしましょう。