議員日誌

2012宇部市新春のつどい盛大に

 本日、2012年宇部市新春のつどいが宇部市総合福祉会館で行われ、約200名の市民が集いました。

 新春のつどいでは、建設山口宇部支部の肥塚書記長、山口民医連三藤副会長が来賓あいさつを行いました。

 その後、五十嵐ひとみ衆院山口三区予定候補、石村衆院比例代表予定候補があいさつを行いました。

 私は、地元県議・市議を代表してあいさつを行いました。

 あいさつの内、米軍再編問題の部分の要旨を掲載します。

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  先月まで、岩国基地問題で、二井知事と対決していました。それは、普天間基地移設の見通しが立たないうちに、空母艦載機の移駐のみを切り離して進めることは認められない」と言う知事が、空母艦載機移駐を前提に家族住宅をたてるための用地として愛宕山開発用地を国に売ると表明したからです。しかし、ここに来て二井知事とも一点共闘しなけらばならない情勢です。2月8日に、日米両政府が、「在日米軍再編に関する日米共同報道発表」を行いました。これまでは、沖縄海兵隊1万8000人のうち、8000人をグアムに移転する計画を、グアムに4500人しか移転しない計画に変えようというのです。ならば、沖縄海兵隊3500人の新たな移転先を決めなければなりません。その移転先の一つが、岩国基地で1500人規模の移転を検討してほしいという要請が米側から日本にあったという報道が行われました。
 これまでの米軍再編計画で、岩国基地には、厚木基地から空母艦載機59機と隊員と家族をふくめ4000人の移転が計画され、普天間から空中給油機12機の移駐が計画されています。
 「これ以上の負担増は認められない」とする二井知事は、明日、玄葉外務大臣と田中防衛大臣に会い、この要望書を手渡します。この要望書には、「報道されているような在沖縄海兵隊の一部が岩国基地に移設することについては断固反対であり、また、このような事態にならないことが日米間で明確にされるまでは『愛宕山開発用地』の売却についても留保せざるを得ない」と書かれてあります。この点では、二井知事はあっぱれです。
 二井知事と私たちが共闘しなければならないほど、野田政権は、自民党以上に自民党的な政権だということだと思います。

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 2部では、董童子の太鼓など、様々な出し物で賑わいました。

三男の版画が小学校版画展で入賞

 小学校4年生の三男の版画が、今年度宇部市小学校版画展で入賞しました。

 湖水ホールで展覧会が行われているということで、先程、小学校1年生の娘と行ってきました。

 三男の作品は、友だちと自分をアップにした作品です。

 力強いタッチで、いい表情が出ていると思います。

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     左が三男本人で、右が友だちです。

 西宇部小学校関係では、1年2組の共同制作の作品が展示されていました。

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 西宇部小学校1年2組の共同製作作品です。

 我が家では、図工は、次男が得意だとなっています。三男が絵画展などに選ばれるのは初めてではないかと思います。

 三男の成長を実感した展覧会でした。

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 風邪から立ち直り、気分は最高の展覧会でした。

知事と岩国市長が月曜日に外務・防衛大臣に要望

 13日の月曜日に、二井知事と福田岩国市長が、玄葉外務大臣と田中防衛大臣に、「在日米軍再編の見直しに係る」要請を行う予定であるとの報告を受けました。

 2月8日、日米両政府により「在日米軍再編に関する日米共同報道発表」が行われ、グアムに移転する海兵隊や部隊構成や人数についても見直しがされることになりました。

 それに先だって、グアムへ移転するとされていた在沖縄海兵隊の一部が岩国基地に移駐することについて米側から打診があったとの報道がありました。

 要望書案は、「これに関し地元には事前に何の連絡もなく、これが事実だとすれば、これまで国の外交・防衛政策には協力するとの姿勢で対応してきた県や市に対する背信行為であり、地元は国に対して強い不信感を抱いている」と述べています。

 更に、「報道されているような在沖縄海兵隊の一部が岩国基地に移駐することについては断固反対であり、また、このような事態にならないことが日米間で明確になるまでは、「愛宕山開発用地」の売却についても留保せざるを得ない」としています。

 国は、岩国の実情を全く理解していないと言わざるを得ません。その上で、知事と市長の国への要望の内容と、愛宕山開発用地売却留保の判断は妥当だと考えます。

 日本共産党も国などに対し必要な要望を行っていきたいと思います。

 この問題に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

「葉室鱗」を読む

 葉室鱗さんの存在は、昨年まではほとんど知りませんでした。

 書店に「蜩ノ記」が置かれているのを見て、「読んでみようかな」と思ったことがあった程度です。

 そして、「蜩ノ記」が第146回直木賞受賞。

 それを報じる毎日新聞の葉室さんのインタビューが忘れられません。

 葉室さんが大学4年生の時、「追われゆく坑夫たち」などで知られる筑豊の記録文学作家の上野英信さんを訪ねた経験があるそうです。

 そこで、葉室さんは、インタビューに「僕が歴史の中の敗者を追うのは、弱者に優しい上野作品に引きつけられた若いころの思いが根っこにあるのかもしれない」と答えています。

 この記事を読んで、葉室さんの作品を読もうと決意し、「蜩ノ記」「いのちなりけり」「銀漢の賦」を立て続けに読みました。

 「蜩ノ記」では、羽根藩、「銀漢の賦」では、月ヶ瀬藩という九州の架空の藩の下級武士を主人公に生きる意味を読者に説きます。

 「蜩ノ記」の秋谷と「銀漢の賦」の源五。受けた苦難に差はないと思われますが、対象的な結末です。

 しかしながらどちらも佳作。映像化を期待します。個人的に、私は、源五の人生に憧れます。

 葉室作品は、藤沢作品の海坂藩に通じます。

 文庫「秋月記」の解説で、文芸評論家の縄田一男さんは、「現時点において、葉室作品は、藤沢氏のそれを超える可能性を持った唯一の存在である」と語っています。

 私は、縄田さんの言葉を信じてこれからも葉室作品を読み続けていこうと思います。

 「オール読物2月号」で「藤沢周平大特集」がありました。

 藤沢周平が業界紙の記者だった時代のコラムが掲載されており大変興味深いものでした。

 この特集に、葉室鱗さんが「ラスト一行の匂い」と題する文章を寄せています。

 葉室さんは、「藤沢作品に描かれる藩の家老や出世したひとびとは、『万骨』の中のひとりとして生き、悲しみを負っている。その鬱屈や慟哭を見逃さない鋭い眼差しは、取材の中で培われた『記者の眼』だ」と書いています。

 葉室さんも、地方紙の記者としての経験を持っています。「銀漢の賦」の中の将監が憎めないのは、葉室さんにも『記者の眼』があるからでしょう。

 これらの葉室作品に大いに期待します。葉室ファンの皆さん。感想をお聞かせ下さい。

インフルエンザが猛威を振るう

 全国的にも、山口県内でも、インフルエンザが猛威を振るっています。

 子どもたちが通う西宇部小学校でも今日現在63名の子どもがインフルエンザで欠席しています。

 我が家でもインフルエンザは猛威を振っています。まず、り患したのが、三男。先週の3日(金曜日)にインフルエンザと診断され、7日の火曜日から登校しています。

 次に、私がり患。日曜日の行事に参加中、背中に寒気が。月曜の朝には、咳症状もあり、受診。インフルエンザと診断されました。

 火曜日から熱は下がったので、明日以降に仕事を再開しようと思っています。

 次に、り患したのが、長男。火曜日の朝から高熱。私が病院に連れていくのも余りなので、妻が仕事を早退し、受診。インフルエンザと診断されました。

 今日から熱は下がったので、順調にいくと、金曜日から登校できるでしょう。

 そして、今日、り患したのが、次男。朝から咳をしてしていたのですが、今日帰って熱を計ったら38度を越えています。

 私も病み上がりですが、一緒に受診。インフルエンザと診断されました。今、最初のタミフルを飲んで横になっています。

 次男は、順調に熱が下がって来週から学校に行けるかどうかというところでしょうか。

 り患していないのが、妻と長女。女性は強しという所でしょうか。

 平熱になって、二日を経て、三日目に登校させるなど、親も落ち着いた対応が必要なのかも知れません。

 私も月曜日、火曜日は、じっくり休むことができました。

 読みかけの本も数冊読むことができました。

 今、読んでいるのは、先日、直木賞を受賞した葉室鱗さんの本です。

 受賞した「蜩ノ記」に感動し、「いのちなりけり」を読み、今日、「銀漢の賦」を読了しました。

 次は、「秋月記」を読もうと構えています。

 そして、今、読みかけにしていた山崎豊子さんの「運命の人」を読んでいます。文庫本の2巻をほぼ読み切ったところです。

 ドラマも一回も欠かさず見ています。ドラマも3巻に話しが以降しそうなので、この休みに原作を読み進めておきたいところです。

 病気をして健康のありがたさが分かります。

 今回は、インフルエンザですので、周りに迷惑をかけてならないと少しゆっくり休みを確保しました。

 眠りから覚め、読書して、眠る。そして、読書をして眠る。こんな時間も、時々必要ですよね。

 「蜩ノ記」以来、読み続けている葉室鱗さんの作品については、明日あたり詳しく感想を書きたいと思っています。

海兵隊の岩国移転1500人程度の報道について

 中国新聞の昨日、「在沖縄米海兵隊のグアム移転に関する日米両政府の見直し協議をめぐり、米政府が日本政府に対し、沖縄からグアム以外に移る約3300人のうち、1500人前後を岩国市の米軍基地に移設、常駐させることを打診していたことが6日、分かった」と報道しました。

 今日の朝刊各紙でも「在沖の海兵隊の一部を岩国へ」とする報道が大きく行われていました。

 私は、この事実について県の認識を質しました。先程回答が帰ってきました。

 まず、在沖縄米海兵隊のグアム移転に関する岩国基地への移転報道についてです。

 県は、「2月6日夜、一部報道を受け、防衛省に事実確認を行ったところ、翌7日、「在沖海兵隊を岩国に移駐させることについて、日米間で協議は行っていない」との回答があった」との認識を示しました。

 次に、今後の対応についてですが、県は、「基本スタンス(①地元の意向を尊重する②これ以上の負担増は認められない③普天間基地移設の見通しが立たないうちに空母艦載機の移住のみを切り離して進めることは認められない)を堅持して対応する」との認識を示しました。

 防衛省が言う「日米間で協議は行っていない」というのは、米側から打診はあったが、正式な協議を行っていないというのでしょうか。引き続き注視する必要があります。

 岩国基地は、厚木から空母艦載機部隊の移駐、沖縄から空中給油機部隊を受け入れようとしています。その上、更に沖縄から海兵隊1500人というのは到底認められません。

 また、米軍再編を見直す協議が日米で行われていることは、極めて重大です。

 米軍再編の内、普天間移設は切り離して考えるという方向で議論が日米で行われているようです。

 日米協議はパッケージです。少なくとも、日米両国が普天間の見通しが立たないことを認めたものと思われます。

 ですから、空母艦載機の岩国移駐だけが、進められることは認められません。これは、県の基本スタンスの立場から見ても当然と思います。

 知事は、昨日の記者会見で「普天間移設と岩国への艦載機移駐のパッケージは維持されている」との考えを示したと報道されています。

 私には、知事の論拠が理解できません。

 しかしながら、国は、米軍再編の見直し作業の内容を関係する自治体に正確に説明する責任があります。

 いずれにしても、基地のたらい回しはご免です。沖縄にいらない基地は、岩国にも全国にもいらない。

 米軍再編の見直しをはじめるのであったら、在日米軍基地を本国に帰し、抜本的に基地撤去を協議のテーブルに上げるべきです。

 岩国をめぐる米軍再編問題に対する皆さんのご意見をお聞かせ下さい。